改めまして、こんばんは。このプロジェクトの管理人のhironaと申します。
このたびは、数多くあるプロジェクトの中より、こちらのプロジェクトをご覧いただきまして、ありがとうございます。
また、すでに温かいご支援をくださった方、本当にありがとうございます。
さて、活動報告といたしまして「かぎお」への投薬の様子をお伝えしたいと思いますが、こちらのプロジェクトの記事を書いた日(11/16)からプロジェクトの承認・公開まで1週間以上かかってしまったので過去の治療経過を何日分かまとめて報告していきたいと思います。
(そして、早くリアルタイムの日付に追いつくよう、頑張ります…!)
長文になってしまうかと思いますが、お付き合いいただけると幸いです。
11月13日(金)
MUTIAN投薬 1/84日目(850mg) 体重4.12kg
この日は往復12時間かけて、MUTIAN協力動物病院を受診しました。
検査の結果、FIPのドライタイプの末期の可能性が高いと告げられ、MUTIANを処方していただきました。
この日からかぎおへの投薬開始を開始しました。
MUTIANは人間が飲むカプセル錠くらいの大きさで、猫に与える薬としては「けっこう大きいな…。」という印象です。
このカプセル錠を5つ、「ピルガン」と呼ばれる棒状の機器にセットして、猫の喉の奥に棒ごと押し込み、薬を飲ませます。
嫌がり暴れるかぎおを夫婦2人がかりで必死に押さえこみ、やっとカプセル5つを飲ませることができました。
これあと83日間続けるのかと思うと、道のりの長さに気が遠くなりそうに…。
かぎおも生まれて初めて薬を飲まされ(しかも大量に…)、かなりぐったりしている様子でした。
かぎお、頑張って飲んで偉かったね!
11月14日(土)
MUTIAN投薬 2/84日目(850mg)
昨晩、はじめて薬を飲ませたので、なにか回復の兆しが見えはじめるのではないかとドキドキしながらかぎおを見守っていました。が…あまり良い変化は見られませんでした。(強いて言えば、にゃーにゃー鳴くことが多くなったかな?という程度)
昨日まではなんとか少量だけでも食べてくれていた、大好物の「ちゅーる」も受け付けなくなってしまいました。
そして、FIPのドライタイプの症状である神経症状により、後ろ足がかなりグラグラとふらつき、フローリングの床の上を歩くのも困難な様子でした。
「薬はちゃんとあげたはずなのに効果が出ない…むしろ昨日よりも神経障害がひどくなり、病状が悪化している…?」と不安になりました。
しかし、SNSで「このMUTIANという薬は効き目が出るまでに数日かかる場合がある」と教えていただき、もう少し様子を見ることにしました。
2回目の投薬は昨日よりさらに嫌がって暴れてしまい、薬を250mg分も駄目にしてしまいました…。
弱っている猫ちゃんを大人2人がかりで無理やり押さえつけて薬を飲ませる行為に慣れることができず、手が震えて心臓がバクバクして涙が滲んできます…。
動物相手にお薬を飲ませることの難しさをひしひしと感じました。
このときかぎおは、FIPウイルスが原因のブドウ膜炎という眼の異常もあったので、毎日2種類の目薬をそれぞれ3回、貧血などの薬(錠剤タイプとリキッドタイプ)を一日2回、さらに自分でご飯を食べられなくなってしまったので、スポイトでペースト状の餌の強制給餌……。どれも嫌がるかぎおを強引に押さえつけて行いました。
ただでさえ身体が弱っているなか、強い力で無理矢理に押さえつけられて眼や口の中によくわからないものを押し込まれるかぎおの恐怖やストレスは相当なものだったのではないかと思います。
飼い主の私たちは「かぎおの健康が守られるなら、自分たちがかぎおから嫌われても仕方ない」とは思っていましたが、かぎおはこれだけ嫌なことをされ続けても、わたしたちが頭を撫でてやると、ゴロゴロという声で応えてくれました。これには非常に救われました。
今日も一日、いっぱい頑張ったね、かぎお。 今日はもう嫌がることはなにもしないから、今夜はゆっくり休んで、明日からもまた頑張ろうね…。