久しぶりの更新になってしまいました。
昨年、わたしたちが畑を失うことになってから、早いもので一年が過ぎました。
みなさんに支えられ、このクラウドファンディングに挑戦した時から、一年。
「もう一年」なのか「まだ一年」なのか。
わたしたちにとっては、必死で、夢中でがむしゃらに駆け抜けてきた一年であり、とても長い年月を過ごしたような感覚があります。
春、何もないところからのスタート。
少しずつ、農機具など必要なものを揃えながら、いただいた貴重な支援金を無駄にしないように工夫しながら農地づくりに励んできました。
育てる作物や作付計画なども、従来通りの方法でひと通り試してみることにしました。
今年はまず土台作りで、みなさんにお届けできる作物を育てられるようになるまでは、少し年月が必要だろう。
そう思っていましたが、偶然お借りできた農地が昨年までしっかりと活用されていた畑だったことが大きく影響し、想像を遥かに超える今年の5月から、少しずつ野菜の販売を始めることができました。
素晴らしいご縁に恵まれたことを、本当に感謝しています。
夏には、悪天候などあったものの、わたしたちの看板商品とも言える「糖もろこし」の販売も行なうことができました。
秋から冬にかけては、やはり従来通りの方法で、これまで栽培してきたものを同じように育ててみました。
現在、すっかり冬本番になった塩尻市の農地には、氷点下の中で頑張っている野菜たちが、まだたくさん実っています。
朝晩の冷え込みは厳しいですが、日中暖かくなれば、萎れている野菜もその生命力によって復活し、収穫を続けることができます。
これが一日中氷点下となる「真冬日」になると、さすがにもう限界。
真冬日を迎えるか、雪が本降りになるか、どちらが勝つか分かりませんが、できるところまで頑張りたいと思っています。
今年一年を通して、分かったことがたくさんありました。
それは土地の気候であったり、土質だったり、人との関わりであったり。
多くを学べる機会をいただけたことに、本当に感謝できます。
また来年からも、さらに経験を重ねていけるよう頑張りたいと思います。
引き続き、どうぞよろしくお願いいたします。
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先日、支援いただいた「漆原ファミリー 」が農園に来てくれました!
その様子を少しだけ紹介させていただきます。
漆原ファミリーは、わたしたちが野菜の販売を行なっている「ポケットマルシェ」のユーザーでもあり、数年前からお付き合いさせてもらっている仲良しさんでもあります。
今回は新しい家族(赤ちゃん)も含め全員での来園!本当に嬉しい!!
寒すぎて、畑には長い時間いられませんでしたが、限られた時間を思う存分楽しみました。
農園の野菜を使ったお夕飯を一緒に囲んで、楽しい時間を過ごしました。
翌日は冷え込みが厳しく畑には入れなかったので、漆原ファミリーの希望もあり、漆器で有名な「木曾平沢」へ皆で行きました。
漆工芸の世界に触れて、貴重な経験もできました。
まだまだ大人数で集まることは難しいご時世ですが、やはりみなさんと直接顔を合わせて交流できることは嬉しいし楽しいし、とても励みにもなります。
こうした体験を、もっともっと増やしていけたらと思っています。
他にも、農園での体験を希望される方がいらっしゃいましたら、ぜひお声がけくださいね!
(来年、暖かくなってから…と言ってくださる方も数組いて、嬉しいかぎりです)
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最後になりますが、簡単に会計報告をさせていただきます。
支援金3,542,396円のうち
・種苗費186,191円
・肥料費176,986円
・農薬23,123円
・農具553,051円
・諸材料費70,561円
・修繕費19,768円
・動力光熱費412,899円
・作業用衣料費66,814円
・荷造運賃951,673円
・家賃519,380円
・雑費25,930円
※2021年12月7日現在
みなさんからの支えに感謝いたします。