はじめに
このプロジェクトは、
心が折れ、自信を無くしてしまった人(クライエント)を勇気づけるために、
【あなたの自叙伝(プロの小説家が代筆 and あなたの理想の未来も綴ります)】
と
【精神的支援(コーチング)】
を、クライエントの方に届けます!
この二つで、クライエントの背中を押して、夢を叶えるための支援を行うことが目的です!!
*自伝を書く小説家の例文は、本文下にございますので、お読みください。どちらかというと軽い文章で読みやすいと思います。純文学のような重厚な文章ではありませんのでご了承ください。
*依頼数によっては、コーチを複数名に依頼する可能性があります。ご了承ください。
解決したい社会課題
◆お金がない人は、精神的な支援を受けられない
コロナ禍によって生活様式も変化し、生き方や経済に多いな影響を与えている昨今。希望を持てずに自信を打ちひしがれて下を向いている人たちがたくさんいます。
そんな人たちの中には、心が病んでしまって仕事ができない、金銭的に困窮して追い詰められている人が少なくありません。そんな人たちは、精神的な援助を受けたくても受けられない!本当に援助が必要な人なのに、お金の問題が邪魔をして援助を受けられないのが問題になっています。
本来ならば、病院や行政にやってもらいたい。けれど、それは診療報酬の問題で難しいのが現状です。
コロナの影響で、病院経営もかなり厳しい状況になっています。ですが、診療報酬上、カウンセリングやコーチングなどのセッションは認められておらず、医者が行う数十分の精神療法、もしくは医師かとんでもなく厳しい条件を潜り抜けた看護師が行う認知行動療法しか、診療報酬が認められていないのが現状です。
それが行えるのは、入院している患者さんだけであり、精神療法や認知行動療法がおこなえる医療者がいるのは精神科のみ。そして、精神科に入院できるのは精神疾患と診断された人だけになります。
つまり、病院で専門的な精神的援助を受けられるのは、『精神疾患をもっていて、入院するほど重篤化した人』しかいないんです。
行政も同じような状況です。
支援が必要と言われている人の中で、優先順位が高い人にしか訪問はできません。しかも、カウンセリングなどに費やす時間など到底なく、その人の命を守るための介入や、病院につなげる介入が主になっているのは否めません。
精神疾患の診断がついておらず、入院する必要もなく、なんとか生活できていたりする人は、お金がないと精神的な支援が全く受けられないのが日本の社会なんです!!
◆本当はもっとたくさんの人が支援をうけてもいい
ですが、近年はメンタルヘルスの重要性が問われてきています。
発達障害のグレーゾーン問題や、HSPというとても繊細な方が話題になったりと、社会の関心も高まっています。けれど、法律がその人たちを助けるのを拒んでいる。
お金がないと支援を受けられない! けれど、自信をなくし、心を病んでいるひとは仕事をすることもままならない。じゃあどうすればいい? 誰が助けてくれる!?
そこに尽力しているのが、『ボランティア』の方々。
無償で話を聞いたり、生活の援助をしたりしています。もちろん、NPO団体として金銭を補助してもらっている方々もいるでしょう。
でも、多くのボランティアの方が身銭を切って、負担を背負っている。その人たちを助けるために。ただ、それも、優先順位が高い人だけです。全員じゃない。
本当はもっとみんな話を聞いてもらいたいし、前に踏み出す勇気が欲しいし、夢を叶えたい。
そのためには助けが必要だと思いました。ですから、カウンセラーやコーチとクライエントをつなげたい。そう思うようになりました。
◆事業の失敗と、コーチとしての活動の中で思ったこと
最初、私はカウンセラーやコーチとクライエントが出会う場がないのだと思っていました。ですから、両者が出会える場を作ろうとサイトを作りました。
大手のサイトでは、そもそも直接会うカウンセラーやコーチ業が禁止されているサイトもあったから需要はあるはずだと。そう信じてサイトを作りましたが、両者が活発に結び合うことはありませんでした。
何が足りないんだ?何が必要だ?
そう悩みながらも、私自身もコーチとして、コーチングやカウンセリングをクライエントさんに提供していました。
そんな中、感じたのは
『本当に支援が必要な人は、お金がない!』
これに尽きるんです。
私達、カウンセラーやコーチも生活があります。お金のことを度外視で援助することはできなくもありませんが、長くは続きません。
こういった支援業のコンサルトをしている人は、「単価を上げる」ことを重要視していて、ますます受けられる人が少なくなるばかり。
もちろん、それはビジネスとして正しい。私も単価を上げていくことに賛成です。
でも、そこで漏れてしまうお金がない人は? 支援が必要な人はどうなるの?
そう思って、今回のプロジェクトを企画しています!!
このプロジェクトで実現したいこと
ー具体的な活動の内容
クライエントの方に、支援者の方の人生の軌跡と思い描いている未来を描いた自叙伝をお渡しする
クライエントの方に、コーチングセッションを提供する
ープロジェクトを通して実現したい変化
自叙伝をお渡しすること。
これは、「ストーリーテリング」という手法を応用したものになります。「ストーリーテリング」とは、伝えたい思いやコンセプトを、それを想起させる印象的な体験談やエピソードなどの“物語”を引用することによって、聞き手に強く印象付けることであり、実際に困難や壁を乗り越えてきた支援者の方々の人生を読んでいただくことで、きっとそこから伝わる勇気や想いがクライエントの方にも伝わると考えています!
さらに、コーチングは、その人の心を癒したり、夢を叶えるために何をしたらいいか具体的にする目的があります。
この二つを併用することで、心くじかれた人が、前に進むための後押しになる!
立ち止まっている人が、前に進むことができる!
それが実現できるのではないか、と私は思っています!!
資金の使い道
目標金額は16万円になります。
いただいたお金は、
・自伝を書く為の人件費(文字数により変動):10万円(1万字)
400字 4000円(自伝の代筆の相場が200字 4000円程度ですので、その半額に設定しています)
想定している文字数は、最低でも1万字程度(文庫本で言うと、15~20ページ程度。主人公紹介と、1~2つのエピソードくらいは入れられると思います。一般的な小説の文庫本の文量は8万字~12万字です)
・自伝を製本するための費用(冊数、ページ数により変動。一般的な製本業者に依頼予定)
30冊 約2万円
・コーチングセッションを行うコーチへの費用(1セッション 120分 1万円。相場の半額程度に設定)
・手数料 (17%+税)
29700円(1万字、製本なしの場合)
35100円(1万字、製本ありの場合)
となっています。
実施スケジュール
ープロジェクト自体の実施スケジュール
2021年
1月~ 各支援者様に自伝を書く為の情報提供依頼とインタビューを開始
1月下旬~ テロップ(設計図のようなもの)をご提示し、内容の調整
2月~ 執筆開始(目安として、一か月に最低5万字ほど書けます。書きあがった後、支援者の方々に読んでいただき、修正点などを確認させていただきます)
その後、書きあがった順に、自叙伝をどの方でも読める場所に掲載(小説の掲載サイトやamazon、もしくは共有できるクラウドサービスを使用する予定。公開するかどうかは、依頼者の方の希望に合わせます)します。また、その際に出版社を通すことはありません。
お金がなくセッションを受けられない方に、そのサイトもしくはクラウドサービスを共有します。
コーチングセッションは、小説が書きあがった後、自叙伝を読んでいただいた方から提供していく予定です。
<All-in方式で実施します。>
本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。
リターン
①クライエントからのメッセージ:10000円(コーチング支援)
クライエントのセッション1回分の支援になります。コーチングを受けたクライエントからのメッセージを受け取れます。内容は、クライエントにお任せし、私達のほうでは修正を加えない予定です。クライエントの方の感謝のメッセージをぜひ受け取ってください。
なお、複数のご支援をいただいた場合、同一クライエントの継続セッションとなってしまう場合があります。その場合は、メッセージは複数のセッションでも一つとさせてください(クライエントの方のご負担を考慮してのことです)
②あなたの自伝を執筆します:約1万字 140000円(自伝+コーチング支援+手数料)
あなたの自伝をプロの作家が執筆します。その際、あなたのこれまでの人生に加えて、ご希望があれば理想の未来まで含めて執筆させていただきます。
また、自伝を読んでいただきコーチングを受けたクライエントからの、メッセージをお渡しします。(詳細は①のリターン参照)
③あなたの自伝を執筆and製本します:約1万字 165000円(自伝+製本+コーチング支援+手数料)
あなたの自伝をプロの作家が執筆します。その際、あなたのこれまでの人生に加えて、ご希望があれば理想の未来まで含めて執筆させていただきます。
その自伝を製本してお渡しします。(30冊)
また、自伝を読んでいただきコーチングを受けたクライエントからの、メッセージをお渡しします。(詳細は①のリターン参照)
④あなたの自伝を執筆and製本します:約3万字 300000円(自伝+製本+コーチング支援+手数料)
あなたの自伝をプロの作家が執筆します。その際、あなたのこれまでの人生に加えて、ご希望があれば理想の未来まで含めて執筆させていただきます。
その自伝を製本してお渡しします。(30冊)
また、自伝を読んでいただきコーチングを受けたクライエントからの、メッセージをお渡しします。(詳細は①のリターン参照)
⑤あなたの自伝を執筆and製本します:文庫本一冊分 1000000円(自伝+製本+コーチング支援×10回分+手数料)
あなたの自伝をプロの作家が執筆します。その際、あなたのこれまでの人生に加えて、ご希望があれば理想の未来まで含めて執筆させていただきます。文庫本一冊程度ですので、おおよそ10万字前後になると思います。
その自伝を製本してお渡しします。(100冊)
また、自伝を読んでいただきコーチングを受けたクライエントからの、メッセージをお渡しします。(詳細は①のリターン参照)
*お渡しする自伝は、著作権は放棄いたしません。電子書籍や製本をしての販売をされる際は、必ず著者と相談の上行ってください。なお、販売される場合、著者として作家の名を記載していただければ、利益をいただくことはございません。
最後に
コーチングは、人生を変える力を持っている精神的な支援です。
その人が、自分を人生の主人公だと思えるように、自分自身の力で切り開いていけるように体験や気づきを提供するものになります。
そんなコーチングを本当に苦しんでいる方に受けてほしい、そして、支援者の方々の人生のように、充実した、実りある、魅力的な人生を送ってほしいです。
あなたの人生を読んだクライエントが、今度はその人自身の人生を主人公として生きていく。
そんな未来が訪れることを、私は願っています。
チーム/団体/自己紹介・活動実績など
秋元伸平
看護師として、ICUや精神科、そして管理職を経験。1200人以上の精神科患者に心と自分を変える術を学ぶ。マネジメント、NLP、CBT、コーチング、対人関係療法、アサーションを学びながら、自分自身の夢である小説家になり小説を出版する。
現在は、自分と同じように働きながら夢を叶える方を支援するために、コーチングセッションを提供。
卯月みつび
アルファポリスより、「訳あり悪役令嬢は、婚約破棄後の人生を自由に生きる」でデビュー。その後、「婚約破棄されたと思ったら次の結婚相手が王国一恐ろしい男だった件」「転生令嬢の物理無双」と書き下ろしを出版。
現在、「訳あり悪役令嬢は、結婚破棄後の人生を自由に生きる」の文庫版、コミカライズを展開中。小説版は3万7千部を突破。コミカライズを含めると、シリーズ累計15万部を突破。
小説例(全部で2000字程度)
アンリの胸は今にも張り裂けそうだった。
目の前にいる男が、自分の夫が、なぜこんなにも冷たい視線を向けてくるのか全くわけがわからなかった。
まるで物をみるような目。
その視線に貫かれると、体が震え動けない。
「だからね……、今、アンリは不安なんだよね? でも不安な状態で何か決断することはできないし、話し合いもできない。まずはこの薬を飲んで。そしたら落ち着くでしょ? ならまずはこれを飲まないと」
「の、飲めない! 飲みたくない! すぐ薬、薬ってどうしてそんなこと言うの!?」
「え? その状態で話なんてできないでしょ?」
夫の言う通り、私は今にも不安で押しつぶされそうだった。
何が理由かなんてわからない。
でも、立ち止まっているとどうにかなってしまいそうな、どうしようもなく叫びたい気持ちが身体の内面に押し詰まっていた。
だからこそ。
一番信頼している夫に話を聞いてもらって安心したい。
そっと抱きしめてもらって「大丈夫だよ」と言ってほしい。
どうして、それがわからないの!?
処方してもらった薬を飲んでも問題は解決しない!
なんでわかってくれないの!
「まずは薬を飲む。落ち着く。そしたら一緒に家に帰って話そう?」
「そうやって、私を患者扱いしないで! そんな目で見ないで!」
目からあふれ出てくるものが、涙かどうか私にはもうわからなかった。
たしかに言えるのは、それが形にならない想いそのものだということ。
悲しみ。
苦しみ。
孤独感。
愛憎。
失望。
期待。
わけのわからない感情が、ないまぜになったもの。
それが、私の目からとめどなく溢れてくる。
「もう帰って!! 私は、ここに泊まるから!」
でも、本当はこんなこと言いたいんじゃない。
受け止めてもらいたい。
寄り添ってもらいたい。
優しくしてもらいたい。
もっと、愛してほしい。
そう伝えたいはずなのに、口からでるのは刃だけ。
その刃は、相手には届かずにさっきからずっと私自身の心を抉っていく。
私は、私自身の感情で傷ついていった。
****途中割愛****
私は変わった。
そう変わったのだ。
何が変わったのか。それは、思考。そしてその終着点。
今までの私は、なんでも人のせいにしていた。
だから、一生懸命自分が傷つかないように立ち回るしかできなかった。
でも、今の自分の中心にあるものは意志。自分がこれをやりたい、という想いだ。
私は、孤独から抜け出したい。そして、それを成し遂げられるのは自分自身だということがわかっている。
だから踏み出すんだ。この一歩を。
誰のものでもない。自分自身の足で。
私は、話があると夫をリビングに呼んだ。そして、テーブルのいつもの席に座り向かい合う。
顔を上げると、夫はいつもの優しい笑みを浮かべていた。
私をいつも包み込んでくれる夫、甘い夫、でも、いつまでもそれに頼り切っている自分じゃいられない。
私は、彼に見えないように膝の上で両手をぎゅっと握りしめる。
少しだけ、爪が食い込んで傷んだ。
「わ、私は……」
「うん」
視線が合うと、心が震える。でも、今の私なら踏み出せる!
「ちゃんと、話を聞いてほしい。患者さんと話すみたいじゃなく、夫として、あなた自身として私の話を聞いてほしいの。ただ、聞いてほしい。そうなんだって聞いてほしいだけなの! あなたの意見を聞きたいわけじゃない! あなたの意見がなくても、ちゃんと私は考えられるから! でも、一人で自分の感情を支えるのは無理だから……あなたに一緒に支えてほしい。そうだよねって寄り添ってほしい」
感情の激流。
どうしても、感情を言葉にできなくて涙として溢れてしまうのは変わらない。
けど、昔と違うのは、ちゃんと素直に言葉にできていること。
歪曲せず、してほしいことを素直に言う。
そんな小学生でもできることを、私は今、ようやくできるようになったのだ。
涙が床に滴り落ちる。
数滴落ちたところで、私は顔を上げた。やけに夫が静かだったからだ。
どうしたのだろうと彼をみると、どこか驚いたように目を見開いていた。
「そんなことで……いいの?」
声に混じるのは困惑の色。
いつもなら、その裏を読んで引っ込めてしまう自分自身を鼓舞し顔を上げる。
「そう……私は聞いてほしいの。うん、うん、って」
「聞いてるつもりだった。だから、俺は君の役に立ちたくて――」
「わかってる。でも、私はそれをされると自分が否定されたみたいでつらい」
「そう、か。そうなのか……」
夫は、しばらく呆然自失とした後、おもむろに立ち上がって私の背後にある冷蔵庫へと向かった。
いつものコップに炭酸水を注いだ彼は、ゆっくりとそれを飲み干して小さく息を吐いた。
「なら、俺はダメだったね。今まで君の話を全然聞いてこなかった」
「私も言わなかった……ううん。言えなかった。だから、いいの。これから、聞いてくれれば」
振り向くと、どこか泣きそうな顔をしていた夫。
それでも、一生懸命笑ってくれようとしているのか、ひどくぎこちない。
そんな夫をみて、私ははじめて受け入れてもらえると感じた。
あぁ、これが一人じゃないってことなんだ。
そう思えた夜だった。
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※本文中に使用している写真は、「ぱくたそ(www.pakutaso.com)」様から使用しているもので、使用に関して問題はありません。
※協力者の方々には、クラウドファンディングを行うこと、名前を載せることなどについて全面的に同意をいただいております。
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