はじめに・ご挨拶
皆様、はじめまして。Gro_wers(グローワーズ)の椎名と申します。この度、CAMP FIRE様にて初めてプロジェクトを立ち上げさせて頂きました。私自身、千葉県旭市にて胡蝶蘭を生産している蘭の生産者でございます。今回のプロジェクトでは、本業である花の生産だけでなく、新たな花の価値を皆様と共有し、「花を飾る事」による新たなプロジェクトにチャレンジしていきたいと考えております。未来を咲かせる新たな花の価値を今一度見直し、SDGsの達成、社会貢献活動を全国に、世界に広めていきたいと考えております。凡そ1000年後に開花するであろう平和の種播きを、皆様と共に育てていければ幸甚でございます。
プロジェクトを立ち上げた背景
弊社では6年前より「花育授業」を小学校中心に実施して参りました。ゲストティーチャーとして、低学年では生活科の授業、高学年では総合学習としての実施です。花育自体、余り認知された活動ではないのですが、平成26年に施行された花卉振興法の16条に記載されている活動でございます。食育が体の健康を学ぶ授業に対し、花育は心を育てる授業と言われています。概要は添付の通り、子供達が花や植物と携わる事で、心の成長を促す授業です。
花育とはとても大きなカテゴリであり、詳細を紐解けば、花壇に花を植える花育、アレンジメントや生花を学ぶ花育、植物の成長を観察する花育など、形態は違えど様々な花育が展開されてきました。胡蝶蘭生産者である弊社が実施してきた、「心を育てる」花育とは下記の通りです。
「大切な人のために花を咲かせるカリキュラム」
小学校の教室内で、花芽付き胡蝶蘭を育てて、大切な人にプレゼントする事を目的としています。今までに20箇所以上で実施し、1200名以上が想いの花を咲かせてきました。子供達にとって、大切な人に綺麗な花をプレゼントしたい!という想いを2ヶ月かけて育てています。開花する頃には、「花の形をした子供達の気持ちそのもの」となり、大切な人の笑顔に変わります。学校は、授業料無料で花育授業を実施する事が可能です。当初は国からの予算があり、全国で花育が積極的に実施されておりましたが、現在は花育予算がなくなり、全国での花育活動は衰退していると言わざるをいえません。弊社では予算の有無に囚われず、継続的に実施可能な授業とする為、生花店様や異業種様の仕入れ金額の0.数%を花育授業費として還元し、学校側の負担ゼロでの実施をして参りました。ですが、学校様からの実施要望も多く、より多くの子供達にこの花育授業を実施したいと思っています。
「花を飾る習慣がそのまま子供達に還元される仕組みづくり」
現在、園芸の先進国はオランダと言われており、街中や家庭の中、至るところに花が美しく飾られています。我が国日本はどうでしょうか。日本の花卉普及率は他の先進国と比べると決して多いとは言えず、寧ろ少ないのが現状です。日本には美しい四季の移り変わりがあり、花の国日本とも言われる程ですが、1年間に1本の切花も買わない不購買層は約40%から60%いると言われています(H28.農林水産省調べ)
「今回のプロジェクトは、大人達が花を飾る事により達成されます」
私達人類は誕生より永い時を自然の中で過ごし、自然と共生してきました。産業革命が約300年前だとすると、私達はほんの僅かな時代の中で、多くの自然を破壊してきてしまったかがよく分かると思います。昨今の大人達はどうでしょうか。「何故、大人は花を飾らないのか」と聞かれれば、多くの理由や事情がある事でしょう。では「最近の子供達は何故、花や植物に興味がないのか」と聞かれたらどうでしょう。これは第一に、花や緑に親しむ機会が減少していると言わざるを得ません。私達、大人が作り上げた社会にも、家庭の中にも、花や緑が少なすぎると思うのです。
「花が飾られていなくても何ら困る事はない」
果たして本当にそうなのでしょうか?人に対する優しさも、自然環境に対する関心も、幼少期の経験によって培われると私は思っています。大人達の使命は、現在できるだけの貢献をする事と、1000年後に回復する自然環境を願い、自然の大切さ、本来人間の持っている花を愛でる優しさを、子供達に継承することではないでしょうか。300年掛けて壊してしまった自然が、数十年で改善される筈もなく、私達は花を愛でる事や、花に水をやる所から始めなければいけないと思うのです。
花の普及率を世界一の国に。
大人達が中心となり、「花を飾る事」により今後の社会に対して貢献活動を行います。「花育」を始め、困難を抱えた子供達への支援、その他環境改善施策に対する協力活動に尽力します。花を飾る事とは、花を贈る意味とは。目に見えない新たな価値観を創造し、何れ日本に飾られた花から、世界的な支援に視野と活動を広げていきたいと考えています。
何れ日本発のビジネスモデルで、世界のストリートチルドレンに支援の手を。
私が生きているうちに達成したい目標があります。それは私が二十歳の頃、友人と共にベトナム縦断の旅をした時に遡ります。夜21時を回った頃でしょうか。小学校低学年位の子供がバラの花を売りに来た姿を、今でも鮮明に覚えております。小学校低学年位の女の子が夜遅くまで花売りをしている姿に、とても大きな衝撃を受けた記憶があり、もしかすると現在の活動の起点となっている出来事かも知れません。バラの1本も買ってあげられなかった事、悲しそうな少女の表情は今でもあの旅の心残りとして記憶されています。世界の半分以上は貧困層であり、現在も数えきれないストリートチルドレンが物売りをして生計を立てています。このような課題は、どうやったら解決の糸口が見つかるのでしょうか。そこには、決してお金だけでは解決しない深刻な問題があるのでしょう。私は、日本人が花を愛でる心の数によって、ストリートチルドレンが笑顔になるような循環型の継続的ビジネスモデルを構築いたします。
まずは日本から笑顔の絶えない仕組みづくりを。
弊社は一企業であり、ビジネスの車輪と社会貢献の車輪を同時に動かす必要があります。真っ直ぐに目的地に進む為に、花を販売する事と貢献プランを同時に進行しています。継続的な目標の為、Gro_wersでの購入金額の一部を「花育」をはじめとする社会貢献活動に還元しています。
千葉県の生産農場につきまして
資金の使い道・実施スケジュール
今回集めた支援金は、花育活動資金に充てたいと思います。全国から要望のあった教育施設、毎年開催している実施校にて花育を実施致します。小学校は従来通り、授業料無料で実施が可能です。花育は学校の予定に従い、1クール目の授業を4月〜7月の間に実施。2クール目の授業を9月から10月下旬までに実施致します。花育授業は、全2コマの授業内容となっており、①花育スタート→2ヶ月間教室で育てる→②持ち帰り授業→御礼の報告書の流れとなります。
最後に、私達のビジョン。
<All-in方式の場合>
本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。
最新の活動報告
もっと見る花育終了授業報告(御礼の手紙)
2021/06/04 18:30こちらの活動報告は支援者限定の公開です。
インターナショナルスクールにて花育を実施しました。
2021/05/14 19:00こちらの活動報告は支援者限定の公開です。
【卒業式】
2021/03/19 19:00こちらの活動報告は支援者限定の公開です。
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