先日、支配人は山に登って来ました。
あいにくの雨の中、全身で雨を受けながら
人のいる場所から、なだらかな道を歩いて3時間。
それから険しい山道へ。
霧けぶる森をぬけ、
谷川にかかるつり橋を渡り、
この真夏にまだまだ溶けない雪渓を、慎重に踏み登り…
到着したのは、何万年も雪と氷に削られて開けた山の中腹。
山小屋のテラスから、外を眺めると…そこは雲の中。
聴こえるのは、風の音、鳥のさえずり、とおくでザ――と流れ続ける雪融けの川。
何も見えない真っ白な視界で、疲れた身体を音にゆだねると…
自分が自分から解放されて、ぼやっとこのもやの中に吸い込まれてしまいそうな
気持ちにとらわれます。
まさに「白いクラヤミ」。
この感覚は、クラヤミで音につつまれ、
目が覚めているのに寝ているようなあの不思議な感覚。
単なる山登りをしに行って感じるクラヤミとの共鳴するような体験。
夏休みの街中、オフィスを舞台に変えてあなたに届けたいと思います。
この夏、クラヤミレコードへ、是非。