たくさんのコンサートやオペラがキャンセルとなり、クリスマスのアマールもできるのかな?中止になったりしないかな?と不安いっぱいの中、11月より稽古がスタート、無事終演を迎えられましたことに感謝しかありません。日々感染者が増える中、それでもオペラを見たい!とおいでくださったお客様。心から、有難うございました。そして、本当は会場に行きたいけれど行けない、とお心を寄せてくださったお客様、本当に有難うございました。兵庫芸文さんのTwitterに舞台写真がアップされていますので、雰囲気だけでもお伝えできれば幸いです。https://twitter.com/hyogopac_opera/status/1342456382755229696?s=20通し稽古までは普通のマスク、そして本番も鼻口を覆う透明マスクを着用しての演唱でした。どんなオペラもスタッフさんなしに歌うことはできませんが、稽古中のこまめな消毒や換気、使用する小道具も使うたびに消毒と、支えてくださったスタッフの皆様のご尽力無くして公演を迎えることは決してできませんでした。これまでにはない状況の中の上演でしたが、この作品を、今の時期に上演できたことは大きな意味があったと思っています。さて私の演じたアマール役。彼は足が不自由な少年でしたので、稽古が始まってからはずっと、この松葉杖が相棒。松葉杖であり、足の添木ともなっているこの子と仲良くなるのは、本当に大変でした。アマールの足は治り、彼は旅立って行きましたが、古瀬まきを自身は共に過ごした相棒と会えない寂しさを、今ひしひしと感じています。いろいろな方々のいろいろな思いが詰まったオペラ公演を無事終え、古瀬まきを自身もこれからを生きていくパワーを頂いたように感じています。このオペラで得たこともまたCDでの演奏に活かし、必ずいいものにしたいと思っております。応援、よろしくお願い致します!末尾になりましたが、みなさま健康に、よい年末年始をお過ごしください。