千の音色で繋ぐ絆プロジェクトに参加していただく、村本梨花さんからメッセージをいただきました。TSUNAMIヴァイオリンを手に取り、初めは、どのような想いで弾かせていただこうか悩み、音色を出すことができませんでした。改めて、新聞やテレビなどのTSUNAMIヴァイオリンに関するメディアを見たり、地球人寺子屋という八ヶ岳でのイベントに参加し、みなさんのお話を聞き、中澤さんの書籍を読ませていただくなど、当時の震災に関する情報にたくさん触れてみました。すると、10年前の震災にあった当時の記憶がふと蘇り、被災して辛かったこと、あの頃の無力さ、恐怖や寂しさなどを深く思い出しました。蘇ってきた記憶とともにTSUNAMIヴァイオリンを弾いたところ、音が魂柱からf字孔へ全体に伝わり、楽器と自分の感情が体全体を通して一つになる感覚がありました。その音色は様々で、どこまでも続いてる虹のような、あたたかくて前向きな音色でした。弾くたびに想うことがあります。震災で失ったもの、傷ついた心は元には戻らない。少しでも癒すことができたら…少しでもあの時より前に進めることができれば…また、ある指揮者の方に言われた言葉がふと脳裏に思い出しました。「音楽は技術だけじゃない、音楽は魂だ。音を鳴らせなくなっても、強く思えばお客さんの心の奥深くに届く。」この楽器は、まるで生き物のようです。弾いていると私の想いや感情に合わせて音色が変わる感覚がありました。私の想いが音となり、聴いた皆様の心に響く演奏をお届けしたいと思います。たくさんの方へ繋いでいく未来、希望へ向かう力を皆さんに少しでも感じていただければという想いで弾かせていただきます。村本梨花村本さんのプロフィールは、HPをご覧ください。いよいよクラウドファンディングも残り6日間。一人でも多くの方に知っていただきたいので、広めていくのに協力していただけると嬉しいです。シェア・リツイート等大歓迎です。よろしくお願いします。