「オリーブオイルソムリエ 」の大きな夢を聴いてください

こんにちは。オリーブオイルソムリエのトミー（富田拓也）と申します。

「オリーブオイルソムリエ？」そうなんです。初めて聞く方がほとんどだと思います。この資格を取って10年経ちますが、未だに9割以上の方から「初めて知りました！」というお声をいただきます。それも当然です。ジャンルがコア過ぎるのです。

しかし、ここが今回の挑戦の大きなポイントです。僕は10年間オリーブオイルの販売をしてきましたが、この資格の重要性をより大きく感じております。日々、高品質なオリーブオイル作りに一生懸命な生産者さんのために、もっとこの分野を広く伝えたい！！このまま販売だけしてては広がるはずはない！！そう思い「ジャンルがコア過ぎる」なりに挑戦の場をSNSに移し、クラウドファンディングに至りました。さらに企業に勤めていると「個人の発信」に大きく規制がかかります。サラリーマンも辞めました。

そしてこれが、個人で活動するようになってから一番の大きな企画です。なぜそこまでやるのか、是非良かったら聞いていただけると嬉しいです。

オリーブオイルって結局よく分からない

オリーブオイルに関する質問で一番いただくご意見がこちらです。

オリーブオイルは何年も輸入量が増え続けて家庭にあるのが当たり前の存在にはなってきました。品質の良いオリーブオイルもどんどん入ってきます。しかしその影響もあってか

種類がたくさん増えすぎて、余計何を選んで良いかよく分からない

今のオリーブオイル業界の現状はここです。インターネットで調べても好みの物が出てくるわけではありません。それどころか、情報源が曖昧な誤った記事が拡散される場面を多く見ます。正しい情報を分かりやすく発信する人がもっと増えて欲しい。「結局よく分からない世界」では、毎年品質の改善に命を懸ける生産者さんが浮かばれないのです。

そんな「新しい時代」を作るための鍵となる日本人生産者さんが今回の主役です。

コロナに阻まれた日本人オリーブオイルソムリエの現地での挑戦

みなさん、このプロジェクトはご覧になったことがあるでしょうか？

本物のオリーブオイルを南イタリアから広めたい！プーリアのオーガニック農家の挑戦！

イタリアで活躍中の日本人オリーブオイルソムリエのゆりえ（足立友里絵）さんが現地イタリアで本気でオリーブオイルを作り、世界へ伝えていく。この活動が1年前にCAMPFIREで始動し、プロジェクトは大成功。ところがその後訪れたのがコロナウィルスの蔓延。商品の良さを伝えるための絶好のチャンスである「見本市」は、世界ではもちろん、日本でも中止を余儀なくされました。

今オリーブオイルは旬の時期です。香り高い搾りたてのオイルをみなさんに味わっていただきたいのにそれができない。せっかく育てたオリーブを前に農家さんのことを想うと胸が締め付けられる思いです。

オリーブ農家さんの次の1年は、今年生産したオイルがしっかり売り切れるかどうかで決まってきます。少しでも力になりたい。個人でできることはわずかですが、なんとかしたい！！

そこでまず数十本ほどゆりえさんのオイルを仕入れることにいたしました。ですが、ただこれをリターンに出すというだけでは今までの販売となんら変わりはありません。なぜこのオイルなのか、なぜゆりえさんなのかを共に伝えていくのが今回のプロジェクトの趣旨です。

オーガニック・空輸というこだわり

オーガニックが全てではありませんが、活動は全力で応援しております。それを求めている方がいらっしゃるからです。ゆりえさんも自身の「化学物質敏感症 」からオーガニックの重要性を感じていらっしゃる方の一人です。

どの植物でも大敵は「災害」と「虫」。特にオーガニック栽培は一年中害虫との戦いです。人件費もかかりますし、収穫量も多くはなりません。当然、価格も高くなりますがそれでも挑戦を続けるためには適正な値段で売らなければなりません。ゆりえさんのオリーブオイルは決して安くはありませんが、それを求める方のところへ届ける必要があります。

さらに、発送は全て空輸というこだわり。現在日本の市場で売られているオリーブオイルはほとんどが船便です。理由は一つ。輸送コストがかからないからです。条件にもよりますが、空輸便の方が輸送料は5~10倍近くかかってしまいます。

ですが、自分自身10年間の販売で何度も感じさせられました。船便は品質が劣化するリスクがとても高いのが事実です。赤道を通るため、その際のコンテナの温度にオリーブオイルはほとんど耐え切れません。完全に劣化してしまうわけではありませんが、現地そのものの味わいとは程遠いものが日本に到着する確率の高い輸送方法です。

搾りたてのオリーブオイルって本当に感動するくらい自然を感じさせる香りを持っているんです。草原を転げまわるようなグリーンの香り、これを現地で体験して自分もオリーブオイルの道に進むことを決意したくらいです。

もちろん、今回の品質は完璧。2019年産も1年経っているとは思えない状態の良さです。今回用意する50本のオリーブオイルについて触れておきます。

オリーブオイルは今が旬

オリーブオイルに旬があることをご存知でしたか？秋に搾ってそれを次の秋まで売るので今が旬なんです。ワインと違って熟成はできませんから、香りが一番高いのがこの時期なんです。この搾りたての芳しいグリーンの香りは来月、再来月では味わえません。味わいたいとなれば一年後です。

さらに、収穫時期の初めに手摘みのみで収穫された希少なオリーブオイルを20本のみ用意しました。現地で500本のみの生産です。コロナで現地に行くことができない中、是非生産地の風景を感じさせる香り高い搾りたてオイルを味わっていただきたいと思います。

昨年のオイルの状態が素晴らしい

オリーブオイルは搾りたてでないとダメかというとそんなことはありません。状態の良いオイルは1年経っても2年経っても美味しいことがあります。市場に売られているほとんどのオイルは1年経つ前に保存状態の悪さによって劣化してしまっているのが現状です。特に小売店に並んでしまうと、管理は難しくなってしまいます。蛍光灯の光や直射日光で何か月もさらされたオイルは封を開けていなくても状態は変わってしまうのです。

今回輸入して一番驚いたのはこの昨年のオイルの状態の良さ！まだまだ香りもしっかりありますし、苦味、辛味も感じられ、ポリフェノールの高さを感じます。そうです。オリーブオイルに感じる苦味や辛味が抗酸化作用のあるポリフェノールなのです。

今回のオイルは搾りたても2019年産もどちらも品種は「コラティーナ」。オリーブの中でもポリフェノールの含有量が高いものとして注目されている品種なんです。この苦味や辛味は料理に振りかけるとスパイスになってくれるから不思議。厚切りのステーキなどにも、このオイルと塩だけで十分。ルッコラやハーブを添えたような演出をしてくれます。

ゆりえさんの想いを聴いていただきたい！！

今回リターンの一つとして生産者「ゆりえさん」との対談を設けております。

こういった生産者さんを招いてのセミナーは日本で開催しようとすると、とても費用が高くなってしまいます。もちろん日本の農家さんを当たるという手もありますが、イタリアと日本では気候も品種も、農地の広さも全く違います。イタリアで最前線で活躍されている農家さんのお話が聞ける機会はとっても貴重です。

今回は自由に質問できる対談参加券を【限定10名様】にご用意します。関係者の方やオーガニック栽培に興味がある方は必見です。今回は「オーガニック栽培の舞台裏」についてたくさん質問させていただこうと思っております！

そして見るだけも1000円というリーズナブルなお値段でご用意します。もちろん、アーカイブでもご覧いただけます。生産の裏側が聴ける貴重な機会を是非ご覧ください。

資金の使い道

商品代金、手数料を除く、全額を次回の輸入拡大のための費用や生産者訪問の費用に使用させていただきます。

少しでも応援していただけたら嬉しいです

次回輸入は2021年2月を予定。今回の反応を見て、予約販売のような形で再度プロジェクトを立ち上げる予定です。まず、この第1回目が成功するかどうかがポイントです。他のプロジェクトよりも目標金額は低いですが、一回で終わらないようにすることが一つの目標です。コロナのようなウィルスが来ても、害虫が大量発生しても生産者さんが挑戦を続けられる世界を作ることが最終目標です。

さらに今後、オリーブ栽培で有名な香川県小豆島の農家さんとの対談や、山梨県の国産バルサミコ酢に挑戦しているメーカーさんなど、様々な「挑戦している生産者さん」を取り上げていく予定です。生産者さんが作ることに集中できる環境を作りにいきます。販売だけでなく、「伝えること」に一生懸命進んで参りますので、どうぞご支援をよろしくお願いいたします。

※本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。