はじめに・ご挨拶
「泣く泣く棄てられる仲間の生産した米を見過ごせない!」
私たちの住む新潟県上越市は県内でも有数の「米どころ」です。
2020年は新型コロナウイルス感染拡大防止の自粛による学校給食の停止や飲食店の来店客数の減少。観桜会や祇園祭、酒まつりなどの街の観光資源が全てロックダウンしていた事で、現在も米が10万トン以上も余っていると言われています。
私たちは飲食店として、仕入れる予定だった米の行き先に責任を取りました。しかしこれは街全体の問題でみると、私たちが見ていたのは氷山の一角に過ぎませんでした。
はじめまして。私は新潟県上越市で飲食店を複数経営している信田紘基です。2011年に帰郷してからの9年間で培った人間関係は主に仕入先。とくに契約農家さん達とは二人三脚で店を盛り上げてきました。地元では生産者と密着であらゆる活動を行う飲食店は珍しいと言われていますが、今回はなりふりかまっていられず上越の生産者を助けたい一心で応募いたしました。
お店が作られた背景
上越野菜・米で元気に営業していた私達「居食屋YAGAIYA」は直江津駅前通りで23年の飲食店で、約9年前に初代のオーナーから受継いだ店舗です。古材を使用した古民家風が拘りの内装には地元の皆さんなら知らない人はいない懐かしさがあります。
世代を越えて長く愛されていると自信を持っている私達2代目世代は、このほど地域の水族館「うみがたり」の新装オープンを切っ掛けに街なかで海鮮丼屋を分店として開店しました。
海鮮丼屋として開店したYAGAIYA分店は、若手の農業生産者と契約し、米や野菜をふんだんに使用したメニューが大当たり!初年度はひと夏で30席の店舗に約5000人の来店がありました。
しかし今年は新型コロナウイルスの感染拡大防止による自粛で分店は前年の9割減。本店も大きな打撃を受けてしまいました。この為、消費ができなくなった素材を守ることに危惧した私たちは、仲間のつくった野菜や米が余らぬようこの春からの期間あらゆる努力をしてきました。
私たちのお店のこだわり
私たちのお店は元々洋食ダイニングとして事業承継をしました。しかし、日本料理や栄養学も学んだ現オーナーの私自身が手掛ける料理の理想は地域の「基本の味」です。皆が落ち着くどこか懐かしい、昔ながらのあの味を探求してきました。地元の食材のことにだけは一番詳しくなりたい。そんな思いから本も出版しました。「レシピ遺産」という本で内容は新潟県上越地域に伝わる山のごちそうを、おばあちゃんから教わるという日常的な事を題材にしたレシピ本です。
プロジェクトで実現したいこと
今回の挑戦では「居食屋YAGAIYA」を通して直江津を知ってもらいたい。そして直江津近郊の農家を助ける為大量に余るお米の消費をしたい。
資金の使い道
直江津近郊の契約農家で余っている2019年、2020年産のお米を買い取る。余剰資金はレシピ本の後編(秋冬編)制作費の一部に。
最後に
「農業者と共存共栄していきたい!」
私が暮らす新潟県上越市は海山に囲まれた食材が豊富な地域です。上越市内はもともと城下町でありながら、港町としても素晴らしい歴史を重ねてきました。平野では広大な田園風景。海沿いは漁業風景がすぐにみれる恵まれた土地です。
この景色の素晴らしさに気がついた若者の多くがコロナを切っ掛けに田舎暮らしという選択肢を持ち始めています。中山間地域は限界集落。繁華街は閑散と店数が限られてきましたが、私たちが若い契約農家と切磋琢磨していく事で元気に営業していき、街を活気つけていきたい。永く続ける事で仲間を増やし、街全体の底上げを考えています。
居食屋YAGAIYA 店長
信田紘基
店舗情報
居食屋YAGAIYA
新潟県上越市中央1-9-5
営業時間 18:00~23:00 (L.O.)
定休日 月曜日/第1・3日曜日
http://yagaiya.com
https://www.facebook.com/yagaiya1999/
<All-in方式の場合>
本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。
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