2021/02/06 17:51

「飛騨牛」の名を全国的に知らしめたのは、平成14年に岐阜県で開催された第8回全国和牛能力共進会において日本一を獲得したことです。この共進会は5年に一度開催され、国内の優秀な和牛が一堂に会し、優劣を競う大会で「和牛のオリンピック」と呼ばれるほど大きなものです。改良の成果を競う「種牛の部」と肉質を競う「肉牛の部」に分かれており、飛騨牛はそれぞれの部門で名誉賞(内閣総理大臣賞)と最優秀枝肉賞という最高位を獲得しました。
その5年後に行われた第9回においても飛騨牛は最優秀枝肉賞を獲得し連覇を成し遂げます。

近年では近畿東海北陸連合肉牛共進会においても連覇を達成しています。
この共進会は松阪牛や神戸牛、近江牛などの名だたるブランド牛を擁する県が参加する大会で、平成24年度・25年度・平成27年度と最優秀枝肉賞(農林水産大臣賞)を受賞しています。

「安福」の血を引く「飛騨白清」をはじめ「白清85の3」「花清国」など数多くの種雄牛(父牛)が県内で活躍しており、飛騨牛ブランドの更なる発展に寄与しています。