本プロジェクトをご覧いただきありがとうございます。

弊社は創業から100年あまり、伊勢神宮の参道で飲食店と土産物店を運営しております。お伊勢参りをされたみなさまに伊勢を丸ごと堪能いただきたいとの想いで、郷土料理や地元の食材を使った料理、職人による伝統工芸品を提供してきました。

日本でも指折りの観光都市三重県伊勢市に1912年から門前町の食堂として参拝客のおもてなしをしてまいりましたが、元々は”手切りの食券“と”そろばん“を使っているような、地方の老舗飲食店でした。

現状に甘んじず、2016年にデータやデジタルを使った事業改革、DX（デジタルトランスフォーメーション）を行いました。

その結果、事業再建に成功し、より多くのお客様に喜んでいただいていることはもちろん、従業員や地元の生産者の方々にも喜んでいただけているのではないかと思っております。

デジタルで事業変革をしたゑびやだからこそ、この度、DX体験・一緒に働ける複合施設「ゑびや商人館」をオープンいたします！

猛威をふるい続けている新型コロナウイルスは、サービス業に大きな影響を与えました。

ゑびやのデータですが、通常ですと、年間800万人（伊勢神宮『内宮』約600万人、『外宮』約200万人）以上の観光客で賑わう伊勢神宮の参道が、新型コロナウイルスの影響で観光客が激減しました。とくにご高齢の方が減り、40代以上をターゲットにメニューや商品を展開している弊社は苦しい時期を過ごしました。

現時点では客足の回復が見られますが、将来的に起こると思われる日本の人口減や少子高齢化により、このまま何も変わらなければサービス業の存続が危ないと考えます。しかし、日本を笑顔にしているのはサービス業です。仕事後の食事や休日のショッピング、旅行など、笑顔になる場所ではいつも働いてくれる方がいます。その方々がより笑顔でサービスを提供できることで、日本がより笑顔で明るくなるのではないかと思っています。

しかし、サービス業やお店というものについて、考え方はアップデートされているでしょうか。今後こうあるべきという明確なビジョンが示されておらず、今まで通りのやり方を踏襲しているのが現状のように思います。
こんな時だからこそ、ゑびやが先陣をきって、新しいお店のあり方を試していくことをしていきたい。そして、それを皆様に生かしていただけたらと考えます。

サービス業の置かれている状況は良いとは言えません。生産性が世界的に低く、従業員の待遇も良くありません。

状況を変えるためにDXが世の中で言われていますが、旧態依然として変わらない企業が多く、デジタルツールを導入したけれど使い方がわからず業務だけが増えてしまったようなお店も少なくないと感じています。

その現状と向き合い続け、ついに「伊勢に店舗DXを体感できる施設」を作るべきだという考えに至りました。

DXだ！変わるべきだ！と口で説明するのではなく、体感してもらうことがもっとも効果的に業界を変えられると考えたのです。

使ってみてどうか、自分のお店に当てはめたときにどうなるか。身をもって感じることでサービス業のDXを推進することにつながり、さらに施設を伊勢に作ることで伊勢の地域に観光以外で誘客でき、地元の雇用を守ることにもつながると思っています。

（余談ですが、伊勢という観光地だと社長が施設に来るためのモチベーションにつながるとも考えています。）

12月現在、「ゑびや商人館」の建設プロジェクトを進めております。完成は2022年春を予定しています。

さまざまな方のご協力で可能となったこの「店舗のDXを体感できる施設」のこだわりを５つご紹介させてください。

①「キッチンスペース／松坂牛寿司の販売所」

１階の道に面したところに「キッチンスペース」を作ります。表向きは飲食を提供するただの観光地の屋台ですが、裏側では売上データや通行客データなどさまざまなデータが収集されているDX体感施設です。このスペースを通じてDXを体感いただけます。

各種データをBIツールでわかりやすく見ながら店舗を分析でき、さらに来客予測AIによる需要予測データも見られるため仕込みや発注が楽にできるようになっています。

このスペースでは、ゑびやの大人気メニューの一つでもある肉寿司を販売します。口の中でとろける松坂牛ローストビーフ炙り寿司だけでなく、うにのっけ、いくらのっけなど、松坂牛の創作寿司を販売いたします。

さらに、この施設は100万人を超えるような観光地にあるため、期間限定のテストマーケティングとしても貸し出し可能です。通常の販売テストよりも多様な層の反応をリアルに確認でき、AIを使ったデータ分析など最新の技術で精緻なテストが可能となります。

②「テストマーケティングスペース」

１階の「キッチンスペース」の隣には、「テストマーケティングスペース」を作ります。飲食店のDX体感だけなく、小売のDX体感もできるようにこのスペースも貸し出しします。セルフレジを導入予定で、少ない人員で効率的に業務を行うことを体感できます。

ビジネスユースだけでなく、地域のアートや伝統工芸品などの展示も可能で、文化振興にも貢献し地域の活力につなげます。

③「セミナースペース」

１階の屋台スペース奥に「セミナースペース」を作ります。体で感じていただくだけでなく、頭で理解を深めていただくためのスペースです。

Microsoft社のビジネスパートナーでもあるため、ゑびやのスタッフから実践的に使えるノウハウをお届けするのはもちろん、技術についてシェアしていただいたり、世界的な外部講師の方のお話を聞いたりして、事業に役立つ情報が集まる場になればと思っています。２階のスペースを含めて、Microsoft Baseとして利用いただけます。

④「ゑびやフリースペース」

２階には、ゑびや事務所「ゑびやフリースペース」を作ります。店舗DXを体感しに来た方をはじめ、ゑびや・EBILAB関係者の方と一緒に働けるような空間です。利用者同士の交流によって、アメリカのシリコンバレーのようにイノベーションを創発し、挑戦をサポートできるようになればと思っています。

※ドロップイン施設のように一般の方に貸し出すことは想定しておりません。

⑤「オンライン配信スペース」

施設に来られない方にも店舗DXについてお伝えするために「オンライン配信スペース」も作ります。リモートでのオンライン研修にも対応できるのはもちろん、YouTubeでの情報発信も予定しており、より多くの人の目に触れるきっかけになればと考えています。

このDX体験・実戦の施設を、将来的には、伊勢だけでなく日本全国の観光地に展開したいと考えています。

コロナウイルスの影響は全国に及び、今までのやり方ではいけないと分かってはいながらもどう動いたら良いかわからないという声も聞かれます。そこで、この観光地の立地を生かしたDX体験・実践施設をパッケージとして、全国展開することを検討しています。

伊勢を皮切りに、沖縄、北海道、広島など、観光地から店舗DXを浸透させ、日本全国の店舗へDXが広がっていくことを期待します。

さて、今回のクラウドファンディングでは、リターンを１８個ご用意しました。

下の表にまとめました通り、大きく分けると４つ「施設ご利用」「事業相談」「伊勢満喫」「応援」がありますので、ピンときたものをお選びいただければと思います。

いただいた資金は、施設の運営や設備拡充に使わせていただく予定です。

＜＜現在、豪華な方々に応援者メッセージを執筆いただいています＞＞

今私たちは時代の転換点にいます。
今までのビジネスが成り立たなくなり、未来にどんな一手を打てば良いかわからない、
新しいことにチャレンジするのは怖い、自分がやらなくても誰かがやってくれる。

そんな閉塞感漂う日本の地方に風穴をあけたい。
だれも挑戦をしたことない、想像の世界を具現化しよう。
新しい店舗ビジネスのあり方を模索する。
今回のクラウドファンディングはその挑戦の第一歩です。

今の社会は誰かが決めた価値観、既成概念。暗黙のルールでできている。
だから自分たちには挑戦がしにくい、勝ちにくい。

だったら別の価値観で世界を塗り替えてしまおう。
そんな挑戦に賛同をしてくれる方、ご協力お願いいたします。

有限会社ゑびや／株式会社EBILAB代表
小田島春樹

Q1.支援をしたいのですが、どのようにすれば良いですか？
A1. CAMPFIREにてアカウントを登録後、リターンのコースを選んで決済をお願いいたします。決済方法や決済手段につきましてはこちらをご確認ください。

Q2.リターンの複数購入は可能ですか？
A2.可能です。都度の決済をお願いいたします。

Q3.クレジットカードの決済はいつ行われますか？
A3.クレジットカードの場合は、プロジェクト終了時のタイミングで決済されます。

Q4.海外からの支援は可能ですか？
A4.可能です。弊社から郵送物のあるリターンを選択される場合は事前にご相談いただけると助かります。

■特定商取引法に関する記載
 ●販売事業者名：有限会社ゑびや
 ●代表者または通信販売に関する業務の責任者の氏名：小田島春樹
 ●事業者の住所/所在地：〒516-0024 三重県伊勢市宇治今在家13
 ●事業者の電話番号：Tel: 0596-63-6364
 ●対価以外に必要な費用：プロジェクトページ、リターンに記載のとおり。
 ●その他記載事項：プロジェクトページ、リターン記載欄、共通記載欄（https://camp-fire.jp/legal）をご確認ください

※リターンの「売上レポート」等、特典で弊社から提供する制作物の著作権は弊社に帰属します。

＜募集方式について＞
本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。