棟下式に共感いただいている皆さまより、今回のクラウドファンディングの応援メッセージをいただきました。インタビュー形式で順に何名かのメッセージをお届けします。色々な視点で棟下式の可能性を感じていただければ幸いです。4人目は塩尻の山田 崇さんにお話をお聞きしました!山田 崇 (塩尻市役所 企画政策部 地方創生推進課 地方創生推進係長(シティプロモーション担当) / 空き家プロジェクトnanoda代表 / 内閣府 地域活性化伝道師)Q : 棟下式は、空き家問題の解決の一助となると考えています。具体的に誰のどういった課題の解決につながると思われますか?山田さん : 私は、空き家プロジェクト「nanoda(なのだ)」を立ち上げて、実際に空き家を借りて活用する取り組みを進めています。 今までお借りしてきた物件は、元々旦那さんが商売していた物件を、その奥さんが相続された物件がほとんどでした。なぜなら、女性は男性より長生きする方が多いからだ気づいたんです。 今はご高齢でいらっしゃり、特に使う理由もない。けどそこに旦那さんとの思い出が沢山残っている。空き家になってしまっていて手付かずの物件がありますが、何故手付かずのままなのか。その理由がわかった気がしました。 今、活用させていただいている、奥さんに話を聞いたら「天国のお父さん(旦那さん)が喜んでる。」と言ってくれたんです。 それを知らずに、資産として運用する話を持ちかけたとしても、そもそも話が合わないので活用は難しい。 旦那さんとのこれまでの歴史を昇華しないと次にどうするかという考えに至らないんです。ちゃんと、オーナー様の想いを昇華して差し上げることが大事なことだと思います。Q : 棟下式の社会的な価値は、具体的にどのようなところに感じますか。山田さん : 市役所職員の立場としては、住民とまちづくりをしていくときに、どう住民の皆さんとのコンタクトポイントを取っていくかということを考えています。地域住民がどんなまちの未来を望んでいるのかという声を政策に反映したり、逆に公共施設をつくる際には、行政側がどんな想いを込めてその場所を作るのかということを、住民の皆さんに伝えるという、双方向のコミュニケーションをどう作っていくかということが私の仕事。そのコンタクトポイントが取れるというところに価値を感じます。Q : 棟下式の将来的な可能性についてお伺いします。今後、棟下式はどのような形で発展していく可能性があると考えられますか?山田さん : 棟下式は、行政側の人間、オーナーさん、地域住民の方、それぞれの気持ちが聞ける場になる。 これはいわゆる行政の立場でいう「コミュニケーションの戦略」の糸口としてすごく可能性があると思います。コンタクトポイントを作るきっかけが実は大事!Q : ありがとうございました!