2021/09/19 00:26

このプロジェクトをやろうと思ったきっかけは

2011年3月11日に襲った
東日本大震災でみた現実と、

被災地で感じた想いや

出会った仲間たち子供たちがきっかけです。

5月のゴールデンウィークに
今回ストーリーとなる『うた』を作ってくださった
渡辺俊美さんと共に仙台へ
仲間を元気づけに行こう!!というということで
伺ったり、プロのDJとして音楽でできる活動をやっていたのですが、

その後、やはりいてもたってもいられなくなり
お袋の故郷でもある福島へボランティアとして行かせていただきました。
そこで目の当たりにした日本の現実、現状。

東京からたった3時間しか離れてないところで起きてる様々な問題。
週末のほんと何時間という時間の中でしたが、
ほぼほぼ毎週末行かせてもらい活動してきました。
活動内容としては、解体が決まった家の瓦礫の撤去です。
そこで見つかった、家主様の写真や貴重品等を仕分けしながら、行方不明の方々の手がかり等、金物や、割れた瓶など、細かく分類して片付けました。

その作業は本当に地道なものでした。

瓦礫を片付けた後は、水を含んだ重たい畳を剥がし、
床板を取ってその下に手がかりになるようなものはないか、探したりしながら、

この状況まで片付けるという作業でした。
そんな作業の中
やはり子供たちのおもちゃや絵本を
拾い上げ、汚れた軍手で拭いて。。。

その度に
胸が締め付けられて。。。


そんな経験、体験を経て
10年という月日が流れ、

現在僕らはコロナという世界規模での問題と向き合い生活し、
子供たちは大きな声を出して遊ぶこともできず、
歌ったり、笑ったり、手をつないで歩いたり出来なくなってる

こんな時代だからこそ
子供が主人公になって楽しめる絵本を作って、
何年か経ったあと、
あの時こんな絵本あったな〜〜〜って思ってもらえるような
作品を作りたいと思い、このプロジェクトを
立ち上げました。

焼け野原になった被災地に残ったポスト。
希望の花をプリントされた。

このポストに投函して
この本がたくさんの子供たちの笑顔に繋がればと思います。