はじめまして。SHIMA DENIM WORKSです。
私たちは、自然や環境に配慮した、今の時代に必要不可欠な「サスティナブル」という考え方と、日本の技術の質を融合させた、オリジナルのデニム生地を開発しました。
世界で2番目に環境負荷が大きいとされているアパレル産業において、持続可能で環境にやさしく、さとうきびの新たな産業価値を生み出す、循環型のファッションブランドです。
世界で2番目の環境破壊産業
ファストファッションの台頭により、オシャレな衣服を安く手に入れることができるようになった今、1着あたりの着用期間、着用回数が大幅に減少しています。
世界では、年間約3,000憶着の衣服が廃棄されており、廃棄された服の約82%が焼却または埋め立て処分され、リサイクル用として回収されるのはわずか18%ほど。
日本国内でも年間100万トン(およそ33億着)の衣服が廃棄されており、そのうち9割は、リサイクルされることなく、埋め立て処分または焼却処分されています。
アパレル産業の大量生産・大量廃棄、そして洗浄時のマイクロプラスチック発生による海洋汚染や、処分時のCO2の排出により、石油産業に次ぐ、世界で2番目に環境に負荷を与えている産業と言われています。
世界最大の農作物「さとうきび」とその副産物「バガス」
砂糖の原料としておなじみの「さとうきび」。実は、全世界で年間約18億9066万トン生産される世界最大の農作物です。
そして、さとうきびを搾汁した際、無条件で発生する搾りかすを「バガス」と呼びます。
バガスは、さとうきび1本に対して10~20%発生するといわれているため、世界で年間1億8900万トン~3億7800万トン程度発生していると考えられています。
バガスは、世界中で主に焼却燃料や肥料として使われていますが、すべては使いきれておらず廃棄されています。また、再利用されているものも、高付加価値化されているとは言えない現状があります。
私たちは、その未利用資源「バガス」をアップサイクルし、アパレル産業の課題改善につながる「エシカルデニム」を開発しました。
エシカルデニムができるまで
さとうきび搾汁後の搾りかす「バガス」はボイラーの燃料や飼料原料として利用されていました。そのバガスに注目し様々な試行錯誤と全国各地の職人の技術を集結させて、どこにもないメイドインジャパンブランドのサスティナブルデニムが出来上がりました。
「バガス」を沖縄県内で粉砕・粉末化し、不純物を取り除いた高品質の「バガスパウダー」に加工。重要無形文化財に認定されている伝統技術によって、バガスパウダーを岐阜県美濃市で和紙化。
よりをかけバガス和紙糸を生成し、ジャパンデニムの一大産地である備後地区の広島県福山市で織布。環境に配慮した地球に優しいコットン「COTTON USA」を織り合わせ、ようやくエシカルデニムが完成します。
エシカルな生産 オーダーメイド
アパレル産業の課題である「大量生産・大量廃棄」を生産面から改善するため、私たちは「オーダーメイド」生産を採用。
【なぜ、オーダーメイド?】
①自分に合ったサイズで仕立てるため、購入後のサイズのずれが少なく、未着用での廃棄を防ぐ
②購入者の満足度が高くなり、愛着も湧きやすいため、大切に長く着用してもらえる
③オーダー分のみの製作となるため、製品や生地のロスを最小限に抑えることができる
素材だけでなく、生産工程もエシカルにすることで、より環境負荷の少ない製品づくりを行なっています。
リターンについて
さとうきびの搾りかす「バガス」をアップサイクルした生地で作る、オーダーメイドのジーンズをご用意しております。
また、バガスは使用しておりませんが、デニムの裁断くずを一度解し、糸に作り直して、生地の一部に使用した、リサイクルコットンデニムもご用意しております。(リサイクル繊維を6%使用)
さらに、パーツごとに裁断した生地を組み合わせて縫い付ける従来の製法ではなく、1本の糸から1着まるごと生産可能な「ホールガーメント」で編み上げるTシャツとのセットもご用意いたしました。(バガス和紙糸使用、色は生成のみとなります。)
「ホールガーメント」は、通常発生する、生地裁断後のカットロス30%、縫製時の縫いしろロス8%分の廃棄ロスをなくすことができる、エシカルな製法です。
いずれも、指定エリア(東京都、埼玉県、千葉県、神奈川県、福井県、大阪府、福岡県、熊本県、沖縄県、仙台市、名古屋市。茨城県、栃木県、群馬県はご相談。)にてテーラーが、お見立てに伺います。
東京都内での採寸が可能な方は、最新の3Dボディスキャナーによる、非接触型採寸を行ないます。
さらに、3種類の生地からお選び頂けるローファーもご用意!総重量243gの軽量ローファーです。
アウトソールには、焼却してもダイオキシンが発生しない、リサイクルができるなど環境にも配慮された素材を使用しております。
最後に
最後までお読み頂き、ありがとうございました。
私たちの取り組みや思いに共感して下さる方に是非、支援をして頂きたいと思っております。
宜しくお願い致します。
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