はじめまして、子どもたちの絵を刺繍し世界でひとつの商品を作るサービスを提供している「糸と絵」です。
想いの詰まった絵や文字を刺繍にして残すことで、ふれるたびにその時の気持ちや空気まで思い出すことができる。「糸と絵」はそんな喜びを身近に感じていただきたいという願いから始まりました。サービスを運営する特定非営利活動法人 絵光社は、障がい者に対する就労の可能性を広げたいという想いで活動をしています。将来的には「糸と絵」の運営を通じて、難病児、障がい児の未来の就労支援を行いたいと考えています。
そうしたわたしたちの活動を広く知って頂きたい。そして、実際に「糸と絵」のサービスをご利用頂きたいと考え、クラウドファンディングに挑戦することになりました。
ご支援いただいた支援金を使って、全国の病児、障がい児100人に「糸と絵」の商品「自分の描いた絵が刺繍になる体験」を贈らせていただきます。どうか皆様のご支援をお願い致します。
大切にとっておきたい絵や文字を、国産帆布の布製品に仕立てる「糸と絵」ウェブサイトはじめまして
「糸と絵」を運営する、特定非営利活動法人 絵光者 代表の山本 圭名子と申します。わたしは大阪芸術大学を卒業後、祖父母の介護という経緯を経て、福祉の現場で働いてきました。
「芸術大学を出て、なぜ福祉?」と、芸術と福祉が結びつかない方もいらっしゃると思います。しかしわたしは、福祉の現場で利用者の方と様々な作品を作ったり、芸術に関するイベントやボランティア活動をする中で、福祉と芸術の融合に大きな可能性を見出してきました。
特に障がい児や病児とっては、芸術療法の視点やエンゲージメントの視点からも、アートを実践することは非常に有効だと考えられています。福祉分野にとっての絵画は、疾病や障がいがあっても自己表現を通して社会参加を楽しめる、人生のエンジンとなる可能性があります。
子どもたちの絵を描くという楽しみを補助したい。
もっと絵を描くことを好きになって欲しい。
自分の作品が商品となった時の喜んだ顔が見たい。
そんな思いでこの事業に取り組んでいます。更には、この「糸と絵」のサービスを通じて、将来は難病児や障がい児の未来の就労に繋がるお手伝いが出来ればとも考えています。
わたしがそう考えるようになったきっかけは2つあります。絵の持つ意味を深く考えるきっかけとなった一人の子どもの存在
ある日、非営利活動先でご縁のあった児童が、障がいによる疾病で逝去されるということがありました。一緒に描いた「絵」の作品は、その子の家族にとっての大切な軌跡となり、わたしは思いがけず感謝の言葉を頂くことになったのです。改めて見るその絵からは、彼が生きた命の力強さ、そして儚さが伝わり、何とも表現し難い情動を感じました。その経験から「絵」の持つ意味を常に考えるようになりました。
絵は、ただの模様や色ではなく、メッセージである。
その時の想いや時間、空気まで切り取ったもの。
特に健康的リスクのある病児や障がい児にとっては、絵はそれ自体が大切な軌跡となることがあると痛感したのです。
就労支援の重要性を実感させてくれた実兄の存在
ちょうどその頃、引きこもりだった実の兄が就職する。ということが起こりました。
兄は学生時代にいじめを受けたことをきっかけに 20 年近く引きこもっていました。当時はどこに相談していいのかもわからず、両親も悩むばかり。いつしか兄自身諦め、生きていくための「就労」の話題は、家族にとって触られたくない傷になっていました。
福祉職に関わり専門知識を身に着けていくうちにわたしは「兄は”グレー”ではなく、発達障害なのでは」 と思うようになりました。そして診断を受けた結果、ASD(自閉スペクトラム症)であることが判明したのです。兄の状態の理由がわかったことは、家族にとっての一つの希望になりました。
さっそく兄に就労を、と思ったのですが、当時のわたしは就労分野においては実務経験がなく、適切な支援の知識に不足がありました。そこで福祉就労分野の企業に転職することにしたのです。
(就労移行支援事業所へサービス管理責任者として転職)
実務を通じて手にした知識と家族のサポート、そして何より本人の努力の結果、兄は35歳未経験で正社員で就労するという奇跡を起こしました。
就労するまでの兄は、自己肯定感が低く、笑顔も活力も不足しており、焦燥感がありました。しかし、「仕事」を得たことで社会的参与に繋がり、結果自己肯定感が高まり、日常的に笑顔が見られるようになりました。
(就労移行支援事業所でプログラミングを学ぶ兄)
兄の変化は、家族にも良い変化をもたらしました。家族の傷口だった兄 は「自慢の息子」「自慢の兄」になったのです。就労によって当人の人生、そして家族全体まで救われるという事を身をもって知ったわたしが次にできることは何か。そう考えた時に、もっと「就労支援の輪を広げたい」と思うようになりました。
子どもの絵を刺繍にし、その仕事で就労を支える仕組みを作る
子どもの絵を残すこと。就労支援が必要な人に仕事の場を提供する方法。それを両立するヒントは、縫製業を営む実家にありました。
「ミシンで子どもの描いた絵を刺繍にしてみてはどうだろう?」
試しに有志の障がい者の方数名と、非営利活動先の何名かの児童の絵を刺繍にしてみたところ、子どもだけではなくそのご両親からも、多数の喜びの声を頂きました。
さらにその喜びの声を手伝ってくれた障がい者の方にお伝えすると、一様に照れたように笑い「嬉しいね」と言い、一緒に喜びあうことができたのです。小さな成功体験ですが、この喜びを増やしていきたいと考えるようになり「糸と絵」のサービスが誕生しました。
「障がいがあってもできる仕事だから」ではなく、その人それぞれの最適な仕事を
現時点では、「糸と絵」の糸切りや裁断などの仕事を、福祉事業所に委託する形で運営しています。ですが近い将来には、福祉就労事業所を自立運営し、業務の全てを自らの事業所で行いたいと思っています。
「糸と絵」のサービスの最大のポイントは、子どもたちの喜びの声が日々届き、その声により承認欲求が充足されるところです。わたしは承認欲求を最大限にポジティブなものとして捉えています。商品をお届けした後に頂く喜びの声を、障がい者の方々自身に是非味わってもらいたい。障がいの有無に関わらず、誰もが、社会に必要とされ、感謝されることで人生の喜びは増していく。仕事の仕組みが作りたいのではなく「喜びの声が届く仕組み」を作りたいのです。
芸術と福祉、可能性は無限大ですが、どちらか一方側からの支援だけではやはり限界があります。支援は円であり、繋がっていなければなりません。わたしたちの強みは、福祉専門職としての技術と経験も培っている事です。専門職としてのケアもきちんと行う、そしてそこに芸術の要素が加わり、その人の人生の基盤となり華となる。包括的なケアがわたしたちには実現出来ると信じています。
福祉の実務経験を通じてのわたしの所信は、「障がい者」と呼ばれる人が「できない人」ではないということです。適切な支援で、就労が可能な方は多数存在すると大いに確信しています。喜びの声が生産に繋がり、更には難病児や障がい児の未来の就労の選択肢を広げること。
難病児や障がい児に、「将来一緒にここで働きたい」と言って貰えること。そんな場所づくりを目標に「糸と絵」は活動します。
(福祉就労事業所とは、障がい者総合支援法に基づき、障がいや難病がある人に対して、その人に適した環境で働くための場を提供する就労系障がい福祉サービスです。)
1,000円
お礼のメールと「糸と絵」難病児や障がい児100人の軌跡PDFファイル
3,000円
お礼のお手紙と「糸と絵」難病児や障がい児100人の軌跡パンフレット小冊子送付
3,500円
お礼のメールと「糸と絵」難病児や障がい児100人の軌跡PDFファイル
「糸と絵」商品の今治ハンドタオル 全7色(単色刺繍)
※オリジナルの絵やメッセージが約31×35cmの今治ハンドタオルに刺繍されます。児童の絵だけでなく、大人のイラストやメッセージなどでも大丈夫です☺ 詳しくは「糸と絵」WEBサイトのオーダーについてをご覧ください。
5,000円
お礼のメールと「糸と絵」難病児や障がい児100人の軌跡PDFファイル
「糸と絵」商品の倉敷帆布マチ付きポーチ(単色刺繍)
※オリジナルの絵やメッセージが約W24cm×H18cm×D7.5cm の倉敷帆布マチ付きポーチに刺繍されます。児童の絵だけでなく、大人のイラストやメッセージなどでも大丈夫です☺ 詳しくは「糸と絵」WEBサイトのオーダーについてをご覧ください。
5,500円
お礼のメールと「糸と絵」難病児や障がい児100人の軌跡PDFファイル
「糸と絵」商品の倉敷帆布マチ付きポーチ(おまかせカラー刺繍(2色~8色))
※オリジナルの絵やメッセージが約W24cm×H18cm×D7.5cm の倉敷帆布マチ付きポーチに刺繍されます。児童の絵だけでなく、大人のイラストやメッセージなどでも大丈夫です☺ 詳しくは「糸と絵」WEBサイトのオーダーについてをご覧ください。
6,000円
お礼のメールと「糸と絵」難病児や障がい児100人の軌跡PDFファイル
糸と絵の商品ギフトカード(単色刺繍)※受け取った方が簡単に「糸と絵」の商品をオーダー出来るギフトカード(お仕立券)です。
【セット内容】・単色ギフトカード(お仕立て券) ・パンフレット ・ショップカード
7,000円
お礼のメールと「糸と絵」難病児や障がい児100人の軌跡PDFファイル
糸と絵の商品ギフトカード(おまかせカラー刺繍)※受け取った方が簡単に「糸と絵」の商品をオーダー出来るギフトカード(お仕立券)です。
【セット内容】・単色ギフトカード(お仕立て券) ・パンフレット ・ショップカード
10,000円
お礼のお手紙と難病児や障がい児100人の軌跡パンフレット小冊子送付
あしながプレゼントとして、非営利活動で児童福祉施設の子どもたちに「糸と絵」のギフトカード(おまかせカラー)をプレゼントする<よろしければ子どもたちへ向けてのメッセージをください!>
10,000円
通常販売より大きいキルト枠サイズ(200mm×200mm)でオリジナルの絵を<倉敷帆布>刺繍アートキャンバスにする※キャンバスサイズは273mm×273㎜です。
10,000円
通常販売より大きいキルト枠サイズ(200mm×200mm)でオリジナルの絵を<和泉帆布>クッションカバーにする※クッション実物サイズは45cm×45cmです。クッション中身付
50,000円
通常販売よりとっても大きい特枠サイズ(360mm×200mm)でオリジナルの絵を刺繍にフルオーダーで刺繍作品にする ※倉敷帆布または和泉帆布を用いて、キャンバスや布製品などご要望をお伺いし、オーダーメイドで制作します。
50,000円
協賛として「糸と絵」サイトへのトップページへのリンク (1年間)及び「糸と絵」商品発送時のチラシの同梱封入(5000枚)
60,000円
オリジナルアイロンワッペン50枚制作(6色まで、図案1種、図案作成料込)
※ご要望をお伺いし、 図案作成からお手伝いして、 50mm×50mm以内(丸型または四角型)オリジナル図案のアイロンワッペンを50個制作します。 会社ロゴ、店舗ロゴやクラブチーム、オリジナルイラストなど
100,000円
協賛として「糸と絵」サイトへのトップページへのリンク (1年間)及びプロジェクト提供時のキャンバス裏に企業名の焼き印(金型代含む)、「糸と絵」商品発送時のチラシの同梱封入(10000枚)
①障がい児100人へ「糸と絵」のサービスをプレゼントします。
世界でひとつの商品を作るサービスを提供している「糸と絵」 のサービスを使って、こどもたちの「いまその時」を作品にして、身近に使えるものとして残す商品を全国の難病児、障がい児100人に贈ります。
何故、対象が難病児、障がい児かというと、この対象の子どもたちが、未来の「糸と絵」のサービスの担い手になる可能性があるからです。
福祉の分野は、行政では大きく高齢者と、障がい者・障がい児に分けられていますが、障がい児は障がい者になり、高齢者になります。難病児や障がい児も大人になり、就労を目指す時期が来る。福祉の分野を軸にして見ると分かれていることも、ひとり障がい児の人生を軸にすると線で繋がっているものです。
「今の自分」が「過去」の自分の笑顔が提供出来るということ、「過去の自分」が「今」とリンクすること、そして更にはまた「過去」に還元できるということ。「糸と絵」はそんなサイクルを創造します。
※対象児童はWEBサイトより一般公募とする
②福祉事業所開設のための準備資金として使わせていただきます。
福祉事業所開設準備にかかる初期費用など。さらにミシン購入などの機材導入。人件費などに使わせていただきます。
「糸と絵」作品紹介(Instagram)▼ホスピスを利用している子どもたちへ、ホスピススタッフさまより
TSURUMIホスピスを利用している「生命を脅かされた状態(LTC※)」の子どもの作品
子どもたちが描いた絵がそのままで、びっくりしてスタッフ間でも話題になりました。お姉ちゃんが病気で、いまは自宅療養中です。お母さんはずっと病児の付き添いのため病院にいてママなし生活を何ヶ月も頑張っていたり、兄弟となかなか会えない寂しさや失ってしまうかもしれない不安、甘えたい気持ちを我慢したりと厳しい状況に置かれている兄弟児もたくさん居ます。
そんな子どもたちや、兄弟児たちに、絆となるようなアイテムが贈ることが出来て、嬉しいです。本人たちもとっても喜んでいました。
(描かれた女の子たちは、自分と一緒の時期に入院していた特別な 友達2人です)
▼発達障害のある児童の作品のお母さまより
自閉症の息子が描いた太陽系の惑星のイラストです。 息子は、宇宙が大好きで、将来は宇宙関係の仕事に就くことが夢です。発達障がいでこだわりが強く、着るものや持ち物の柄にもこだわりますが、大好きな惑星柄、そして自分が描いた惑星のポーチをとても気に入っています。宇宙への夢が消えないよう、ずっと持っていて欲しいです。素敵な作品に仕上げてくださって感激です。
(支援にも必要なタブレットケースにして、いつも持ち歩いています)プロジェクトの実施スケジュール
2021年
3月上旬 お礼のメール及びお手紙を発送
難病児、障がい児100人への支援を開始
並行してあしながプレゼントのリターンも開始
3月中旬 返礼品ギフトカードを発送
協賛リンク、チラシ同梱の開始
4月~5月返礼品 オリジナル刺繍商品を発送
6月~11月 難病児、障がい児100人への支援
12月 100人の軌跡PDFファイル及びパンフレット小冊子を発送
<All-in方式で実施します。>
本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。「糸と絵」のサービスの可能性は無限大です。
「糸と絵」のサービスを提供し、その喜びの声が、障がい者の方々の社会参与と承認欲求の充足となり、また生産に繋がる。そしてもっと沢山の喜びの声になる。
皆様からの「ありがとう」の声で、困難を抱える人たちと共に笑顔を生む仕事を作りたい。そしてそれをさらにまた多くの子どもたちに還元できる、そんな仕組みを作りたい。どうかお力添えを、よろしくお願いいたします。
理事長
山本 圭名子(やまもと かなこ)
1985年1月25日生まれ、4歳と0歳の2児の母。特定非営利活動法人「絵光社」理事長。「糸と絵(itotoe)」代表。
【経歴】帝塚山女学院高等学校美術科卒。大阪芸術大学美術学科油絵具象専攻。芸大卒業後、自衛隊に入隊する。その後、祖父の介護を期に除隊し、それをきっかけに介護職に就く。高齢者福祉、障がい者福祉の分野にて、管理者・施設長・新規立ち上げなどの経験を積む。その後、ボランティアの母体も兼ねて特定非営利活動法人「絵光社」を立ち上げる。
福祉分野における自己表現としての絵画、芸術の大切さを重要視しており、絵画や工作イベントなどの非営利活動を随時行っている。
【資格】精神保健福祉士、介護福祉士、介護支援専門員、認知症介護実践者、サービス管理責任者、保育士
など
理事
一宮 慶子(いちみや けいこ)
【経歴】 くらしき作陽大学音楽学部音楽学科オーボエ専攻。卒業後、オーボエ奏者として自衛隊音楽科に入隊する。自衛隊で理事長 山本と知り合い、芸術と福祉の融合という理念に賛同した事から、除隊後、特定非営利活動法人 絵光社の創立メンバーに加わる。
【資格】中学校・高等学校教諭一種免許状 (音楽)、介護実務者研修
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