「お父さん、ちょっと待っとってね。」
それはomoide bagを作らせていただいた、お母様の言葉でした。。。
今回クラウドファンディングに初めて挑戦させていただくにあたり、私が「この人のomoide bagを作らせてもらいたい!」と思い描いた2人の女性にお願いさせてもらいました。
1人目は、私が一方的に片想いしていた「画家の江リコさん」。
初めて絵を見た時にはとても惹きつけられた事を思い出します。
そんなエリちゃんとも、私のアタックでお友達になってもらい、今もとても大切な人として付き合わせていただいています。
数年前、エリちゃんのお父様が亡くなられてから数ヶ月後、私の父も他界しました。
同じ思いを知ったからこそ、是非とも作らせてもらいたいと強く思ったのです。
お父様も画家をされていて、全国で展示会をされる時に着けて行かれたネクタイを数本預かり作らせていただきました。
そんな大切なネクタイを受け取った時は、何かとんでもない事をするんだなと、想いがズシっと感じた事を覚えています。
私なりに想い描く エリちゃんに似合うように、じっくりと考えbagを作りあげていきました。と同時に、これはエリちゃんのお母様にも是非とも持っていただきたいと思い、お母様の分も勝手に作らせていただきました。
作っている最中に想いが溢れてきて、何故だか涙も溢れてきました。
でもきっとこのbagは「お2人にとってかけがえの無いものになる!」と信じ、想いを込めて作りました。
撮影日当日。
出来上がったbagと初めてご対面してもらう日。
ドキドキしながらお渡しすると、お2人とも嬉しそうにbagを愛でてくれて「こんなところにも付いてる!」と、お父様は絵画で白馬を描かれていたのは知っていたので、預かったネクタイの中にあった白馬が刺繍されている部分を切り取り、持ち手に縫い付けたところを嬉しそうに撫でてくれていました。
お2人共 bagを見ているというよりも、その奥のお父様を見ている気がして、心がぐっと熱くなりました。
そして、想いがあるもので想いを込めて作りだした作品は、かけがえのないものになると確信しました。
撮影終了後、bagはあと少しお預かりしてからお渡しします。とお伝えしたところ、
お母様より
「お父さんまだ連れて帰られへんって。」
「お父さん、ちょっと待っとってね。」
とbagに話しかけている姿を見て、またまた胸が熱くなり泣いてしまいそうになりました。
今まで、こんな気持ちで作品を作った事はありませんでした。
本当に貴重な経験をさせていただいたと思います。
その後、bagのお話を聞かせてもらうと
「打ち合わせや心細い時に持って出てるよ。付き添ってもらってる感じ」と。
大切なお父様の想いが詰まったネクタイ。
お父様と同じ画家として、エリちゃんにとって少しでも心の支えとしてあり続けるbagでいて欲しいと願います。
作る側も受取る側も気持ちが大きく揺らぐ作品を私はこれからも作っていきたいと思いました。
色々な方々の想いを沢山お聞かせいただき、ちゃんと1つづつ想いを受け取り、想いを感じながら作らせていただきたいと思います。
クラウドファンディングも残すところあと7日‼︎
沢山の方々に想いが伝わる事を願いながら、全国展開に向け これからも頑張りたいと思います‼︎
どうぞ、ご支援ご協力のほど宜しくお願いいたします。