今日から、有城佳音の書籍を販売する、『B-Books』がオープンした。
第一弾として、二冊の中短編集を発売した。
『Canon's anthologyⅠ 雨のように、きこえる(全5編/302p)』
『Canon's anthologyⅡ 射精と中国、シンプルなセックスと穴掘り(全9編/246p)』
『雨のように、きこえる』は、2000年11月30日、光芒社より発刊されたが、出版社がなくなってしまったので、廃刊となった。
この『雨のように、きこえる』は、21年経った今、古本屋さんで見かけることがある。
懐かしさと愛おしさのあまり、全部買い取りたくなる。
ついこの間、Amazon出店の古本屋さんで、103,620円と、45,000円で売られているのを見つけた。
どういうことにせよ、ありがたいことは確かだ。
anthologyⅡ の表題作『射精と中国、シンプルなセックスと穴掘り』は、小さな文学賞受賞が内定していた。ところが寸前でタイトルが問題視され、取り消しになってしまった作品。
この時は、中国を刺激するという理由だった。
今は「射精」という言葉でアダルト作品に区分される。
ぜひ読んで頂き、本当はどんな作品かを確かめて頂けると嬉しいと思う。(有城見萌)