こんにちは!
今回は私たちが校舎を建設しようとしているポーセレイ小学校についてのお話です。
ポーセレイ小学校には現在一階建ての校舎が一つと、幼稚園として使っている小屋が一つあります。
しかし、すぐに新しい校舎を必要とするような問題が多くあります。
1. 外でも授業
現在は、
幼稚園生6人、一年生47人、二年生49人、三年生33人、四年生33人、五年生31人、六年生24人の合計223人の生徒が通っています。
唯一あるこの校舎には教室が3つ。
1教室は職員室として使っているため、授業に使用できる教室は2教室しかありません。
2教室では、午前と午後の二部制にしてもすべての学年が授業を受けることはできません。
そのため、黒板に穴が開いた、屋外の給食室でも授業をしています。
2. 小屋の雨漏り
さらに、幼稚園として使っている小屋は屋根が傷んで雨漏りしてしまっています。
カンボジアには雨季があり、
スコールが降った時には部屋の中まで雨が入ってきてしまいます。
3. 遠くの小学校に通っている子もいる
ポーセレイ小学校の学区に住んでいるのにも関わらず、教室が満員になっているために時間をかけて遠くの他の学校に行かなければいけない子どもたちもいます。
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私たちはここにもう一つ校舎を建て、
3教室を増やそうとしています。
あと3教室あれば、223人全員が屋内の教室で勉強できるようになり、人数の多い1、2年生をそれぞれ2つのクラスに分けることができます。
ではなぜ、私たちがこのポーセレイ小学校に校舎を建てたいか。
それは、ここに通う子供たちが大好きだからです。
ポーセレイ小学校の子供たちはみんな
いつもキラキラの笑顔で私たちを迎えてくれます。
私たちを見つけると駆け寄ってきて
手を繋いでくれたり、
「おんぶしてー!」と背中に登ってきたり、
ぎゅっと抱きついて離れなかったり。
言葉も通じない私たちに
愛を持って接してくれます。
本当に可愛いんです。
そして、遊ぶ時も全力で楽しんでくれるので
私たちも全力で走り回ります。
鬼ごっこをしたり、
(カンボジアではしーっのポーズがバリアになるみたい)
大縄跳びをしたり、
はないちもんめをしようとして
ルールを説明できなかったり(笑)
手を繋いで回るだけで、大笑いしてくれました。
気づくといつも私たちの方がヘトヘトになっています。
「今日はもう帰るよ」と言うと、
「また明日も来る?」と楽しみにしてくれる。
そして、お別れのキスやハグをみんなにして回ってくれます。
私たちがゲストハウスに戻るバンを
追いかけて見送ってくれたりもします。
私たちは、ポーセレイ小学校の子供たちから
元気をもらい、愛をもらい、
言葉が通じなくても心は通じ合えることを教えてもらいました。
校舎をプレゼントすることで、学校が今よりも集中して勉強できる場所になれば、子どもたちはもっとたくさんのことを知ることができます。
大好きなこの子達の成長をずっと見守ることはできないけれど、少しでも未来の可能性を広げる手伝いがしたい。
子供たちの「やりたい」ことに出逢って、それを実現する力をつけてほしい。
他にも困っている小学校はたくさんあると思います。
だけど私たちはたまたま出会ったポーセレイ小学校の子供たちを、目の前のこの子たちをまず笑顔にしたいから。
だからポーセレイ小学校に校舎をプレゼントします。
ここから笑顔の輪が拡がって、
カンボジアが今よりも少しだけhappyに溢れた素敵な国になるかもしれません。
"ワクワクで、出逢うみんなをhappyに"