このインパクトのある見出しの記事が東京新聞から送られて来た・・・
東京新聞からはその記事をそのまま載せてもいいですよと言われたが、無用な争いや批判を避けるためにここでは引用だけにさせて頂くことにした。
ーーーーー引用ここからーーーーー
JASRACの強気の姿勢が目立つにつれ、世間の目も厳しくなっているが、大橋常務理事は「ワーワー騒がれているが、JASRACの中身が理解されていない。広く誤解されている」と強調する。
識者はどう見るか。(中略)
東洋大の安藤和宏教授(著作権法)は、ファンキーさんが問題提起したサンプリング分配について「統計学でいうなら、全国で同じような曲が演奏されるという前提が必要だが、ライブハウスはそうでない。不適切なサンプリングの典型だ」と看破する。
(中略)
「ファンキーさんや音楽教室の怒りは、JASRACが公益性が高いにもかかわらず、不透明な部分があったり、強硬な態度を取るからだ。音楽業界の現場を知らず、保守的な態度になっている。批判には謙虚に耳を傾けてほしい」
ーーーーー引用ここまでーーーーー
全くもってその通りだと思うが、私がこの記事を見て思い出したことはこのFacebook記事である。
音楽教育を守る会より引用
ーーーーー引用ここからーーーーー
【提訴に関する報道内容について】
昨日6月20日の訴訟提起に関し、複数のニュースメディアで取り上げられていますが、一部報道において、JASRACの広報部の担当者の話として、下記のようなコメントがありました。
「音楽教室側に話し合いをしたいと伝えているが、応じていただけていない」
http://www.at-s.com/news/article/social/shizuoka/372310.html
《6/21 静岡新聞Web版「@S」(朝刊も同様)》
事実として、今までに音楽教育を守る会に、JASRACから「話し合いをしたい」という主旨のご連絡を頂いたことはありません。
また、会員各社へ届いているのは、守る会の「音楽教室に演奏権は及ばない」という主張に対し「"見解"にすぎず、"意見"はないものと理解して、使用料規程を文化庁に届けます」という主旨の書面が最後であり、これも「話し合いをしたい」という内容ではありません。
ーーーーー引用ここまでーーーーー
大の大人が・・・というよりどちらも日本を代表する大企業が、お互い言った言わないという低次元な争いを・・・と普通の人は思うかも知れないが、これに関しては私は全面的に音楽教育を守る会の言うことを信じる。
きっとこれはJASRACは「話し合いをしたい」などと伝えてはいないのだ。
なぜそう思うかと言うと、私との裁判の中でもJASRACは白いものを黒と言うような主張をして来たからである。
例えば平成21年11月6日にリハスタにJASRACの職員がやって来て色々と不毛な説明(支払いに関しては説明するが分配に関してははぐらかす)した時の話。裁判ではJASRAC職員がもっと説明したいのに被告末吉が一方的に中断したと主張されたが、実はこの時の録音が残ってあり、職員は最後に「今日はひととおりの話もさせて頂いた」と礼を述べている。
また私との裁判の中では「包括契約に誘導したことはない」との説明を公然と行っているが、東京新聞の記事にも出て来る安藤教授の鑑定意見書の中に書かれている、「営業者が本協会と著作物使用許諾契約を結ぶ場合は…包括契約…によらなければならない」というJASRACの「著作物使用料規定取扱細則(社交場)」が存在しているのだから「包括契約に誘導したことはない」と言うのは「大嘘」であり、「偽証」と言っても差し支えない。
なぜこのように「事実」を曲げてまで「白いものを黒い」というような主張をするのだろう・・・
きっとそうしなければならない事情があるのだろう・・・音楽教育を守る会には「音楽教室側に話し合いをしたい」と伝えているが「応じていただけていない」でなくてはならなかったし、被告末吉は話し合いを途中で打ち切る非道な人間でなくてはならなかったし、職員は実際は包括契約を強要していても「包括契約に誘導したこと」はなかったことにしなければならなかったのだろう。
もう「謙虚に耳傾けて」というようなレベルではない!!普通に話が出来るレベルになって欲しいと強く思う。
( 記事全文はこちらで見ることが出来ます)