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イタリアで見てきたフル・インクルーシブ教育についての本を出版したい!!

2019年に内閣府地域コアリーダープログラムで私達はイタリアに派遣され、共生社会に向けた取り組みを見てきました。その中でも特にインクルーシブ教育が進んでいると言われるイタリア社会の現状を様々な人に知っていただき、日本の共生社会実現の手助けになればと考え、書籍出版に向けたプロジェクトを立ち上げました!

現在の支援総額

750,500

125%

目標金額は600,000円

支援者数

191

募集終了まで残り

終了

このプロジェクトは、2021/04/07に募集を開始し、 191人の支援により 750,500円の資金を集め、 2021/04/30に募集を終了しました

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現在の支援総額

750,500

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目標金額600,000

支援者数191

このプロジェクトは、2021/04/07に募集を開始し、 191人の支援により 750,500円の資金を集め、 2021/04/30に募集を終了しました

2019年に内閣府地域コアリーダープログラムで私達はイタリアに派遣され、共生社会に向けた取り組みを見てきました。その中でも特にインクルーシブ教育が進んでいると言われるイタリア社会の現状を様々な人に知っていただき、日本の共生社会実現の手助けになればと考え、書籍出版に向けたプロジェクトを立ち上げました!

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はじめに・ご挨拶

 私たちは、令和元年度に内閣府地域コアリーダープログラムに参加したメンバー(団長1名、団員8名)です。障害者活動分野の派遣国活動として、プログラム初の訪問国であるイタリアで共生社会の実現に向けた取り組みを行う13箇所の団体や施設を訪問しました。
 イタリアは、40年以上前から、障害のある子・ない子ともに、同じ教室で学び、成長することが保障されている国です。私たちは「フル・インクルーシブ教育」の実際を、垣間見ました。
 最近は、さまざまな方面で「共生社会の実現」という言葉を耳にする機会が増えてきました。

 皆さんの日々の生活の中に、障害のある方とともに、楽しみや生きる喜びを分かち合う場面はありますか?

■地域コアリーダープログラムとは?
 内閣府が6つ展開する青年国際交流事業のうちの一つが「地域課題対応人材育成事業(地域コアリーダープログラム)」です。高齢者、障害者、青少年、各分野の課題解決に向けた取り組みを行う社会経験ある日本青年を、先進事例のある外国へ派遣する事業と、外国青年招へい事業の二本柱で、課題対応の能力向上を図ります。

2019年度イタリア派遣団メンバー

イタリア首相府での懇談


このプロジェクトで実現したいこと

 私たちがイタリアで学び気づいた、共生社会の実現に向けた『インクルージョン』を日本の皆さんにお届けし、誰もがくらしやすい社会を実現したい!

 障害の有無に関わらず、日常で関わり合える、ともに過ごせる社会をつくりたい!

多様な子供たちが通う学校の授業風景

バリアフリーなローマ市議会場

プロジェクトの内容や目的

 私たちは派遣前に、派遣国の情報収集や事前学習を行いましたが、日本にはイタリアに関する書籍や文献、最新情報が少ない現状がありました。そして実際にイタリアへ足を運び、この目で見て衝撃を受けた「フル・インクルーシブ教育」を軸に、現地の人々のくらしや、福祉・文化芸術活動・行政・社会的共同組合などで支援に携わる人たちの様子、マインドをまとめ、イタリアの街中の様子も織り交ぜた旅行記のような、手に取りやすい本を出版したいと思っています。

 日本では、「共生社会」をキーワードに、”誰もがともに、より暮らしやすい社会“の実現に向けて、様々な職種や立場の方々が、日々活動されています。近年、その勢いは増しており、輪の広がりを感じています。そのような中で、さらにその輪が広がるよう「共生社会」について考えるきっかけになる1冊を、世の中に届けたいと思いました。

 この本が出版されることにより、今まで共生社会やインクルーシブ教育に関心があった方も、関心がなかった方も、改めて日本の社会の在り方を考えるきっかけになればうれしいです。

 イタリアを知ることで、日本の強みも弱みも見えやすくなります!
そして、日本を見直すことで、『より良い社会への一歩』が踏み出せると思っています!

多様な方々が参加するオーケストラのマジカ・ムジカ協会の写真

こんな方に読んでほしい!

 「すべての人が社会を作っている」イタリアの視察やその前後での学びを通して、深く感じました。ぜひ本ができたい際には、福祉や教育関係者だけでなく、様々な方に手にとっていただきたい。それが私たちの願いです。海外へ行って初めて見る・知る・体験することにワクワクする人も、普段あまりこのような本は手に取らない人もこの本を読み、少しでも地域社会に興味、関心を持っていただければ幸いです。

 ぜひこの本を通して、日本での障害のある方の生活と、イタリアでの障害のある方の生活、日本でのインクルージョンとイタリアでのインクルージョンについて考えてみませんか?視覚障害研究所の触って学べる地球儀。学校へ貸し出しされることもある


こう活かしてほしい!

 本書を使い、インクルーシブ教育などの障害児教育のあり方について関心のある方や、幅広い層の方が集り、本書の内容や日本の制度などについて議論することで、障害や障害者の理解が深まってほしいです。

 みなさんお一人おひとりが、Diversity&Inclusionを実現する、地域づくりの一員だと思います。多様性を認め支え合い,生涯を通して共に,暮らしをデザインする社会を目指して、アクションを起こしましょう!そのはじめの一歩として、それぞれのお立場で、何ができそうか、気軽に一緒に考えてみませんか?また、是非、本を読んだ感想などを、身近な方と、意見交換などしてみてください。対話から相手の理解が生まれます。理解から、寄り添いが始まります。隣の方と手をつないでいくことで、気が付けばすべての人がつながっていた。人と人とのつながりを実感しながら、相手を尊重する社会に向け一歩を踏み出しましょう。そのために、学校、企業、地域において、ディスカッションの題材として、ご活用いただけたら幸いです。学校で使用されているコミュニケーションのためのシンボルマーク

小学校の専用アプリ(かざすとクラスの説明が現れる)

プロジェクトをやろうと思った理由

 私たちが派遣を終えた翌年からCOVID-19が世界中に広がり、イタリアに行き様々な施設を訪問したことが信じられないような世の中になってしまいました。そのような状況もあり、私たちの体験は、貴重な体験であり、多くの方と共有したいと思いました。イタリアでは、教育現場だけではなく、様々な機関を視察し広く交流を図ることが出来ました。その結果、イタリアの人々のくらしから学び・気づいたDiversity&Inclusionのヒントは、分野の垣根を超えて、今後の日本の共生社会実現に向けて、活かせるものと確信しています。また、イタリアは日本と類似性のある国(平均寿命、地域格差、厳しい財政事情)であることも含め、イタリアからの情報は今後の私たちにとって有益な情報になるのではないかと思っています。筋ジストロフィー・イタリア組合にて、毛糸をバトンに自己紹介(ネットワークの可視化)

バチカン博物館の触れることの可能な展示

これまでの活動

 私たちは2019年11月にイタリアに派遣されるまで、半年に渡り、お互いの職場の見学やイタリアと日本の制度や障害のある方の団体やその活動について学びました。派遣後もイタリアでの学びをまとめ、報告会を行いましたが、報告会は、限られた時間と限られた方にとどまりました。そのためより多くの方にこの学びを届けたいと考え、研修会・報告会を実施しようと考えていましたが、COVID−19の影響を受け開催できず…どうにか別の方法でこの学びを共有する術がないかと模索しました。そして、書籍にしようと思い、一年間執筆活動及び、定期的にオンライン会議を重ねてきました。出版社が決まり、いよいよ5月末に出版予定となりました。

オンライン会議の様子

■メンバーからのメッセージ

・奥 結香(元特別支援学校教諭/現NPO法人理事長)

『誰のためのインクルージョンなのか?自問自答していたものが、イタリア視察・本の執筆などを通して、ようやく答えが見つかりそうです。本をきっかけに皆様と繋がり、温かい地域社会を創るアクションを起こしたいです!』


・勝田 茜(作業療法士)

『「共生」って?「生きやすさ」って?学べば学ぶほど、モヤモヤも増えてきます。まずは、知ることから、そして考え続けること、その仲間の輪を広げて行きたいです!』


・川野 琢也(理学療法士)

『「インクルーシブ教育」の考え方は日本とイタリアでは異なっていました。教育が異なれば社会も異なる?イタリアで体験した生の声を記しました!』


・鈴木 佑輔(ボランティアコーディネーター)

『必要な支援を受けながら子どもは皆同じ学校へ行くと40年前に決めたイタリア。その社会が日々投げかけるのはインクルージョンできているか。という問いかけ。自立をテーマに取り組む日本と違う道を歩むイタリアにより良い社会へのヒントが多くあるように思いました。』


・徳田 千帆(作業療法士)

『障害のある人と関わる機会がないことを当たり前に感じていませんか。分けられているのが当たり前でいいのか、他の国はどうなのだろうかと疑問に思った方に、是非読んでいただきたいです。』


・中村 篤(作業療法士)

『まずはイタリアのインクルージョンの現場をのぞいてみてください!』


・橋本 紗弥佳(作業療法士)

『多くの価値観や視点が詰め込まれている一冊です。それを感じていただけたら嬉しいです。』


・平原 由梨子(支援コーディネーター/作業療法士)

『皆さまのご支援により、私たちは日本の共生社会の実現に向けて、新しい風を吹かせることができます』


・塘林 敬規(社会福祉士、イタリア派遣団団長)

『知らない事は、もったいない事なんだよ。知ることでわかり合えるんです!』

ダイアログ・イン・ザ・ダークがミラノにもありました。


資金の使い道(本について

 出版費用にさせていただきます。

本のイメージ

 タイトル:イタリアで見つけた共生社会のヒント
      〜フル・インクルーシブ教育に基づく人々の暮らし〜

 著者:2019 年度地域コアリーダープログラム・イタリア派遣団
 出版社:あけび書房
 販売予定価格:1200円(税込1320円)
 ページ数:123ページ(予定)
 本の目次:

第1章 . 共生社会の実現に向けた地域コアリーダープログラムとは?
  1.1 共生社会とは?
  1.2 地域コアリーダープログラムの概要および魅力
  1.3 2019 年度障害者分野(イタリア)派遣について
第2章.日本とイタリアの教育について
  2.1 フル・インクルーシブ教育とインクルーシブ教育の違い
     ~日本における障害児教育の歴史とインクルーシブ教育の考え方~
  2.2 イタリアにおけるフル・インクルーシブ教育の歴史
  2.3 現在のインクルーシブ教育の現場【アントニオ・ロスミニ小学校】
第3章.障害のある人を支える様々な機関や団体
  3.1 フル・インクルーシブ教育を支える社会の連携
  3.2 バチカン博物館
  3.3 ローマ市役所
  3.4 筋ジストロフィー・イタリア組合
  3.5 スペシャルオリンピックスイタリア協会
  3.6 社会的協同組合 全国協同組合連合会
  3.7 視覚障害研究所
  3.8 マジカ・ムジカ協会
第4章.障害のある人はイタリアでどのような暮らしをしているのか?
  4.1 アンジェルマン症候群を有する L さんのいるご家庭
  4.2 ダウン症候群を有する S さんのいるご家庭
第5章.日本での共生社会実現に向けたヒント
  5.1 イタリアのフル・インクルーシブ教育実践における課題
  5.2 誰もが暮らしやすい社会を目指すヒントとなるイタリア人の声
  5.3 フル・インクルーシブな社会を目指す日本での実践事例
    ~カラフルの挑戦~
 ★コラム 地下鉄のエレベーター
 ★コラム 友人たちのトラットリア


リターンについて

 出来上がった本をお送りします。支援のみの場合も大歓迎です!

 イタリアで見てきたことのオンライン報告会も計画しておりますので、共生社会やインクルーシブ教育に興味関心のある方との輪を広げましょう!また3組限定の個別報告会も準備しており、希望の内容で報告会を実施しますので、個人でも職場の研修会などでもご自由です!

 イタリアの観光地のオンラインツアーも準備しています!

オンライン報告会

いねいぶるとのコラボでコーヒーも準備しています

実施スケジュール

4月上旬 クラウドファンディング開始

     出版社との内容確認、校正

4月30日(金) クラウドファンディング終了

5月下旬 書籍完成予定

6月頃      随時発送予定(前後する可能性があります)

6月19日(土) 「イタリアオンラインツアー」予定(9月4日(土)に変更の可能性あり)

7月18日(日) 「オンライン報告会」実施予定

(個別報告会の日程は、相談で決定)


最後に

 イタリアで、共生社会は一部の人の思いや力だけで実現出来るものではないと実感しました。

 あなたの支援が、誰かの社会での生きやすさに繋がるかもしれません。

 一人ひとりの小さな意識の変化と行動が、社会や人を変えていくために必要です。

 私たちの思いに共感いただけましたら、是非ご支援をよろしくお願いします。


<All-in方式の場合>本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。

最新の活動報告

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  • イタリア派遣報告会(7月18日)にご参加のご支援者様へ

    2021/07/15 20:46

    こちらの活動報告は支援者限定の公開です。

  • 訂正【イタリア派遣報告会(7月18日)プラン】のご支援者さまへ

    2021/07/04 19:59

    こちらの活動報告は支援者限定の公開です。

  • リターン:イタリアオンラインツアーにご支援くださった方々へ

    2021/06/18 17:00

    こちらの活動報告は支援者限定の公開です。

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