2021/01/26 08:00

▽【ご縁があります宣言:ミニゲームを終えたときに何点になっているのか、1度は必ずどのキャラクターでミニゲームを勝つか、まず宣言する】
ゲームの準備として、準備カードを4枚、テーブルの中央に置きます。

キャラクターのペア表示と、ラウンドカード

手札13枚が配られ、ミニゲーム12回を始める前に、全プレイヤーは、手札を1枚えらび、自分の前に伏せて置きます。
そして、いっせいにオープン!

(おぼうさんカードは出せません)

ひとりずつ「わたしは〇〇(キャラクター:種類:おばあちゃん、おじいちゃんなど)にご縁があります。〇〇ポイントとります」と発表します。
あなたがどの故人(キャラクター)とご縁があって(おばあちゃん子なのか?おじさん大好きマンなのか)、お墓参りでどれだけのオモイを示すかを宣言するのです。

ゲームの勝利条件は、ご縁があると宣言したキャラクターに1回はお墓参りして(1回はミニゲームを勝って)、ゲーム終了時に宣言したオモイぴったりのポイント数になっていること。

より大きい数字ぴったりで宣言した回数勝つと、完全勝利は間違いなし。同点なら、勝利を分かち合います。

でもちょっと待って!
宣言したカードのキャラクター(種類:おばあちゃん、おじいちゃんなど)で1回は勝っておく必要がありますが、いない場合は、引き分けです。
ちなみに、数字ぴったりで宣言した回数勝った人が誰もいなかった場合は、より誤差が少なく、より小さい数字で宣言した人がゲームの勝利者となります。
同点なら、勝利を分かち合います。

ぴったりなら宣言したポイント数が「大きい」プレイヤー。
誤差があるなら、より誤差がすくない人のなかで、さらに宣言したポイント数が「ちいさい」プレイヤー、となっています。

13枚の手札から「ご縁があります宣言」をカードを出す。すると、必ずそのキャラクターで1回はミニゲームを勝たなければならない。いつ勝つか?
となると、宣言するカードとは別で最低2枚くらいはそのキャラクターのカードを持っておきたい。でも、宣言するカードの数字が、そのまま終了時の目指すポイントになっている。高い数字だと勝てるかビミョー。低い数字だと勝ちすぎないようにヒヤヒヤしちゃうのです。

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お墓参りカードゲームをつくろうと思ったものの、たくさん勝てばいい=たくさんお墓参りした人が正義、とは言いたくありませんでした。
お坊さんとしては、それはもちろん折を見てお墓参りはしていただきたい。盆暮れ正月両彼岸それぞれにです。

でも、年にたった一度でもいい、そこにオモイが強ければそれでもいいではないか。そのようにも言いたい、示したい。どうしたらいいかなと考えた結果、今回の「ご縁があります宣言」となりました。

おばあちゃん子だからおばあちゃんに必ずお墓参りするよ。ポイントが少ないのは、すくないお墓参りに気持ちを詰め込んでいるからだよ。ポイントが多いのは、たくさん故人に気持ちを寄せたからだよ。・・・フレーバーとしても、ルールとしても、なかなかイイ感じになっていると思っています。

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トリックテイキング用語:ビッド(入札)

ゲームのひとくぎりのなかで、勝てると思うトリック数を各プレイヤーがビッド(入札)する・・・というルールがあります。
ビッドとは、この、数を宣言することです。

さまざまなトリテのビッドがあります。ビッディングがどのタイミングなのか、宣言は公開か非公開か、勝ち数か負け数か、自身か全員か、などなど。

『盆暮れ正月両彼岸』は勝利条件がビッド式です。ミニゲーム12回を始める前に、カードを1枚手札からビッドします。出したカードのスートで必ず1度はミニゲームを勝利し、ゲーム終了時カードに書かれている数字分のポイントがちょうど取れていることを目指します。