朝、先生から電話がかかってきて、
腱索がもうひとつ切れてしまい、不安定な状態が続いているとの見解でした。
このまま入院していても前に進まないから本日夕方退院しましょうとの事でした。
先日教わった注射を朝、夕と自宅で行い酸素室で過ごしてみてまた悪くなる様なら長期入院になると言われました。
夕方、仕事を終えお迎えにいきました。
悪化が急激な事と心臓の筋自体は悪くないとの事から外科手術には消極的なんですよね?とここで確認をされました。
私は今まで自分で調べた僧帽弁不全症の手術に関しての内容を確かめる様に先生にお話したところ
非常に分かりやすく優しく説明してくださいました。
私はそこで少しでも希望を見出したくて先生に手術をお願いする事にしました。
手術は早くても11/4の時点で
11月末、12月の頭、
約1ヶ月待ちだと言われました。
私は手術には最初、確かに消極的でした。ジジももう11歳だし体にメスを入れるなんて、と正直思っていました。
しかし自分で色々と調べていく内に内科的治療では完治は難しいという事。
逆にいえば手術で成功すれば治せない病気ではないということ。
リスクがないとは言い切れません。
沢山悩み考えました。
生きている限りいつかはジジの死に直面します。
だけどその時に肺水腫でジジがもがき苦しみながら命を落とすのは、どうしても避けたい。
むしろ代わってあげれるものなら代わってあげたいです。私の心臓をあげれるならあげたいです。
先生は心臓の筋自体は悪くは無いので
手術は出来る状態だと仰ってくれた時に
少し光が見えた気がしてジジの生命力を信じて
私は僧帽弁不全症の手術を決断いたしました。
そしてその日、ジジ君を家に連れ帰りました。
今までこんなに私と長く離れていた事はなかったので寂しかったのか車内でも甘えた声でずっと鳴いてました。
家に着いて、酸素室に入れてみましたが病院とは違ってずっと離れていた為か久しぶりの我が家が嬉しくてなのか酸素室の中でずっと吠えて興奮していたので酸素室から出して吸引用で試してみたり、一晩中ジジの様子を見ていました。
夜中に呼吸を測ったら60回(平常は20~30)だったので緊急時用の注射をジジに打ちました。