はじめに・ご挨拶
このプロジェクトを取り纏める一般財団法人ワンアース代表理事の長谷川洋一です。
東日本大震災から10年という大きな節目を迎えるにあたり、前例のない規模の市民参加型宇宙プロジェクト「東北復興宇宙ミッション2021」を立ち上げました。
国際宇宙ステーションから全世界へ、復興の今の姿と、これまでの御支援に対する感謝の気持ちを発信する壮大な計画です。
すでに多くの東北の自治体や被災者の皆さんの賛同を得て動きだしていますが、この事業を歴史に残るものにしていくためにも、オールジャパンでのさらに多くの皆さまのご参加をいただきたく、どうぞよろしくお願い申し上げます。
このプロジェクトで実現したいこと
東日本大震災の記憶と復興10年のイメージを語る写真を印した横断幕を、国際宇宙ステーション(ISS)の日本実験棟「きぼう」内に広げます。日本人宇宙飛行士が、その前に立ち(というか、浮き!?)、被災地から公募で集められた世界への感謝のメッセージを要約して読み上げます。この様子をハイビジョンカメラで収録し、地上に電送後、編集して2021年3月、全世界に公開します。
この歴史的動画に、今の時代を生きる多くの人々に参加していただきたいと考え、エンドロールへのお名前掲載の機会を限定で用意させていただきました。
主催は一般財団法人ワンアース(代表理事・長谷川洋一)。
岩手、宮城、福島三県沿岸の全市町村を含む42市町村長からなる実行委員会を設立し、実行委員長には山崎直子宇宙飛行士(一般財団法人ワンアース名誉顧問)に就任していただきました。
復興10年を語る写真等は、福島県川俣町産の薄い絹布に高精細印刷し、同町の福田小学校6年生たちが縦1m横7mの横断幕に縫製してくれました(卒業記念制作だそうです!)。
この宇宙ミッション実現のための資金の大半は一般財団法人ワンアースが日本政策金融公庫から借入れており、返済が必要な状況です。ぜひ助けてください。そして東日本大震災復興の歴史に、あなたの足跡を残していただけませんか?
本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を遂行し、リターンをお届けいたします。
プロジェクトをやろうと思った理由
2021年3月の、東日本大震災10年の節目には、天皇陛下のお言葉や首相からのメッセージが世界に伝えられるでしょう。しかし国民レベルから全地球市民に対して感謝を発信する機会もぜひ必要です。世界中から注目してもらうために、国際宇宙ステーションを放送局に、宇宙飛行士をアナウンサーに見立てて動画を発信します。さらに、未曾有の自然災害の記憶と教訓を次世代に伝えていくためにも、多くの子どもたちが興味を持って参加できる「宇宙」という題材を活用することにいたしました。
これまでの活動
このプロジェクトを取り纏める一般財団法人ワンアース代表理事の長谷川洋一です。
私は、震災当時、有人宇宙システム株式会社(JAMSS)の課長として茨城県つくば市にあるJAXAの宇宙センターに勤めていました。地震が起きた時、執務室には40人ほどが机に向かっていましたが、皆を机の下に潜らせてから部屋のドアを開けに行きました。ドアを開けた次の瞬間、建物のあちこちから爆発音(天井が崩れ落ちる音)がして、この世の終わりかと思いました。目の前にも天井を破って大きな金属塊が落ちてきました。あと一歩、前に踏み出していたら命は無かったでしょう。
夜、信号の消えた街を車で走り、家に辿り着いてみると部屋の灯りが煌々とついていました。泥棒かと思いましたが、実際は、タンスが歩いてスイッチを押したようでした。電気は来ているんだ、と思ってTVを付けると津波の光景が映し出されました。
それを観たとき、当時48歳だった私は、人生の後半をこの災害からの復興に捧げようと決意しました。
5月、長い休暇を取り宮城県南三陸町でボランティア活動をしました。主に流れ着いた写真を綺麗に洗って壁に貼る作業です(思い出探し隊)。亡くなったかもしれない人々の笑顔の写真を洗いながら・・・自分に何が出来るか、自分にしか出来ないことはないのか? と問い続けて出た結論は、宇宙桜を希望のシンボルとして植えよう、というものでした。
宇宙桜は2008年に私がプロデュースした特異な産物で、若田光一宇宙飛行士とともにその種が宇宙を旅した千年級の名桜たちの子孫です。「千年の津波の記憶は千年生きる桜に託そう」
その後、4年かかりましたが会社を辞め、退職金の一部300万円で創立したのが一般財団法人ワンアースです。財団にしたのは、設立者の趣意が永久に残せる企業形態だからで、千年の桜を守るには志を次世代に繋いでいく必要があったからです。
岩手、宮城、福島の三県の被災地をすべて巡り、きぼうの桜計画を説明したところ、現在までに14市町村が植樹を完了しています。津波の被害を受けた街すべて(約40)にこの桜を残すのが目標ですが、まだまだ道半ばです。
ところが思いもかけず、桜を植えた市町村の広域交流が醸成されました。
宇宙桜という稀有な宝物を持つ街どうしの連帯感が「きぼうの桜サミット」という広域イベントを創生し、2017年・宮城県七ヶ浜町、2018年・兵庫県淡路島と福島県楢葉町と回を重ねるごとに参加者が増え、2019年・岩手県洋野町のサミットには13地域から500名が集結し、広域協力による災害に強い未来社会創生などを話し合いました。
そうして多くの東北市民の議論の中で生まれたアイデアが「東北復興宇宙ミッション2021」なのです。
資金の使い道
宇宙フライトの経費に充当させていただきます。
宇宙フライトには実費として2000万円以上かかります。復興庁からの補助もありますが、大半は日本政策金融公庫等からの借入金で充当していますので、いただいた資金は返済に充当させていただきます。
本プロジェクトはAll-in方式で実施しますので、目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。
リターンについて
宇宙から世界に発信する感謝の動画のエンドロールにお名前を掲載します。
この動画は実行委員会(一般財団法人ワンアース)のホームページほか、参加各地自治体のホームページにも掲載され、歴史的に重要な動画として後世に残ると考えられます。
・支援時、必ず「備考欄」にお名前をご記入ください。
・ご本名に限ります(ハンドルネーム等は不可)
・匿名ご希望の方は「匿名希望」と表記してください
・掲載順は概ね応募順で順不同となります
・2021年3月にYoutube、被災自治体のホームページなどから世界に発信します
・リアル(集合)イベントはございません
・企業様は参加できません(別途、一般財団法人ワンアースに御連絡ください)
実施スケジュール
2021.2月・・・日本人宇宙飛行士が宇宙で撮影。JAXA筑波宇宙センターに伝送。
2021.3月・・・動画編集。エンドロールに参加者名掲載、世界公開
注:ロケット打上や宇宙での実施スケジュールが遅れた場合、動画の発表期日も多少ずれる可能性がありますが、確実に実施いたします。
最後に
宇宙ビジネスという言葉が最近のトレンドになっていますが、一般市民が宇宙ミッションに参加できる機会はなかなかありません。この事業は、だれでも参加できる新しい宇宙利用の先例となるでしょう。すでに多くのマスコミでも報道されていますが、長く世に残るのは、宇宙からの感謝のメッセージ動画にほかなりません。今を生きるあなたのお名前(あるいはお子様のお名前)を、歴史に刻みましょう。
最新の活動報告
もっと見る動画公開!宇宙から世界へ感謝
2021/03/11 06:46宇宙からの動画を公開いたします。下記リンクでご覧ください。https://youtu.be/VUDlbSk5MHc<構成>00:00 被災者による詩の朗読00:44 野口聡一宇宙飛行士による宇宙からのメッセージ02:32 宇宙に掲げた横断幕製作風景&各地の原画05:04 野口さん撮影による、宇宙での横断幕近接映像07:43 復興10年を語る各地の映像 宇宙ミッション誕生までの物語り10:40 野口さんによる宇宙での作業風景&詩の朗読11:26 山崎直子宇宙飛行士(実行委員長)ご挨拶エンドロールには御支援してくださった皆さまのお名前を刻ませていただきました。これまでの皆さまのご支援、にあらためて感謝申し上げます。 もっと見る
いよいよ明日 3月11日、動画公開
2021/03/10 07:313月11日0時からYouTubeで動画を公開いたします。宇宙ステーションの制約上、生中継ではなく、収録&編集をした13分30秒程度の短編映画のような作品になっております。みなさまのお名前を記したエンドロールにもご注目ください!多くのみなさまの御支援のおかげでこの宇宙計画が実現しました。海よりも、空よりも、深く深く感謝申し上げます。 もっと見る
御礼と報告
2021/02/25 23:39ご支援くださいました皆様このクラウドファンディングは集まった額に関わらず実行されますのでご安心ください。おかげさまで、先ほど、無事 宇宙での野口聡一さんによるメッセージ収録が完了いたしました。3月11日にはきっと心に響く動画を発表いたしますので、お楽しみに!あらためまして、ご支援に感謝いたします。ありがとうございました。 もっと見る
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