目次:1 腸の働き 1-1腸内フローラ2 睡眠ホルモンはこうして作られる3 脳と腸はつながっているまとめいま開発している「濃縮睡眠®︎」には成分として“還元発酵乳酸菌”という乳酸菌が入っています。この成分を入れたのには実は睡眠と腸とは深い関係性があるからなのです。そこで今回は腸についてお伝えをしていきたいと思います。1 腸の働きそれではさっそく腸の働きについて見ていきましょう。腸の働き・食物を消化吸収する器官で、小腸と大腸にわけられる・脳に次いで多くの神経細胞が存在し、感情にも深く関係するため「第2の脳」と呼ばれている最近は腸の働きは健康や美容に直結していて、腸活とか腸美人なんて言葉もあるくらい腸をきれいにすることが健康と美容に良い、というのが世の中に浸透してきました。また『第2の脳』と呼ばれる腸と脳の関係についての本も多く出ています。なんとなく腸って大事、とはわかっている人も多いかと思いますが、その理由をもう少し詳しく見ていきましょう。理由がわかると行動も変わってきますよ。1-1 腸内フローラ腸内フローラと言う言葉を聞いたことはありますか?腸にはおよそ1000種類100兆個もの細菌が生息しています。それらを、総称して腸内フローラと言います。健康な美しい腸内であればお花畑のようなイメージになります。“細菌”というとあまり明るいイメージは持ちにくいかもしれませんが、“お花畑”と言われるとなんだか明るくて親近感が湧いてきませんか?ネーミングって大事ですね(笑)腸内フローラを構成する腸内細菌には、善玉菌・日和見菌・悪玉菌が存在します。・善玉菌:悪玉菌の侵入や増殖を防いだり腸の運動を促したり、ヒトの体に有用な働きをする菌・悪玉菌:腸内の中を腐らせたり有毒物質を作ったりする菌・日和見菌:善玉とも悪玉とも言えず、体調が崩れたときに悪玉菌として働く菌この3つの中で一番多いのは日和見菌です。善とも悪とも言えず、多い方に見方する調子のいい菌です(笑)この日和見菌が善玉菌、悪玉菌のどちらに傾くかが体調に関わってくるのです。そのため健康な体をつくるには善玉菌を優勢に、悪玉菌を劣勢にすることが大切です。そんな腸内環境では様々な食べ物から栄養素が取り込まれ、神経伝達物質が作らます。睡眠ホルモン メラトニンの合成も腸が関わっているのです。2 睡眠ホルモンはこうして作られる睡眠ホルモンメラトニンの原料であるセロトニンは、必須アミノ酸トリプトファンから合成されます。必須アミノ酸はタンパク質を構成するアミノ酸のうち、体内では生成されず、食べ物から摂取する栄養分のひとつです。トリプトファンを原料として腸で合成された5-HTP(5-ヒドロキシトリプトファン)が脳内でセロトニンを合成します。腸内環境が悪いと5-HTPの合成量が下がってしまうため、セロトニンが不足してしまうのです。 セロトニンとは「幸せホルモン」とも呼ばれる神経伝達物質で、多幸感や充実感が得られ、心の安定にも大きく関係すると言われています。セロトニンの不足はイライラやストレス、気分の落ち込み等の原因になりえます。セロトニンが昼しっかり合成されることで、夜にメラトニンが分泌されてスムーズな睡眠へと導くのです。セロトニンの合成とメラトニンの関係から睡眠と腸内環境は大きく関係していることがわかります。また、日中を元気に活動するためにも、腸内環境を整えることは非常に重要だということがわかりますね。3 脳と腸はつながっているあらためて「脳腸相関」と呼ばれる脳と腸の関係について見直してみましょう。脳腸相関・脳と腸は深い関係があり、脳の状態が腸に影響を及ぼし、腸の状態が脳の状態に影響を与える。・脳がストレスを感じると、胃の不調・下痢・便秘を引き起こす。また、腸が乱れると不安感の増長・ストレス耐性の低下・睡眠の質の低下を引き起こす。これらのメカニズムのひとつが腸内で合成される神経伝達物質にある、ということがわかりました。つまりは、心身の不調を訴える方が「まずは腸内環境を整える」というところから始めていくとか、健康と美容を考えて「腸活」する、ということはとても有効な方法といえますね。腸内環境の整え方ですが、気軽に始められる方法もあるので、またお話しいたしますね。また、私の著書『誰でも簡単に疲れない体が手に入る濃縮睡眠メソッド®︎』でも腸のケアについてご紹介しているので、よろしければぜひお手に取って実践してもらいたいと思います。まとめいかがでしたか?脳と腸が密接な関係にあるのは知られていますが、これほどまでに睡眠に関係していることは知らなかった人も多いのではないでしょうか?腸内環境を整えて健やかな眠りを手に入れましょう。次回はそんな腸内環境を整えるために必要な事と、そのサポート役であり今回の濃縮睡眠®︎の成分としてもこだわらせていただいた還元発酵乳酸菌について解説させていただきます。