2021/01/14 13:12

カルトゥリ地方ゴリ地区に位置するShermadini Wineryは、兄Shota Shermadiniと弟Tsotne Shermadiniによって2016年に正式に設立されました。


ルトヴェリ(収穫祭)の様子

Shrmadiniの葡萄畑はジョージア東部のカヘティ地方グルジャーニ、アクメタ地区にあり、それぞれマイクロゾーンに該当します。


彼等のワイン醸造の物語は、1980年に初代シェルマディーニがアテニ村にワインセラーを建てた時から始まりました。

5代目に当たるShotaとTsotneは伝統を受け継ぎ、古いワイナリーを改装し、2016年に改めて瓶詰めのプロセスを開始しました。


左:兄Shota 右:弟Tsotne

葡萄の収穫時期は9月中旬頃から10月下旬にかけて行い、クヴェヴリでの醸し期間は約6カ月から7カ月に渡ります。


これまでの輸出国はエストニア、チェコ共和国、日本、ラトビア、リトアニアで、農学者から評価の高かった葡萄だったとしても納得のいかない仕上がりになってしまうと、そのワインは一切世に出さないという強いこだわりを持っています。


彼の代表的なワインは「Saperavi=サペラヴィ」で、ジョージアで最も収穫量の多い土着黒葡萄品種からは荒々しいタンニンとシナモンの様な甘味が特徴的で、プラムやブラックベリーのニュアンスがあります。


造り手の想いが篭ったエチケット

【以下、Shotaより】

私達のワインはただのオーガニックワインではなく、収穫する事は「哲学」でもあると強く信じています。

それは世界中に私達のワインを共有したい気持ち、考え、愛に触れる事を意味します。

私は常に日本人作家(三島由紀夫、黒澤明、阿部工房)や日本文化からインスパイアを得て来ました。

その素晴らしい日本に私達のワイン、そして感謝の気持ちを伝えられる事は私達にとって光栄な事です。