みなさん、いつも応援ありがとうございます。
遺言伝道師はしトモです。
今日の活動報告は、プロジェクトのリターンのひとつにもなっているワークショップ「The Last Word~明日やってくるさよならに向けて、大切なあなたに遺す言葉を綴る~」の参加者インタビュー第4弾。
毎回、主催者である僕の方が気づきをいただいているこのインタビューですが、今回はどのようなお話が聞けるのでしょうか?
話を聴いた人:みやけちあきさん
今回、お話を聞いたのは、主婦のひとり時間専門家・みやけちあきさん。みやけさんは、「普段、主婦業を頑張っている女性が『主婦』という肩書きを外して、自分自身に眠る輝きを見つけられる場をつくりたい」と決意。自身の二つ名である「主婦のひとり時間専門家」と同名のwebサイトを立ち上げ、「自分の時間を作れない」と悩む主婦のみなさんの人生を豊かにするため、気づきや発信の機会を作って、背中を押しています。
自分と向き合うことで、人生を豊かにする。
ワークショップ「The Last Word」と通じる考えを持つみやけさん。どのような感想を抱いてくれたのでしょうか?
手紙はひとりで孤独に書くもの。その価値観を変えた参加者同士のシェア
――ワークショップに参加する以前は、遺言書に対してどのような印象を持っていましたか?
シンプルに、「相続の手続きに使う書類」というイメージを持っていました。それも、ちょっとお堅くて、形式的で、どことなく冷たい印象で。自分の生活と重なる部分はないように感じていました。
――なるほど、そんなみやけさんがワークショップに参加したのは、なぜですか?
とある起業セミナーで、はしトモ先生のアシスタント・どてらいさんと出会い、お誘いいただいたことがきっかけです。
「遺言書を大切な人への手紙にする」というコンセプトはすでに伺っていて、興味深かった。ただ、その一方で「手紙を書くなら、遺言書でなくてもいいのではないか」という考えと、「大切な手紙なら、ひとりで寡黙にこつこつ書きたい」という気持ちもあって、大人数でワイワイ書く雰囲気に馴染めるだろうか、という一抹の不安もありました。
――そこは、「主婦のひとり時間」を大切にしているみやけさんらしい感想ですね。では、実際に参加してみていかがでしたか?
結論から言うと「参加して良かった!」と思いました。ワークショップの2時間は、あっという間に過ぎ去って、終わったあとになんとも言えない充実感を得ることができました。
――すごく嬉しいお言葉です! 具体的にはどのような部分が印象に残っていますか?
衝撃を受けたのは、ワークが終わったあとの気づきのシェアです! 私は、「主婦のひとり時間専門家」を生業としていることもあり、ひとりで自分と向き合ったり、大切な人に手紙を書いたりすることは、割と日常的な習慣になっているんですね。なので、座学やワークは面白かったんですけれど、そこで終わっていたら、正直あまり印象に残らなかったかもしれません。
ところが、シェアの時間では、参加者のみなさんが大切な人への想いを本音ベースで話してくれました。特に印象に残っているのは、最初はひと言ふた言で終わりそうな雰囲気だった男性が、いざ、話し始めたら奥さまへの想いがこぼれ出て、止まらなくなった場面です。本人も、思いもよらず色々語っていたような様子だったのが良かったですね。
――クールそうに見えて、実は「奥さんラブ100%」だった方ですね。あれは僕もほっこりしました。
これは私の主観なんですが、男性は常に余所行きの鎧をまとっている印象があって。それに加えて全員が初対面の場。なのに、あの場では鎧をぽろりと脱いで、自分の想いを素直にシェアしていた。他の参加者のみなさんも、もちろん私も同じで。なんだか、あの場にいる全員の心がひとつになっていたようで、すごく居心地が良かったです。
――それは主催者からすると冥利に尽きます……みやけさんは「手紙をひとりで書きたい」と言っていましたが、その印象も変わりましたか?
はい、変わりました! 学校の教室のように、性格や価値観の違う人たちが集まって、ああでもない、こうでもないと書くのって楽しそうだな、と思って。そのためには、「人生最後のメッセージ」である遺言書が、本音を引き出すのに良いのだと感じました。
普段は垣間見ることがない、自分以外の価値観を得ることで、またひとりで自分自身と向き合うときにも、新しい気づきが生まれてきそうな予感がします。なんだか、勇気が湧いてきましたね。
――では最後に、今後開設するオンラインサロン「ゆい友ルーム」について求めること、期待することを伺ってもよろしいでしょうか!
今回の「The Last Word」の最後に、はしトモ先生がご自身のご家族に向けた遺言書を読んでくださりました。とても胸を打たれたのですが、その一方で、「私が遺言を書いたとして、同じように伝えられるかな」と思ったんです。
私は性格的に、遺言を死後に読まれるならなんでも書けるのですが、想いを伝えたあとも人生が続くことを考えると、ちょっと照れくさいんです。そういう人に向けて、照れくささを改善できるメンタルトレーニングとか、一人ひとりに合わせて段階を踏めるコンテンツがあったら嬉しいと思います。
――それは名案! 実際に読んで聞かせるってすごくハードルが高いし、それが万人にとって最適解とは限らないんですよね。なので、それぞれの理想のゴールを見つけられるコミュニティにしていきたいと思っているんです。
はしトモ先生は、奥さまに遺言書を読んで聞かせてよかったと思いますか?
――はい。昔なら、何かあったら妻に原因があるように考えていたのですが、遺言書を読んで聞かせてからは、まず自分に思い当たる節がないか考えるようになりました。「ああ、今までどれだけ気遣いをしていなかったのか」と、思い知りましたね。
はしトモ先生は、奥さまのために遺言を書くことで、自分自身が変わったんですね! 遺言書は、相手を変えるためではなく、自分のために書く。なんだかすごく納得できました!
――アレ? いつの間にか僕の方がインタビューを受けている? みやけさん、どうもありがとうございました!
余所行きの鎧を脱いで、他者と価値観の共有をできるワークショップ
遺言書は「遺される家族のために書くもの」と言われがちですが、みやけさんの感想にもあったように、書いたことが「自分自身を変える」きっかけになるのだと思います。
初対面同士でも本音がこぼれてしまう不思議なワークショップ「The Last Word~明日やってくるさよならに向けて、大切なあなたに遺す言葉を綴る~」。参加してみて!