2021/02/26 06:48

2021年2月26日 活動報告


今回のテーマになっている地域産業、地域コミュニティのあり方を、

プロジェクトで伝えたい理由は、皆さまの働き方にも関連する事であり、

また、循環して行くお話しだからです。本当に、皆さまがこれからの

お子様達に、良い環境を整えて上げたいと思っていらっしゃるなら?

そうした場所で、モノづくりに携わる方々のライフスタイルを、体感

しながら見つめ直していただけませんか?

そうした場所で、働く方々がいなくなれば、いつまでたっても日本の

経済は循環していかなくなります。海外から、いくらでも安価な製品が

届く事で、日本は競争力を失い、購入するだけの国になっていくからです。

現代は、専門家の知識がなくてもイメージ画像や、ラフな絵柄でも

モノやサービスが作れる時代です。そうしたサービスが何故?成立

するのか?一度、立ち戻って考えていただけないでしょうか?

そうしたサービスが安価で、思った通りに仕上がるのは、各地域産業で、

物価が上がっていても、20年以上も工賃が上がっていない専門職の

方々が、時給に換算すると500円程の仕事をこなしているからです。

また、そうした場所で働く専門職の方々は、高齢化し、その業務を

継承する事も出来なくなってきています。そうした悪循環が続けば、

また、次は海外でモノを作り出します。そうして、作られたモノは

各国も、国内産業を守る法令を整えていっている事からも、日本製で

販売される事はなくなり、海外から注目されてきた日本製品の価値は

低下。競争力のなくなった日本は、ますます、働きがいのある職場は

なくなります。

そうした悪循環の中、大手企業勤めの方々だけは、なんとか残りますが、

そうした場所も今は多様な働き方といって、社外に出る事を進めています。

それでは、互いに、仕事を奪い合うだけになっていきます。皆さんが、

お給料をいただいている企業もますます安価な製品を作り、人件費を削減

していっていませんか?そした背景には、モノ余りの時代に、自由貿易

という制度も影響し、他国が自国の産業を守りたい思いも少なずあります。

そうした観えない他国間の競争社会に備えていくために大切となてくるのは、

他国の良さも取り入れながら、出来るだけ、自国製品を国内の方々で消費

する事。そうする事で、無駄に安価な製品を購入する事がなくなり、問題視

されているモノ余り時代の環境負荷問題も軽減していきます。


地産地消。


そうした購買の循環が起こる事で、国内の経済も安定して循環され、

皆さまも、働きがいのある場所を見つける事ができます。


今回製作させて頂いた、leather職人の方々、手描き友禅の工芸士の方、

日本の純正織機を守る方々を支援する方、小さなAccessoryパーツを

製作しながら、お子様を育てている女性のAccessoryデザイナーさん

そんな方々がいる場所も、やはり、高齢化した専門職の方々がいる場所で

後継者問題や、女性の働きがいのある場所を守るために頑張っています。


そんな方々と一緒に創り上げた製品を届ける事で、各地域産業の高齢化

した小さな事業者の方々に、お仕事を依頼する事が出来ます。そして、

応援、シェアして頂ける事で、こうした日本国内の各地域産業の問題点も

広く知っていただけるきっかけにもなります。


金額設定は決して安いとはいえない製品ですが、これまで工賃が20年

以上も上がってきていない中、コロナ下で、仕事がなかった現場を守って

きた方々が継続して業務を行えるご支援を頂けることで皆さまも、小さな

事業所で、楽しみながら働きがい、生きがいのある仕事に携われる機会も

出てくるきっかけにもなります。そうした思いによるプロジェクトとして、

応援の程、どうぞ、宜しくお願い致します。