レスキューのご報告です。
お昼過ぎに一本の相談がありました。
相談者の方の元ご家族だった方が、飼育しているワンコの飼育放棄を望んでいて、相談者さんから何とか助けて欲しいと相談がありました。
全ての事情はお話し出来ませんが、相談者さんのお気持ちや悲痛な訴えをお聞きし、ご自分でもワンコの幸せに向かって努力されているのが痛いほど分かりました。
どうにもならない環境で、精神的にも不安定な中、精一杯出来る事を努力しての結果だと理解出来ましたので、今回保護のお手伝いをする事にしました。ワンコもかなり厳しい環境にあると想像出来ましたし、保護が急務だと思いました。
まずは元ご家族である飼い主さんから穏便にワンコを引き取れるかが問題で、相談者の方の身の安全を確保した上で幾つかアドバイス等をさせていただき、飼い主さんから相談者の方が引き取れた時点で当会が保護する、と言った連携をする事で打ち合わせ、私は別の案件のお宅に向かいました。
その日は丁度当会は別のレスキューもあり、緊急で向かう日でした。
そしてお年寄りの飼い主さんから飼えなくなったワンコを引き取り、書類のやり取りを済ませて帰る所でした。
(そのワンコは、協力ボランティア様が連携して幸せにして下さる事が決まりました。本当にありがとうございます。)
レスキュー後、スタッフ達と待ち合わせ、22時半頃にお年寄りの飼育放棄のワンコの引き渡しを行なっている最中、お昼の相談者さんからお電話があり、今、元家族の人から保護出来たので、向かいます、とご連絡がありました。
すぐに名古屋に戻り出会ったのはシニアのダックス君。
名前はビク君と名付けました。
日付けが変わる頃、シェルターに到着しました。
ビク君は長年置かれた環境と愛情不足による分離不安と破壊行動が少しありますが、12歳のシニアになるまで、迫害を受けた環境であれば仕方ないと思っています。
ストレスによる物かあちこち体中に脱毛箇所があります。
落ち着いた環境で愛情一杯にしてあげたい。
現在当会は改装や引越しで落ち着いた環境を作るにはまだ日数がかかります。
まずは飼育放棄の子の預かりが多いスタッフで毎回精神的なケアが慣れているスタッフにビク君の預かりをお願いした所、快く引き受けて下さったので本日シェルターから移動予定です。
先日飼い主さんが亡くなってレスキューしたダックスのダイちゃんと一緒に預かりをして下さるので、ビク君とだいちゃんで境遇を分かち合えたら良いなと思います。
ビク君、長い間辛かったね。
これからは幸せしか無い生活を送ろう!!
皆様、ビク君が心から笑えるようどうかお祈り下さい。
シニアである事から少しでも早いスタートを切ってあげたい。そんな気持ちからビク君の家族希望の方がいらしたら下記お問い合わせいただけましたら幸いです。
https://sora-chiisana.org/foster.html
(譲渡に関し、二度と保護犬が不幸にならないよう、全頭の共通規約としてお約束がございます。
①医療を終えてからのお引き渡しになります。
②必ず事前にお見合いやご面談お打ち合わせがございます。
③譲渡には脱走防止ゲートや階段転落防止、必要であれば勝手口やお庭対策、ダブルリードタイプのショルダーリード等々、トライアル書や正式譲渡の取り交わし等、各種条件がございます。)
皆様、ビク君の応援宜しくお願い致します。