小話第34話
「ブヨブヨの蝶」をお送りします。
今日は、蝶のお腹の話します。
わたしが4歳の頃、保育園から帰宅して、近所の公園に遊びに行きます。
春になると蛹から羽化したモンシロチョウが沢山飛んでいます。
「捕まえて標本にするのだ。」
と、網と虫籠を持ってでかけます。父親が蝶々が好きで、出かける時にいつもそれらを持参していましたし、標本にする蝶のお腹らへんをギュッと抑えてからパラフィン紙に包んでいるところを見ていたので、
「お腹らへんを指でギュッとすると蝶が動かなくなる」
を実践してみました。
しかし、「お腹らへん」ていうのが胸なのか腹なのかの区別がついておらず、抑えた蝶の腹からブヨブヨの液体が出てきてしまい、気持ち悪くて、顔面が真っ青になったことを覚えています。
家に帰宅してそのことを父親に話すと、「腹じゃなくて、胸を抑えるんだよ、ここね、ここだよ?」と、教えてもらい、区別がつくようになりました。
そーいえば、秘境の珍しい蝶々の標本が実家の冷蔵庫に入っていたよーな。^_^
そして、「ブヨブヨ」で思い出したのが、『犬のためのぶよぶよとした本当の前奏曲』という曲。
1912年にフランスの作曲家、エリック・サティにより作曲されたこの曲には、「作品タイトルだけで判断しないで、曲をちゃんと聴いてほしいな〜☆」という思いが入っていたとか。
サティと言えば「ジムノペディ」が有名ですね☆
ピアノ曲にフランス語の詩がついている曲「チューリップのかわいい王女様のおっしゃること」や「あずき豆の王様の戦いの歌」など、ユーモアたっぷりの曲が沢山ありますョ☆
あぁ、だんだんピアノが弾きたくなってきた!
\(^o^)See You Tomorrow☆