2012/09/09 18:56
撮影場所との打ち合わせも終盤のステージになり、あとは撮影までというところまできました!

本日は、皆様に、より「The Maple Seed」の世界観を知って頂くために詳細ストーリーと登場人物を紹介します。



【詳細ストーリー】
将来の夢ややりたい事がなく、漠然とした不安を持ったまま大学を卒業したエマ。自分とは何なのか答えを見つける為に、世界を旅する事を決める。祖父が昔撮った日本の写真を偶然見つけ、それが切っ掛けとなり、日本へやってきた。エマは祖父の写真を追う様に、同じ場所を見つけては、写真を撮っていた。

旅の途中、写真にある寂れた古いお寺を訪れたエマは祖父の写真と同じ場所で写真を撮る。お寺には老人(義雄)が一人境内の掃除をしていた。次の場所へ向かおうとしたエマだが、財布とパスポートが無くなっている事に気づき、義雄元へ助けを求めに。義雄は快諾し、お寺に泊めてもらえる事になった。 そのお寺は義雄とその息子の健一の二人しかいない小さなお寺で、健一は十年前に後を継ぎ、住職になってからは、住職に役所の職員にと、忙しい日々を送っていた。

エマは義雄に切っ掛けとなった祖父の写真を見せると、子供達が相撲をとっている写真を見て驚き、エマを境内の奥へと連れて行った。そこには、ブルーシートに覆われた古い土俵が。昔はここで相撲大会が開かれ、お寺も町も賑やかだったと懐かしそうに話す義雄。それを聞いたエマは、相撲大会を復活させようと健一に話をしにいくが、「忙しいから」と断った。無碍に断られたエマは憤りを隠せず、健一と言い争いになってしまう。実は健一には別れた妻と息子がおり、養育費を払う為に本業以外に仕事を掛け持ちしていた。時間に追われ本業の住職も疎かになっている現状を健一自身も良くは思っていなかった。

エマが相撲大会復活へと動いた事で、状況が変わり始め、周りの人達の助けもあり、開催へと近づいて行く。最初は非協力的だった健一も徐々に手伝う様に。

そして、相撲大会は無事に終わり、健一は本来の自分の心を取り戻し始め、エマも自分の将来の夢ややりたい事が何かを少しだけ掴む事ができ、再び世界へと旅立って行く。


【登場人物】
エマ(マリッサ(万里紗))
日本人の母とアメリカ人の父を持つハーフ。 好奇心旺盛で、明るい性格。

健一(寺岡哲)
寺の住職。市役所で働きながら、住職をやっている。 口数が少なく。笑顔も少ない。

義雄
健一の父親。現在は隠居の身だが、お寺の人手が足りない為、境内の掃除や事務作業などを代わりにやっている。明るくて気さく。

ケンタ(市原叶晤)
子供グループのリーダー。何事にも好奇心旺盛で、積極的。勝負事には勝たないと気が済まない。

ミツオ(染谷日翔)
ケンタといつも行動を共にする。お調子者だが、一人だと気が弱くなる。

ワタル(村上真都ラウール)
ケンタとミツオの二人といつもいるが、単独行動を取ることも多い。マイペースで気も優しく、おとなしい。


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producer@mapleseedpictures.com