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「いじめ」に対する教員の意識に関する調査を実施します

学校教員が「いじめ」問題に対して抱いている意識を調査することを通じ、いじめへの対応について遅延が生じたり、隠蔽・看過のような事態が生じている原因を探索します。尚調査結果は調査者の修士論文執筆に活用されます。

現在の支援総額

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目標金額は200,000円

支援者数

0

募集終了まで残り

終了

このプロジェクトは、2017/07/19に募集を開始し、 2017/08/03に募集を終了しました

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「いじめ」に対する教員の意識に関する調査を実施します

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目標金額200,000

支援者数0

このプロジェクトは、2017/07/19に募集を開始し、 2017/08/03に募集を終了しました

学校教員が「いじめ」問題に対して抱いている意識を調査することを通じ、いじめへの対応について遅延が生じたり、隠蔽・看過のような事態が生じている原因を探索します。尚調査結果は調査者の修士論文執筆に活用されます。

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▼ご挨拶

こんにちは!
一橋大学大学院社会学研究科修士2年の山崎聡一郎と申します。

現在はカメラマンとしてお仕事を頂いたり、
劇団四季をはじめとして様々な音楽の仕事を頂きつつ、
大学院生として研究活動をしております。

山崎聡一郎ホームページ

私は学部時代より「法教育を通じたいじめ問題解決」というテーマで研究活動を行ってきましたが、
大学院では特にアプローチ手法としての「法教育」を研究の対象から外し、
「いじめ問題を解決するにはどうしたらいいのか」を中心課題として研究をしてきました。

本プロジェクトはこれまでの研究の一つの区切りとして修士論文を執筆するにあたり、
社会調査を実施する資金を調達するためのものです。

▼このプロジェクトで実現したいこと

本研究は、教員に対するインタビュー調査を通じて教員が「いじめ」に対して抱いている意識を調査し、
その意識がいじめの隠蔽や看過の原因となっている可能性を検証するものです。

調査に際しては対象となる教員に自身の経験を直接訪ねるのではなく、
実際に発生した事例に関してディスカッションを実施してもらい、
そのディスカッションを分析します。
手法としては「フォーカスグループ・インタビュー」と呼ばれる調査手法です。

▼プロジェクトをやろうと思った理由

筆者はこれまでいじめ問題解決のアプローチとして「法教育」の有用性を検証し、
犯罪に相当する深刻ないじめについては、
被害者児童生徒が自らの権利救済を主張できる能力を獲得することが、
被害状況を脱する上での有効な手段であると主張してきました。
また、その知識や手段を法教育を通じて教授することは、
同時に加害者の権利を適切に保護しつつ被害者を救済する教員の対応を、
普段から実施する体制を整えておく効果があると指摘してきました。
(下の画像は研究過程で作成した法教育副教材「こども六法」)

しかし、研究中に発生したいじめに関するニュース、
特に2015年の岩手県における自殺事例と、
2017年の神奈川県横浜市での原発いじめへの対応状況を見ていると、
教員がいじめを「隠蔽しようとしている」、とまでは言わないまでも、
その対応に積極的になれない、あるいは看過してしまう背景には、
何かしらの誘因が働いているのではないかと考えるようになりました。

当初はそれが、いじめを報告したことによる教員への懲戒や、
あるいは出世への影響、職場での圧力などの、
対応した教員に対する有形無形の「不利益」が存在し(あるいは存在すると考えられており)、
それに対する意識が対応にネガティブな影響をもたらしているのではないかと考えました。

しかし、このような教員の意識に関する先行研究を調査していくと、
その他にも学校内(教員間含む)いじめの頻発を通じていじめに鈍感となっているという説や、
地域の保護者からの苦情に配慮しているという説、
単純にその巧妙さ故に気づかないという説まで、
実に様々な提言がなされています。

一方で、教員に対して「いじめ」に関する意識に注目して調査を行った先行研究は無く、
基本的にいじめに関する社会調査を行っている研究は児童生徒を対象としているか、
あるいは教員志望の学生を対象としているケースがいくつか見られる程度です。

そこで本研究では、
特に2015年の岩手県の事例のように、
教員にとっていじめを察知するチャンスがあったと考えられるにも関わらず
その深刻化を食い止めることができなかった事例を取り上げつつ、
いじめに対してどのような意識を抱いており、
またどのように実際の対応と関係してくる可能性があるかを検証したいと考えました。

詳細は下記研究計画書にまとめました。
7月13日現在のもので、詳細な調査計画は現在修正中ですので若干変更される可能性が高いです。
参考までにご覧ください。

修士論文調査・執筆計画書

▼資金の使い道

本研究は学校教員に対する座談会形式のインタビュー調査(フォーカスグループ・インタビュー)を実施します。
ご支援いただいた資金は下記の用途で使用させていただきます。

・座談会開催のための会場費用
・調査に際して必要な備品の購入費用(簡単な飲食物含む)
・参加していただく教員の方に向けた謝礼(これがメインです)
・会場が遠方の場合、筆者の交通費

▼リターンについて

今年度中の修士論文完成を目指しておりますが、
完成如何に関わらず2018年3月or4月に本研究の報告会を開催させていただきます。
ご支援いただいた方は無料でご参加いただけますので、
ご参加いただけますと幸いです。

支援いただく金額に応じて感謝の気持ちを込めてメッセージカードを送付させていただくほか、
一定以上の金額をご支援いただいた方には10月26日に開催予定のリサイタルにご招待させていただきます。

また、特に高額のご支援を頂いた方は、
個別・グループでお食事をさせて頂きます。
どこに行くか、何を食べるかはご相談の上決定させていただきます。
(会場は東京近郊・京都大阪近郊に限定させて頂きます。交通費・ご自身の食費は負担していただきます。カラオケ等も可です。)

▼+αのお願い

今回は特に中学校の教員で、担任学級を持っている先生に調査を実施したいと考えております。
ご支援を頂ける方本人が教員で協力してもいいよ!という方、
あるいはご友人に教員の方がいらっしゃってご紹介いただけるという方がいらっしゃいましたら、
個別にご連絡いただけると幸いです。

どうぞよろしくお願いいたします。

▼最後に

「先生が責任逃れをしようとしている!」という文脈でいじめが語られることがしばしばあります。
僕自身も小学生時代、被害に遭っていたころは本気でそう思っていました。
でも、先生にそうさせる原因が本当はあるんじゃないのか、
根からいじめに目を瞑って責任逃れに奔走するような屑人間ではあり得ないんじゃないか。

それを証明しようとする試みがこの研究です。
これが指摘されなければいじめの隠蔽・看過は、どんなに制度が整備されてもなくなりません。

「いじめはなぜなくならないのか?」「なぜ深刻化を防げないのか?」
「なぜ見落とすのか?」「なぜ責任逃れとも取れる対応をするのか?」

これらを解き明かすべく、ご支援宜しくお願いいたします。

最新の活動報告

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  • 調査依頼状の発送を開始しました! かなりの数を発送しましたが、本番はこれから・・・最悪の場合は一つも調査に応じてもらえないという可能性も十分にあり得ますので、そうしたら追加で依頼状を発送しなければなりません。 必ずや本調査を成功させるため、皆様のご支援をお待ちしております! もっと見る

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