3/11に発売された佐藤誠悦さんの「亡き妻に捧げるラブレター」と、今回の公演のチケットがセットになったリターンを新たに開始しました。本のあらすじはこちら「1000年に一度の東日本大震災は、東北を中心とする太平洋沿岸部を、恐怖と悲しみの世界へ落とした。愛する人や愛する家族、愛する同僚・友人、思い出の家々など、木の葉のごとくさらっていった大震災。 無力感と恐怖感が全身を襲ってくるなか、避難誘導、救助活動、救急活動、消火活動に身を置き、消防職員としての「使命感」を抱き、悲しい別れを胸に秘め、この大震災に命をかけて闘ってきた。 その記録を大津波の犠牲となった最愛の妻、亡き厚子に捧げるとともに… 10年を懸命に生き抜いてきた体験と、その想いを記録として後世に残す。」第1部では佐藤誠悦さんに震災語り部として、また、対談者として参加していただきます。是非、講演前にこちらの本を手に取っていただければと思います。表紙はリターンのところで使わせていただいているので、裏表紙と共に。
佐藤誠悦 の付いた活動報告
今日で10年が経ちました。ご冥福をお祈りします。10年目5月1日に、イベントをやらせて頂きます。「あの日から産まれたもの〜想いを風化させないために〜」先月、再度地震がありました。その時、皆さんも思い返したはずです私達は当事者である事を私達も当事者です東北に限らず、日本に生きるという事は、こうした自然災害とも、共に生きてゆく事です私達は忘れがちです。それも、もちろん悪い事ではないでしょうただ、私はそこに生きた人達とそこで暮らしている人達とそこから、人生の歩みを止めなかった人達とそこから、何かを産み出した人達と共に過ごす時間を、少し多く貰っています。これは僕のエゴでしょうそれでも、なお10年目、何が出来るかな?どうしたらもう少しでも、今を知ってもらう事が出来るだろうどうしたらあの日、止まった時計の針を見てもらえるだろうどうしたらあの日から、産まれたものがあると感じてもらえるだろう判断は皆さんにお任せするしかありませんただ、知っていただく機会は作りたいのです大切な方を失われてなお消防士をまっとうされた佐藤誠悦さんの生き様を流された木材からヴァイオリンを創り上げた中澤宗幸さんの想いを津波で流された木材から創られた津波ヴァイオリンの音色を私の中にも止まった時計の針がある私は何が出来るだろう私が貰ったものは人の縁だそこに生きる人の声を聞いたそこに生きた人の声を聞いたきっと、出会わなかったそれが出会ったんだ僕は音を、伝えよう僕は鼓動を、伝えよう人の生き様が誰かの生き様に紡がれるように5月1日お待ちしております。和太鼓奏者千代園剛