30日以上経って初めて文章を書く男。はじめまして、合同会社サイハテ代表の柴田です。ご支援ありがとうございます。ご期待に応えられるよう、日々精進しております。今回は共同代表である野一が恐らく書かないであろう、TRPGについてのお話です。皆さんはTRPGについてどのくらいご存知でしょうか?TRPG(Tabletop role-playing game)日本では和製英語でテーブルトークRPGなんて言ったりします。簡単にいうと会話で比較的自由に進めるRPGでしょうか。基本的に1人のGM(ゲームマスター)と複数人のPC(プレイヤーキャラクター)にわかれ、会話やゲームのシステムを楽しみながら目標を達成or失敗したりするゲームです。このゲームの根幹となる部分は会話で進めるということ。誰もが知っているであろう国民的ゲーム“ドラゴンクエスト”で例えるならば、お店でやくそうをひとつ買うという行為に対しても、きちんとした会話が必要になるのです。けっして、“はい”と“いいえ”だけで進めることは出来ません。架空の世界でありながら、現実の世界と同じ対応を求められる……そんなゲームです。もちろん、プレイするゲームと人にもよりますが。そもそもrole-playingとは“誰かのふりをする”という意味ですから、その誰かが常識的である必要はないのです。これだけ聞いて勘の良い方はお気付きではないでしょうか。TRPGはプレイする人の考え方が前面に出てきます。無茶をしたり、非常識な行動を取るプレイヤーもいるでしょう。ですが、その行動もすべて自分が考えられる範疇に留まります。見て、聞いて、知っている範囲。これは単純な知識の量ということです。TRPGというゲームが上手いプレイヤーは会話の進め方が上手い人間です。このゲームをプレイすることで、比較的自然に会話能力が身に付きます。加えて、人の考え方を汲み取ったり、散りばめられたヒントを繋げることが出来る力も養われます。存外奥が深いゲームなのですが、ハードルが高いという点もあって、“参加してみたいけど機会がない”という話をよく耳にします。ひとえにGMの確保や同じく興味のある仲間の確保が難しいからです。さて、長くなりましたが、CachetteではTRPGのルールブックも置いておく予定となっております。サスペンスや怪物が好きなら“クトゥルフの呼び声”、地下世界で自分たちの王国を作りたいなら“迷宮キングダム”、王道の冒険活劇を演じたいなら“ソードワールド”、ヒーローになってヴィランと戦いたいなら“デッドラインヒーローズ”。あなたは様々な魅力あふれる世界を、“誰のふり”をして体験しますか?合同会社サイハテ 代表社員 柴田 哲朗 代表社員 野一 夢二