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【和紙のふるさと埼玉県小川町】生産不足の手漉き和紙原料ねりを家庭で育て、世界へ!

世界無形文化遺産に登録されている手漉き和紙。日本の和紙の最大の特徴である薄くて強い紙にできるのは原料の”ねり“が不可欠。この”ねり”が生産不足になっており数年後には作れなくなるところまで。”ねり“をみんなで育てる「わしのねり」プロジェクト始動します。みんなで育てたねりで和紙商品を世界へ、次世代へ。

現在の支援総額

858,600

102%

目標金額は840,000円

支援者数

71

募集終了まで残り

終了

このプロジェクトは、2021/03/03に募集を開始し、 71人の支援により 858,600円の資金を集め、 2021/05/17に募集を終了しました

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【和紙のふるさと埼玉県小川町】生産不足の手漉き和紙原料ねりを家庭で育て、世界へ!

現在の支援総額

858,600

102%達成

終了

目標金額840,000

支援者数71

このプロジェクトは、2021/03/03に募集を開始し、 71人の支援により 858,600円の資金を集め、 2021/05/17に募集を終了しました

世界無形文化遺産に登録されている手漉き和紙。日本の和紙の最大の特徴である薄くて強い紙にできるのは原料の”ねり“が不可欠。この”ねり”が生産不足になっており数年後には作れなくなるところまで。”ねり“をみんなで育てる「わしのねり」プロジェクト始動します。みんなで育てたねりで和紙商品を世界へ、次世代へ。

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ノート の付いた活動報告

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この度は、多くのご支援及びご参加いただき誠にありがとうございます!あまりにもニッチな取り組みのため、ここまで多くの方に見ていただけるとは思ってもいませんでしたが、より一層、頑張るぞ!というパワーをいただきました。本当にありがとうございます。このクラウドファンディングにより、皆さまと繋がれたこと、ねりの存在を知っていただけたこと、和紙に関心をもっていただけたこと、小川町を知っていただけたこと立ち上げて良かったとメンバー一同感じております。立ち上げにあたって、協力いただきましたトロロアオイ生産組合紙漉き職人さん小川町役場水上製本所企画屋かざあなオンラインサロンメンバーをはじめ、たくさんの方々に支えていただき、ここまでこれたことを感謝いたします。このプロジェクトを立ち上げたことにより、・71名もの支援者・参加者・日本農業新聞やニュースメディア、地元メディアなど52媒体に掲載・学校や企業からのアプローチがありました。わたしたちは、このクラウドファンディング終了が目標達成ではなく、ねりを、和紙を盛り上げるスタートだと思っています。本来でしたら、私、紙漉き職人さん、農家さんと顔を揃えて皆さまに御礼を申し上げたいところですが、コロナにより揃えられないこと申し訳ございません。手漉き和紙に必要なねり(トロロアオイ)の現状を回復できるよう、頑張ってまいりますので、今後ともどうぞ宜しくお願いします。<トロロアオイの育て方説明会について>早速ですが、次の日曜日にトロロアオイの育て方説明会を開催いたします。お時間があるようでしたらご参加いただけたらと思います。参加できない方のために映像を後日配信するようにいたします。詳細はこちら。<種とマニュアルの配布について>また、種とマニュアルについては、クラウドファンディング運営会社であるcampfire様より皆さまの送り先を頂き次第、お送りする手配をいたしますので、今しばらくお待ちいただけたらと思います。<活動報告など情報発信について>今後ですが、こちらの「活動報告」をメインとして「企画屋かざあなサイト」でプロジェクトの進捗情報、インスタグラム「企画屋かざあな #わしのねり」で情報を配信してまいりますので、どうぞ宜しくお願いします。


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首都圏の緊急事態宣言が解除された3月末、「わしのねり」プロジェクトにトロロアオイの種を分けてくださった小川町のトロロアオイ農家 黒沢 岩吉さんにお話を伺いました。小川町でのトロロアオイ生産のあゆみ和紙のふるさととして1300年の歴史がある小川町では、手漉き和紙に欠かせない「ねり」の原料として、古くからトロロアオイの生産が行われてきました。戦後は一時途絶えていたトロロアオイの試験栽培が始まったのは平成13年のこと。黒沢さんが代表を務める小川町トロロアオイ生産組合は、小川町の和紙職人さんにトロロアオイを使ってもらおうと平成14年に30軒の農家さんによって設立されました。現在は少しずつ会員数が減り、収穫量も1/3ほどに減少してしまいました。その原因は、「若手」でも60代という担い手の高齢化や後継者不足、病気に弱いため毎年の収穫量が不安定であること、トロロアオイの価格下落など、さまざまな要因が関係しています。「トロロアオイだけじゃなく、農業離れして興味を持たれなくなっている。有機で育てる小川町は移住者も増えているけど農地が大きくないし、有機ではたくさんは採れない。若い人が興味を持ってやってくれると嬉しいね」なぜ難しい?トロロアオイの大量生産トロロアオイは一般的な野菜などと異なり、病気等に対応する登録農薬がないため、病気や害虫の被害を受けやすくなってしまうそうです。無農薬で育てる小川町では、トロロアオイが蕎麦のつなぎや漢方薬などにも使われていました。葉がまだ小さいうちは周りの草に負けてしまうこともあるそう。除草剤を使用できないため、雑草の管理にも手がかかるといいます。トロロアオイを大きな畑で育てるには水はけが良いことが求められます。以前、トロロアオイ農家の生産中止がニュースになった頃、福井県の紙漉きさんが地元で育てようと試したそうですが、湿地のためうまくいかなかったとのこと。トロロアオイの最大産地である茨城県は、水はけの良い肥沃な土壌と広大で平坦な大地が広がり、栽培に適した地域だと黒澤さんは言います。家庭で鉢やプランターで育てるには、清潔な土を用意してもらうこと、日当たりと水はけを良くする工夫をしてもらうことが大切です。そして最も重要なのは、十分な深さの鉢やプランターを用意すること。黒沢さんも「以前プランターで育てた人がいたけど、深さが足りなくて根がとぐろを巻いてしまったみたい。それでもねりは採れるけど、作業に時間がかかるらしい。しっかり深さのあるものを用意した方がいいね」と笑って教えてくれました。茨城県と比べ、小川町は農地が狭いことも病気がでやすい理由のひとつだといいます。トロロアオイは同じ畑で同じ作物を繰り返し栽培する連作に弱いため、本来は3年ほど畑を休ませたいそうですが、狭い農地では十分に休ませることができない場合もあります。これが大量生産に対応できない要因のひとつにもなっています。種まきの時季を待つトロロアオイの畑トロロアオイの種まきは6月半ばの梅雨明け頃。次の種まきを待つ畑にはもみ殻が撒かれていました。「土がふかふかになるようにもみ殻を混ぜて土づくりをしている。昨年は雨が続いたり、日照りが続いたりした極端な天候の影響で、全国の産地から求められている量の1/3ほどしか収穫できなかった」手漉き和紙づくりに欠かせない「ねり」はトロロアオイの根から抽出されます。根を大きく育てるためには、新しく出てきた芽や葉を取り除く「わき芽かき」や「葉かき」の作業が重要です。この作業は夏のいちばん暑い時期に繰り返し行われます。「昔は芽かきもあまりしなかった。今は根を太らせるためにしっかりやる。草取りや芽かきは大変だけど、困っている和紙産地の期待に応えたい」毎朝8時には畑に出ているという黒沢さん。今年のトロロアオイづくりの準備はすでに始まっています。


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紙漉き職人さんであります内村さんと水上製本所の水上さんと「わしのねり」キックオフライブ配信いたしました。朝早くから多くの方にご参加いただき誠にありがとうございます。参加者の方から質問がでたり、終わったあとに感想をいただき画面越しではありましたが、皆さまと繋がることができ、とても嬉しかったです。わしのねりプロジェクトの目標であるねりを育てて職人さんに届けるほかに、みなさんと職人さんと農家さんがつながることをイメージしている話や感性に響く和紙の大切さなど職人さんが出演したからこそのトークが実現できたかと思います。ライブ配信した映像は、後ほど見やすいようにテーマごとに小分けをして公開いたします。また、ライブ配信後にご支援いただき、ありがとうございます。ライブ配信をしたスタッフ及び職人さん一同喜んでおります。今後とも頑張ってまいりますので、どうぞよろしくお願いきたします!