みなさん、こんにちは!
『木を浴びる』尾鷲式サウナですが、完成した試作品をフルに使って、"新たなととのい"体験の磨き上げを進めています。
今回はサウナに大事な要素"ロウリュウ"編です。
ロウリュウとはサウナの浴び方のひとつ。熱されたサウナストーンに水を掛けて蒸気を発生させ、それを仰ぐことで熱波を作り出し発汗を促進させる入浴法です。
一般的には水を掛けることが多いロウリュウですが、『木を浴びる』体験をより深みのあるものにするために、生の葉から抽出したエキスを用いてロウリュウを行います。
昔、尾鷲では葉から線香を作っていたことがあるそう!葉には幹とは異なり、奥深さのある香りが特徴です。ただ、すぐに劣化(枯れて)してしまうので取扱が難しいので、なかなか外に出回らないそうです。
今回採取した葉は、ヒノキとスギの2種類。どのような抽出方法が最も良いか。色んなやり方を試してみたいと思いますので、今日はその様子をご紹介します!
〜生葉ロウリュウエキス製作のご紹介〜
まずは葉の採取。尾鷲市林業振興協議会の畦地さんに同行いただき、尾鷲の山へ!
枝をなるべく入れないよう、丁寧に採っていきます。
その後、尾鷲ヒノキ内装材加工協組の楠さんと一緒に漬け込み作業開始!
すり鉢を使って丁寧に生葉を砕いてきます。
今回は ①水漬け、②お湯漬け、③すりつぶし の3パターンで試してみます。ヒノキはすり潰し続けるとなんと粘り気が!林業に長年関わっている楠さんも新発見だそうです!そして出来上がったエキスがこちら!
■ヒノキエキス(左から お湯漬け、すりつぶし、水漬け)
ヒノキは鮮やかな緑と柔らかな葉が特徴ですね。
■スギエキス(左から お湯漬け、すりつぶし、水漬け)
スギはヒノキに比べて緑が深い!葉が硬いのですり潰しはなかなか難しかったです。
お湯漬けとすりつぶしは既に葉の深い香りが!!清々しさもあり、幹にはない、これまたステキな香りです。数日漬け込んでどこまで葉の魅力が引き出せるか様子を見てみます。
今からロウリュウするのが楽しみ!その時はまたこちらでご報告させていただきます!!
今回も最後までお読みいただきありがとうございました!