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パリが認めた染色家、人生最後の大勝負!〜それでも京都から世界をめざす〜

職人歴48年、京都の小さな染め工房で生み出し続けてきたパリコレ作品。コロナで多くの職人が淘汰されていくなか、私たちはまた新たな必殺技を編み出したいと思っています。再び京都から世界で通用する技術を!西田清74歳、人生最初で最後のクラウドファンディングに挑戦します。皆さま、応援よろしくおねがいします!

現在の支援総額

2,164,500

216%

目標金額は1,000,000円

支援者数

157

募集終了まで残り

終了

このプロジェクトは、2021/03/20に募集を開始し、 157人の支援により 2,164,500円の資金を集め、 2021/04/20に募集を終了しました

エンタメ領域特化型クラファン

手数料0円から実施可能。 企画からリターン配送まで、すべてお任せのプランもあります!

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現在の支援総額

2,164,500

216%達成

終了

目標金額1,000,000

支援者数157

このプロジェクトは、2021/03/20に募集を開始し、 157人の支援により 2,164,500円の資金を集め、 2021/04/20に募集を終了しました

職人歴48年、京都の小さな染め工房で生み出し続けてきたパリコレ作品。コロナで多くの職人が淘汰されていくなか、私たちはまた新たな必殺技を編み出したいと思っています。再び京都から世界で通用する技術を!西田清74歳、人生最初で最後のクラウドファンディングに挑戦します。皆さま、応援よろしくおねがいします!

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《2021.3.28 追記》

皆さま、誠にありがとうございます。プロジェクトを公開して1週間、ネクストゴールを達成することができました。いったい、いま何が起こっているのかわからない状況ではありますが、たくさんの応援を力に変えて、精進していきます。心を込めたリターンを用意しているので、皆さんがアッと驚く作品をつくり、お届けしたいと思っています。今回のネクストゴールを達成したことで、設備の導入する目処が立ち、「流彩染め」に必要な染料や糊なども調達することができそうです

有り難いことに、まだチャレンジする期間がありますので、第二弾のネクストゴールを設定できることになりました。弟子入りしてきた越本くんに、より活躍してもらうために、工房を起点に発信していくための資金につかわせていただきたいと思います。

●越本くんがプロデュースする作品の制作費(企画・資材の調達・試作品の制作など) 400,000円

●情報発信していくために必要な撮影費や広告費 100,000円

を合わせて、

___

ネクストゴール
目標金額2,000,000円・支援者数150人

___

に設定させていただきます。前進あるのみ、チャレンジするだけ。これまで50年近くにわたって続けてきたことを、これからも大切にしていきます。何卒、よろしくお願い致します!


・・・・・


< 以下、原文 >


はじめに・ご挨拶

はじめまして、西田清といいます。京都の観光地・嵐山に程近いところで染色工房「アート・ユニ」を営んでいます。職人歴は48年、「ヨソではできないこと」を追求してきて、独自の技法をたくさん生み出してきました。そのなかのいくつかは、パリコレクションでも評価をいただいたりしました。弟子入りしてきた大学生に新たな技法を授けるために、そして今まで培ってきた技術を次の時代に引き継いでいくために、人生初のクラウドファンディングに挑戦しますので皆さま応援よろしくお願い致します。

広幅(アパレル・インテリア用)の手描き染色ができる世界的にも珍しい工房です

決してアクセスのいい場所とは言えませんがフランスから来客があったりします
精いっぱい御礼しますので最後まで読んでいただけると嬉しいです

コロナで拍車がかかった右肩さがり

高齢化が進んでいて後継者がいない。そんな話は、よく聞くかもしれません。同業者はほとんど70代くらい、ここ数年、どんどん廃業していっています。まだ廃業できるだけマシで、金融機関からの借入金があるところがほとんどなので、廃業したくてもできず、ズルズル続けるしかない仲間もたくさんいます。

生活様式がどんどん変わっていって、もう多くの人は、イベントで着物を着ることもなくなりました。海外のほうが生産コストが安いからと、どんどん中国や東南アジアに生産拠点が移っていきました。さらに、昔は問屋がある程度、力をもっていましたが、最近はメーカーやブランドが力をもつようになったことで、原価の積み上げで売価が決まるのではなく、最終の販売価格が決まってから逆算で加工賃が計算されるようにもなりました。そういうことが重なって、今や、染め職人の業界では、30年前よりも加工賃が安い状況にあります。そのような中では、後継者を育てるのも至難の業です。

そしてこのコロナ。行政の補助金や助成金でなんとか生き延びているところも、来年を迎えられるか、もっといえば、この春を迎えられるか難しいところも多いというのが、肌感覚としてあります。今なら止むなく廃業したとしても、「このコロナで・・・」と、いい言い訳ができるのかもしれません。

職人を取り巻く環境は厳しくなるばかりです


突如として現れた大学生

およそ半世紀ちかいキャリアのなかで、バブル崩壊やリーマンショックなどを経験してきました。そして到来したコロナは、職人業界にとっても壊滅的なダメージをもたらしていて、身近な職人たちも、どんどん店じまいしています。今まで経験したことがないほどの不況がアパレル産業にかかわる職人たちを襲っています。

そのような中で、ひとりの大学生が工房に飛び込んできました。せっかくいい大学にいったのに、就職活動を辞めて「弟子入りさせてください」と。最初は断ったのですが、彼の熱意に押されて受け入れることにしました。

彼を受け入れたのは、2020年の5月ごろ、いよいよコロナが猛威をふるい、百貨店も休業していた頃でした。しかしそこから、新たなチャレンジが生まれました。お客さんの服を染め直すサービス、工房を公開してコレクションブランドに納めた技術を体感する企画、工房から生中継するオンラインツアー、こういうときだからこそ、アクションを起こしていく姿勢を貫いてきました。

弟子入りしてきた大学生

イベントでは技術を生み出してきた背景などをご説明したり

実際に皆さんにも体験してもらったりしています


それでもまた、世界に出す作品をつくる

この春、大学を卒業する彼と、世界で通用する必殺技を編み出そうとしています。平安時代、貴族の遊びが発端とされる「墨流し」。墨汁を水面に垂らして出来る模様で描いていく技法です。この技法をアレンジしたものを「流彩染め(りゅうさいぞめ)」と名付け、これまで培ってきた経験を総動員して世界をめざします。そして74歳になる今、知識と技術を次世代につないでいきます

言い訳をして、諦めるのはいつでもできます。いま、アート・ユニでは、このままで終わってたまるかと、気持ちをより強くしています。「流彩染め」を確立させ、染色文化そのものの価値を高めるだけでなく、皆さんと作品づくりをする時間を共有することで、お客さんに提供する体験価値も高めていこうとしています。

コロナがあったからこそ生み出したことも活かして前に進みたいです


資金の使いみち

このコロナ禍を乗り越え、世界に通用する作品をつくり、つぎの世代に技術を引き継ぎたい。その布石となる「流彩染め」に使用する設備の導入資金に使わせていただきます。この設備を導入することによって、これまで培ってきた京友禅の技術や、うちの工房でしかできない加工技術を組み合わせた、第三の技術を編みだすことができます。長い時間のなかで数々の失敗をしてきたからこそ、できることがあります。ご支援のほど、何卒よろしくお願い致します!

●流彩染め用の設備購入費用  500,000円/個×2個=1,000,000円 

●試作品の開発費用 90,000円

●リターン品の制作費用 300,000円

●クラウドファンディング手数料 110,000円

合計1,500,000円

上記の合計金額のうち、100万円を集めたいと思っています。

流彩染めのサンプル


リターンについて

・5,500円コース

 それぞれの月の花をあしらった90cm✕90cm四方の風呂敷をお届けします。ご自身の誕生日月や、だれか大切なひとの誕生日月のもの、お好きな花柄のもの、ぜひお選びください。

・10,000円コースその1

 100cm✕100cm四方の流彩染めシルクスカーフをお届けします。今回、導入しようと思っている設備をつかって一点物のスカーフを心を込めて制作します。あなたの応援がシルクスカーフになります。

・10,000円コースその2

 あなたの服をいい感じに染め直します。タンスに眠っている色あせたシャツや、着ていない服があれば、これまで培ってきた経験をもとに、わたくし西田清が「シブい」と思うデザインに仕上げてお届けします。

・20,000円コースその1

 流彩染めシルクスカーフと、服の染め直しサービスの2本立てです。新たな文化のはじまりを予感させる作品や、エコに関心のある方は是非、こちらのコースをお選びください。

・20,000円コースその2

 「世界に1着の服をつくろう」参加券をお届けします。工房まで足を運んでいただき、これまでの仕事のことや、コレクションブランドとの作品づくりのこと、これからのことなどについてのトークセッションしたあとに、実際に染色体験をしていただきます。ご自身の服をお持ちいただき(綿の厚手の素材が好ましいです)世界に1着だけの服をつくる体験企画です。

・30,000円コースその1

 今回のクラウドファンディングで導入する「流彩染め」をお客様と一緒に体験する企画です。トークセッションでこれまでの仕事のことや大切にしていること、こだわりについてお話しさせていただいたあとに、実際に体験していただきます。広幅(アパレルやインテリア用)の布地が出来上がりますので、その後、シャツやスカート、ワンピースなどにもお仕立ていただけます。

・30,000円コースその2

 これまで制作実績のある見本の布から、お好きな布を選んでいただき、「2M」染色いたします。(※参考:2Mは、シャツやスカート、ジャケット、などを制作できるくらいの長さです。)

・50,000円コース

 これまで制作実績のある見本の布から、お好きな布を選んでいただき、「4M」染色いたします。(※参考:4Mは、だいたいセットアップで服を制作できるくらいの長さです。)

・100,000円コース

 これまで制作実績のある見本の布から、お好きな布を選んでいただき、「10M」染色いたします。(参考:10Mあれば、いろんな種類の布を楽しめます。その布でセットアップを仕立てるのもよし、お気に入りの職人技で色ちがいのものを味わうのもいいと思います。)


実施スケジュール

2021年4月:クラウドファンディング挑戦

2021年5月:流彩染め商品開発

2021年6月:リターン品制作

2021年7月:順次、リターン品お届け

2021年8月:流彩染め体験サービス開発


さいごに

最後まで読んでくださってありがとうございます。「アート・ユニ」の雰囲気がわかる3分半の動画をつくりました。このクラウドファンディングで、新しい出会いが生まれたら幸いです。


※本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。

※特商法に関する情報
1.事業者の名称:アート・ユニ
2.お問い合わせ先:090-8168-9928(代表・西田)
3.メールアドレス:kiyoshinishidartuni@gmail.com

最新の活動報告

もっと見る
  • 現在、リターンとして、皆さまからご送付いただきました、Tシャツなどの染め直しに取りかかっています!皆さまのことを考え、1点ずつ「シブい」と思えるようなデザインで染め直していきますので、お届けまでどうぞ楽しみにお待ちください。お届けは8月までに完了するように努めていきます。引き続きよろしくお願いいたします! もっと見る

  • いつも温かく見守って下さり、ありがとうございます。現在アート・ユニは、5月26日から大丸京都店の全館イベント、ART@DAIMARUに絶賛出展中です。大丸さんの5階下りエスカレーター付近にて、代表・西田清さんのパネル展示や、世界的なメゾンでも採用されたテキスタイルの展示を行っています。展示の中には納品された設備を使った「流彩染め」の作品もあります!また、今回の出展は染色工房〈アート・ユニ〉×〈アフリカドッグス〉のコラボで、出展中のテキスタイルをトートバックやロングスカートなどにお仕立てすることもできます。緊急事態宣言下で気持ちの沈みがちな日々ですが、お近くにお越しの際は、ぜひお立ち寄りください!感染症対策万全で、お待ちしております。出展期間:2021年5月26日(水)-6月22日 もっと見る

  • いつも温かく見守ってくださり、ありがとうございます。納品された設備を使って、試作品の製作に取り組んできましたが、製品化に向けたサンプルが出来上がってきています!皆さまのご支援のおかげで、このような作品を作ることができています。これからも努力を続け、技術の向上に励んでいきたいと思います!引き続きよろしくお願いいたします。 もっと見る

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