ドミニオンオンラインをCPU3人相手に延々と1人で遊ぶのが割と好きです。合同会社サイハテ代表の野一です。さて、皆様はボードゲームアリーナ(以下BGA)というサービスをご存知でしょうか。こちらはフレンド登録した友達、あるいは世界中のプレイヤーとボードゲームで遊ぶことができるサービスで、WEBブラウザ上でプレイできるためアプリのダウンロード不要かつ基本プレイ無料というとんでもないサイト様です。無料で遊べるゲーム数は限られていますが、月額4€(521.50円/R3.4.17時点)程度の課金で遊べるゲーム種類はなんと300種類程度までになります(しかもグループ内の一人でも課金していれば、フレンドも課金用ゲームが遊べるように!)。ボードゲームカフェが1日遊び放題で2,500円/ワンドリンク制という価格帯が平均的なことを考えればコスパ面で大きく差をつけられており、ボードゲームカフェにとって一見天敵とも映る格安サービスなんです。しかし、どうして今回の活動報告でこのBGAを取り上げたかというと、ボードゲームというのは業界への新規流入口が非常に狭いからなんですね。例えばデジタルゲームで言えば、「Nintendo Switch」というハードを一つ買えばソフトはそれよりも安い値段で買い続けることができるため、お客さんにとってはコスパよくゲームを揃えることができるようになり、メーカーも自社ブランドのゲームをたくさん買わせることができるようになり、Win-Winの関係になりますよね。このサービスの回遊性は顧客の新規流入の促進と維持率を高める働きがあるため、会社(業界)を発展させるうえで特に大切になってくる要素の一つですが、ボードゲーム業界にはそれが全くと言っていいほどありません。お客さんが購入前に未プレイのボドゲを知る手段は限られていますから、新しいゲームを揃えようと思ったらその都度多少のギャンブルに出なければなりません。コスパが気になる現代人にとっては結構痛い趣味ですよね。なのでそんな中で誕生した基本プレイ無料のBGAは決してボードゲームカフェと競合しているわけではなく、むしろ今までバラバラだったボードゲーム業界を繋ぐ希望の星なんです。しかも不思議なことに、BGAで遊んだゲームって実際にアナログでもプレイしたくなっちゃうんですよね。ボードゲームってやっぱり、手でコンポーネント(ボードゲームの内容物)を直接触ることが肝で、最近は色々な開発者さんが「デジタルでは決してマネできない味」を追求していたりもするのでそれを考察するのもまた一興です。皆様もぜひBGAで無料ボドゲを遊び、そして実際にそのゲームを手に取ってみて、一粒で二度感動を味わってみてください。デジタルvsアナログという構図ではなく、両者ともが手を取り合って発展していきたいですね。合同会社サイハテ 代表社員 野一 夢二 代表社員 柴田 哲朗(共同代表)