多くのご支援ありがとうございます。
今日は、エッセイ集の表紙イラストの話を。
本文に記載の通り、北九州市のデザイナー・岡崎友則さんの作品「小倉グラフィック」を使わせていただいております。
エッセイコンテストを行うにあたり決めたことが一つあります。
それは「北九州市に縁のある方を中心に開催しよう」ということ。
協賛をお願いした事業者様は全て北九州市内の事業者様ですし、審査員のお三方も全員北九州市出身/在住です。
エッセイそのものも、北九州市への思いがテーマですので、必然的に北九州市に縁のある方からの応募となりました。
そして、今回のエッセイ集の冊子の制作も、中学高校と北九州市内で過ごしたデザイナーさんにお願いしています。
一番悩んだのが、表紙デザインです。
北九州市に関連している冊子であることが分かるデザインにすることは最初から決めていました。
まず考えたのが、写真を使った表紙です。北九州市のランドマークの写真を使えば、北九州市に関連している冊子であることが伝わるかなと。
小倉城、若戸大橋……
少しインパクトに欠けます。それにそもそも「エッセイ集の表紙に写真」ってのがしっくりきませんでした。
新書のように、文字だけで構成された表紙も考えましたが、書店に流通するわけでもない自主製作の冊子とは合わない気がしました。
あれこれと何日も悩みました。
そんなときに目に入ったのが、私の机のそばに飾っている、岡崎さんがデザインした缶バッチでした。2年前に天神のソラリアステージで購入したものです。
「確か岡崎さんは北九州の街を描いたポストカードも作っていたはず……」と考え、すぐに岡崎さんへ相談。
エッセイ集の表紙への使用に加え、クラウドファンディングのリターンとしてポストカードと缶バッチの提供をご快諾いただきました。
表にはライトアップされた北九州市役所、そして小倉城が、裏にはリバーウォーク北九州が描かれています。
北九州市に縁のある方でしたら、これらの建物をよく知っていると思います。現在北九州市を離れ遠くに住んでいる方にとっては、懐かしく感じることでしょう。
北九州市をイメージできる、とても素敵な表紙デザインになりました。
現在、クラウドファンディングで支援をお願いしているエッセイ集は上巻で、5月ごろには下巻も発行されます。
下巻の表紙は、小倉以外の別の場所をデザインしたものになる予定。ご期待ください。