ページをご覧いただきありがとうございます。瀬戸内海に浮かぶ離島、小豆島(しょうどしま)でスマートアイランドプロジェクト小豆島のコーディネーターをしております城石(しろいし)と申します。スマートアイランドプロジェクト小豆島は、小豆島出身の開発者太麻(たいま)を中心に『最先端のICTの島を目指す』という理念のもと、『ICTに関わる人材を育成する』こと、そして『知識集約型のものづくりをする』ことを行動指針としています。小豆島は、他の多くの地域と同じように人口減少・少子高齢化が進んでいます。私自身、子育て環境を求め、小豆島に6年前に家族で移住し、3人の子どもを育てていますが、小豆島は『子どもが子どもらしくいられる場所』です。海・山・空の豊かな大自然に囲まれ、農村歌舞伎、虫送り、秋祭りなど年中色々な地域行事があり、地域の中で子どもが育つ環境が残っています。
では、なぜ『子育てしやすい島』で『少子化』が進んでいるのか。それは、子どもを生む年齢の人たちが少ないからです。小豆島には高校までがありますが、高校卒業後はほとんどの人が進学で島を離れます。その後、小豆島に戻ってくるのは1割程度であると言われています。私たちは、スマートアイランドプロジェクト小豆島を通し、質の良い魅力的な島暮らしを維持発展させることを目的としています。島としてのハイレベルの競争力を確保して、QOL(Quality Of Life)、QOB(Quality Of Business)を理想とするエコシステムを確立実現し、地理的なビジネスでのハンディを克服し、さらに主導するポジションとなっていきます。最終的にはICT人材が自然と集まってくることを目指します。小豆島がICT環境で他地域と比較したときに優位に立てるのは、閉鎖環境で実験がしやすいためコスト面でリスクが低い点、人々のつながりが濃いため、農業・漁業・交通などのフィールドテストがしやすい点にあります。
少しディープな話になりますが、システムエンジニアの平均年収は592万円(厚生労働省・平成27年賃金構造基本統計調査)で、日本の平均年収の約1.4倍、小豆島の平均給与の約2.4倍です。今後、日本全体で会社に出社せず在宅で仕事をする『リモートワーク』が進むことを考えると、島にICT環境を整えておくことはプラスになります。現に、スマートアイランドプロジェクト小豆島でエンジニアをしている大西は、東京の企業に勤めながら小豆島に住んでリモートワークで仕事をしています。
その構想の第一歩として、まずは小豆島に
① 子ども向けのロボット教室やプログラミング教室
② 社会人向けエクセルなどのオフィス系教室
③ ホームページ作成教室(初心者向け)
④ プログラミング教室(中級者・上級者向け)
⑤ 企業向けの研修
をつくりたいです。特に子どものうちからICTに触れる環境を整えることは、子どもたちの可能性を広げます。例えばロボット教室では、感性や創造性を磨き、発想力と柔軟性を育て、問題解決力や表現力を学ぶことができます。2020年には小学校でプログラミングが必修されます。プロジェクト実現のためには、Officeが入った新品のパソコン、教育版レゴマインドストームなどの購入資金をはじめとした多くの資金が必要となります。みなさまと一緒に、このプロジェクトの実現を目指したいと考えています。どうかお力添えをいただきますよう、よろしくお願いいたします。
≪メンバー紹介≫
代表:太麻 隆士(Takashi Taima)
1961年小豆島生まれ。蒲生小学校5年生で全日本学生児童発明くふう展で恩賜記念賞受賞(全国1位)中学生の頃から独立起業を目指し、1992年29歳で有限会社スパークルを大阪で設立。地元貢献で第2の起業をするため、2010年49歳で小豆島にUターン、株式会社スパークルに組織変更。ICTで地域の課題を解決する「ものづくり」を目指し、IoTロボットやAIを使って、農業ICTシステムや栽培環境モニタリングシステム、有害鳥獣捕獲わな監視通報システムなどを開発している。
エンジニア:大西時雨(Shigure Onishi)
1986年三重県生まれ。高校時代パソコンのゲームが好きだった事がきっかけで、Webプログラムの専門学校で勉強。卒業後、デザイナー・Webプログラマー(なぜか途中で車掌も)などの様々な職種を経て、2016年小豆島に一目惚れし移住。現在は東京のIT企業に勤めながら、インフラエンジニアとして小豆島でリモートワークをしている。地域貢献コミュニティ「まめだすけ」を夫婦で運営中。
コーディネーター:城石果純(Kazumi Shiroishi)
1984年愛知県生まれ。小豆島在住、リクルート出身の3児の母。24歳で母親になり「自然がある場所で子育てしたい」と思うようになり2011年に小豆島に家族で移住。3年間高松への船通勤を経て、2016年個人事業主として独立。2017年人がイキイキと生きられる世の中を目指し、株式会社DaRETOを神奈川在住の1児の母と共に遠隔起業。小豆島では、しまの塾の運営やワークショップ等の開催を通し、地域の課題を地域で解決するスキーム作り「知の地産地消」に取り組んでいる。
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