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ガラスの街「黒壁スクエア」で、希少なガラス楽器による音楽会を成功させたい!

120年の時を刻み、長浜における歴史的建造物とガラス文化の拠点となった黒壁ガラス館で、リニューアルオープンを皆さまとともに迎えたいと思います。そこで、これまで培ってきたガラスの文化を発信し新たな時代の幕開けに、ガラスで出来た楽器の音楽会を開催します!

現在の支援総額

620,000

24%

目標金額は2,500,000円

支援者数

40

募集終了まで残り

終了

このプロジェクトは、2021/03/08に募集を開始し、 40人の支援により 620,000円の資金を集め、 2021/03/18に募集を終了しました

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現在の支援総額

620,000

24%達成

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支援者数40

このプロジェクトは、2021/03/08に募集を開始し、 40人の支援により 620,000円の資金を集め、 2021/03/18に募集を終了しました

120年の時を刻み、長浜における歴史的建造物とガラス文化の拠点となった黒壁ガラス館で、リニューアルオープンを皆さまとともに迎えたいと思います。そこで、これまで培ってきたガラスの文化を発信し新たな時代の幕開けに、ガラスで出来た楽器の音楽会を開催します!

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ご挨拶

この度、クラウドファンディングに挑戦をさせていただきます株式会社黒壁・代表取締役社長の進晴彦と申します。

弊社は、滋賀県の北部にある長浜市で、昭和の終わり頃にシャッター通りとなった中心市街地にある明治時代の銀行の建物を活用し、平成元年に黒壁ガラス館としてオープンしました。郊外の大型店にお客様を奪われた中心市街地にオープンした黒壁ガラス館は、当時、古い建物にそれまで地場産業にも無かったガラスという素材を組み合わせたことで反響をいただき、多くの観光客が訪れる街に変貌しました。その後も街の空き店舗を次々にガラスショップやカフェ、ギャラリーなどに生まれ変わらせ、2019年度は年間200万人の観光客で賑わう街となりました。このエリアを私達は黒壁スクエアと呼んでいます。

しかしながら、新型コロナウイルスの脅威が押し寄せ、またたく間に街から人影がなくなりました。私達の頭をよぎるのは昭和の終わり頃の寂しいシャッター通りの風景でした…

このプロジェクトを立ち上げた背景として、この新型コロナウイルスで疲弊している中心市街地を再び元気にしたいと、弊社の中核であるガラス事業にちなみ「ガラスの音楽会」を開催したいと考えております。ガラスの音楽会では、世界でも希少なガラス製のクラシック楽器を使用します。これは弊社の取引先でもあるHARIO株式会社が所有しており、これらをお借りし、明治時代の面影を残す黒壁ガラス館の中で音楽会を開催を計画しています。丁度この建物は現在数ヶ月に渡る長寿命化工事を終えることとなり、リニューアルオープンの機会にガラスの音楽会を開催する予定です。

30年以上培ってきたガラス文化の灯火を消したくない。この音楽会をきっかけに、新しい時代の黒壁スクエアを多くのお客様に楽しんでいただきたい。そして、長浜の中心市街地の再興につなげたい!


このプロジェクトで実現したいこと

今回のプロジェクトで私たちが実現したい最大の目的は、皆様と共に黒壁ガラス館のリニューアルを祝い成功させ、地域をはじめ、長浜市、滋賀県、ひいては関西の観光を元気に推進していく契機とする事です。関西のみならず、黒壁スクエアを応援していただける全国の皆様にプロジェクトにご参加頂き、皆さんと一緒に盛り上げ、地域も黒壁スクエアも、沢山のお客様と街を楽しんで頂けるよう新たなスタートとしていきます。

落ち着きの中に活力があり、歴史と文化溢れるこの街に是非とも訪れて頂き、長浜の街並や黒壁スクエア周辺を含めた沢山の見所をゆっくりと楽しんでいただける、そんな黒壁スクエアを是非応援して下さい!

ご支援お待ちしております。

黒壁ガラス館と長浜曳山まつり(コロナ前)


秀吉が愛した歴史深い滋賀・長浜

長浜城歴史博物館滋賀県の北部に位置する長浜市は、戦国時代の世には今浜という名で呼ばれていました。当時、羽柴秀吉(のちの豊臣秀吉)が織田信長より十二万石を与えられ初めて城持ち大名になり、信長の名にちなんで「長浜」と改名したと言われています。農民から出世した秀吉は類い希な才能を発揮、この地の商取引を税免除とする楽市楽座を開き、町衆の自治を十人衆という民間人に任せることで大いに発展させました。商業の興隆を背景に明治まで楽市楽座の朱印状が適用されたことで、長浜は「商人の町」として交通網も発達し、町中を横切る北国街道を中心に人々の活気に溢れていました。



市街地衰退の波

そのような流れと近代化の波が合流し、明治33年、長浜に国立第百三十銀行長浜支店(現在の黒壁ガラス館)が建てられ、その黒漆喰の洋館である外観から「黒壁銀行」の愛称で多くの人からとても親しまれました。この建物は明治銀行や煙草の専売公社、カトリック教会に姿を変えながら街の賑わいを見つめ続けていましたが、昭和40年代に入り、モータリゼーションの発達や大型店舗の進出などによる影響から中心市街地は急速に衰えていきました。商店主の高齢化も進み年々シャッ出典:『長浜百年』(長浜市発行、1980年)ターを下ろす商店が増加、長浜を中心とする湖北地域15万人の商圏を誇っていた中心市街地は、月間わずか約4千人の来街者となっていたのです。それは単に経済の衰退によって生活が脅かされるだけに留まらず、秀吉の時代から続いた伝統行事「曳山祭り」の継続が危ぶまれる、つまりこの地の文化的損失にまで発展しかねない事態でした。さらに追い打ちをかけるように昭和60年代にはカトリック教会の郊外移転に伴い、旧黒壁の建物は売却され建物が取り壊されるかもしれない状況に陥りました。


昭和63年頃街のシンボルが取り壊されると聞き一念発起、まちの有志として多種多様な企業家が集い、昭和63年4月に長浜市との第三セクター株式会社黒壁が設立されました。しかし、第一回の役員会が開かれた後、旧黒壁の建物の前で通行調査が行われた際には日曜日の午後にもかかわらず一時間に「ひと四人と犬一匹」しか通らない中心市街地を見て一同は現実の厳しさに直面することになります。


新しい文化と歴史

ヨーロッパ視察の様子何らかの事業を展開して活気を取り戻そうと議論を繰り返していましたが、そのまま幾日か過ぎたある日、いつものように同じメンバーが集まったところ、初代社長が言いました。「ヨーロッパを旅行していてガラスを作っているところには沢山の人が集まる。ガラスをやろうか」と。しかし、一同にはガラスを取り扱ったものはいません。全国のガラス施設の視察から始め、その後ヨーロッパへ向かい一同驚嘆しました。ヨーロッパのガラスには歴史に裏付けされた文化があり、技術もデザインも超一流。これを長浜に持ち込めば、新しい文化とガラスの歴史が注入できるかもしれない。ガラス事業を決意したことで、帰国後は急ピッチでオープンの準備が進められました。そして、平成元年7月1日、黒壁一號館黒壁ガラス館を始めとする3館からなる黒壁スクエアが誕生したのです。

黒壁ガラス館古くからの街並みや建造物による「歴史性」と、長浜曳山祭に代表される「文化芸術性」という、この街がずっと培ってきた価値に、世界中の人々が身近に感じるガラスという「国際性」を取り込んだことが、現在の「黒壁スクエア」の礎となり、歴史あるものと新しいものが組み合わされ魅力を生み出しました。


北近江サケグラス公募展そして現在、ガラス文化を発信する黒壁ガラス館の他、ガラス制作体験の教室、滋賀産品などの販売、オルゴール、セレクト雑貨、カフェなどの運営し、様々な店舗とも協力しながら黒壁グループ協議会を形成し、平成31年1月には累計で5,000万人のお客様を迎えました。

近年ではガラス文化の発信企画として『北近江サケグラス公募展』を毎年開催し、全国のガラス作家の力作が一堂に会する大規模な活動も実施しています。

しかしながら、新型コロナウイルスのパンデミックにより、黒壁スクエアも大幅な来場客の減を余儀なくされました。商店街も空き店舗が徐々に増えつつある中、このままでは街がかつてのシャッター通りに戻ってしまうのではないかという不安感が街中に広がっています。

そんな中で、この危機感をチャンスに変えたい!そう願って、新しい黒壁スクエアを皆様に楽しんで頂けないかという思いである計画をスタートさせました。

黒壁スクエアの街並み


変わらない装いと変わりゆく歴史の中で
「文化をデザインする」黒壁の新章がはじまります

昨年の秋より、老朽化した黒壁ガラス館の耐震補強を含む長寿命化と修繕を目的とした工事を行ってきましたが、数ヶ月の工事期間を経てリニューアルオープンを迎える運びとなりました。120年の時を刻み、長浜における歴史的建造物とガラス文化の拠点となった黒壁ガラス館で、このリニューアルオープンを皆さまとともに街に活気を灯すものとして迎えたいと思います。大切なものは、これまで私たちが大切に育み、培ってきた「ガラス文化」。静まり返った街を前に、思案の末、ガラスと音楽の融合はできないものだろうか。実は以前よりこのアイデアは、予算の都合もあり、実現が不可能なものとしてあきらめていたものでした。しかし、一層美しくなった黒壁ガラス館からいまこそ音楽の響きで活気を取り戻したい!スタッフ一同が頷いた瞬間でした。

ただし、このガラス製の楽器は、ガラス製品の長年の取引先でもあるHARIO株式会社が所有しており、世界的にも大変貴重なものですが、依頼交渉を進めると音楽会の開催にあたっては演奏者の派遣も含め前向きにご協力いただける運びとなりました。これでいよいよ音楽を通じてガラス文化をデザインし、またとないこの機会に多くの人の心に忘れられない時間を届けることができるかもしれません。


世界初のガラス製バイオリン(以下、HARIO株式会社資料より)

HARIO株式会社が、最高のガラス工芸技術を注ぎ、世界で初めてガラス製バイオリン「玻璃王(はりお)バイオリン」を完成させました。

この「玻璃王バイオリン」の開発はバイオリニスト・川井郁子氏とHARIO株式会社との間で構想が生まれ、HARIO株式会社古河工場(茨城県)にて実際の製作に取り掛かったのです。

「玻璃王バイオリン」は重さ約1380g(木製バイオリンは約800g)で、試作段階で20本成形し、最終的に完成したのは2本でした。 1本は川井郁子さんが演奏活動に活用、もう1本はHARIO本社にて保管されています。

実際の音色は、共鳴板の違いのために木製バイオリンの音色とは異なり、音の高低によって、独特の響きと味わいがあります。


素材:耐熱ガラス(硼珪酸ガラス)製

重量:約1.38kg(木製の場合0.8kg)

発表:2003年12月9日


製造工程


1.構想

ガラスの楽器作りの一番最初のバイオリンは手探りの状態で始まりました。

木製のバイオリンを分解し、制作方法の検討を行いました。

2.成形

バイオリンの形をした型に溶けたガラスを入れ、息を吹き込み成形します。成形した肉厚が一定にならなければならないので、培った経験を頼りに勘で吹き込む息の量を調節します。

3.加工

出来たボディーをよりバイオリンに近づけるための加工です。音を響かせる穴を開けている様子です。

4.装飾・完成

いよいよバイオリンらしくなったガラスのボディにグラビール(彫刻)の装飾をし、グラスアートペインティングを施します。

弦を張り、世界初のガラスのバイオリンが誕生しました。


世界初のガラス製チェロ

「ガラスのバイオリン」に引き続き、技術と芸術のコラボレーションをテーマに、新たな可能性を追求し、HARIO株式会社の持つ最高の技術を注入して、世界で初めての「ガラスのチェロ」を完成させました。

「ガラスのチェロ」の基本工程はバイオリンと同じですが、大きさが比べ物にならないため、製作段階で大変な苦労がありました。 まず40体余りを成型し、試行錯誤を重ね、ようやく1体の完成に至りました。


耐熱ガラス(硼珪酸ガラス)製

重量約11kg(木製の場合3kg)

発表 2004年12月14日


製造工程

熟練のガラス職人がボディの成形に挑みました。


1.成形

チェロの形をした型に溶けたガラスを入れ、息を吹き込み成形します。成形した肉厚が一定にならなければならないので、培った経験を頼りに勘で吹き込む息の量を調節します。成功したチェロのボディーは40体でした。

2.加工

出来たボディーをよりチェロに近づけるための加工をします。余分なガラスをカットし、音を響かせる穴を開けます。 この段階で加工が上手くいったのは40体中わずか10体でした。

3.完成

最終的にたった1体のチェロが出来上がり、様々な場所で展示・演奏が可能となりました。


ガラスの街「黒壁スクエア」で、希少なガラス楽器による音楽会を成功させたい!

このような希少な楽器を使用した音楽会を見られることはそう多くはありません。黒壁ガラス館の建物との饗宴もまたとない機会となることでしょう。

リニューアルした黒壁ガラス館の装いとともに、優雅な雰囲気でガラス楽器の音楽会を楽しんでいただきたい。そして、皆様とともにコロナの危機を克服し、長浜や滋賀、関西の活気を取り戻すことに貢献したい!そのスタートとしての黒壁ガラス館リニューアルオープンでありたいと考えています。

ぜひ、この思いにご賛同いただき、長浜と黒壁スクエアの新たな船出にご声援を宜しくおねがいします!


ガラスの音楽会

開催日時:2021年3月26日(金)1回目は14時〜 2回目は18時半〜

場所:黒壁ガラス館

演奏楽器:ガラスのバイオリン、ガラスのチェロ、電子ピアノ

協力企業:HARIO株式会社


資金の使い道

ガラスの楽器レンタル、運搬費、演奏者手配、交通費、映像配信手配、リターンとしての商品代金、これからの黒壁スクエアの情報発信による地域活性化の推進、等に大切に使わせていただきます。


リターンの発送等に関する諸注意

プロジェクト終了後、一週間以内に音楽会のご案内等のリターンを書面にてお送りします。

音楽会は新型コロナウイルスの感染症対策を十分に取った上で実施させていただきます。


(1)黒壁ガラス館でガラスの音楽会鑑賞とびわこレストランROKUでのディナー

金額:30,000円(限定30名様)

メインのリターン:

黒壁ガラス館にてガラスの音楽会鑑賞
3月26日(金)18時半〜19時半 

びわこレストランROKUにて特別ディナー
同19時40分〜 

その他のリターン:

・後日配信による、ガラスの音楽会編集動画の鑑賞

・株式会社黒壁直営館で利用可能な商品券5千円分(指定のECサイトでも利用可)

・黒壁体験教室の受講券


(2)黒壁ガラス館でガラスの音楽会鑑賞とびわこレストランROKUでのモンブランセット

金額:20,000円(限定30名様)

メインのリターン:

黒壁ガラス館にてガラスの音楽会鑑賞
3月26日(金)14時〜15時 

びわこレストランROKUにてモンブランセット(ケーキ+ドリンク)
同15時10分〜 

その他のリターン:

・後日配信による、ガラスの音楽会編集動画の鑑賞

・株式会社黒壁直営館で利用可能な商品券5千円分(指定のECサイトでも利用可)

・黒壁体験教室の受講券


(3)ガラスの音楽会のライブ配信の視聴

金額:10,000円

メインのリターン

ガラスの音楽会のライブ配信の視聴
3月26日(金)18時半〜19時半 

その他のリターン:

・株式会社黒壁直営館で利用可能な商品券3千円分(指定のECサイトでも利用可)

・黒壁体験教室の受講券


(4)ガラスの音楽会のライブ配信の視聴

金額:5,000円

メインのリターン

ガラスの音楽会のライブ配信の視聴
3月26日(金)18時半〜19時半 

その他のリターン:

・黒壁体験教室の受講券



お問合せ先

株式会社 黒壁

滋賀県長浜市元浜町12-38

TEL.0749-65-2330


ホームページ

https://www.kurokabe.co.jp


オンラインショップ

https://www.kurokabe.co.jp/ec/


Facebookページ

https://www.facebook.com/kurokabesquare


Instagram

https://www.instagram.com/kurokabesquare


Twitter

https://twitter.com/kurokabesquare


<All-in方式の場合>

本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。

最新の活動報告

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  • 3月26日(金)に黒壁ガラス館の内覧会を開催させていただき、クラウドファンディングのご支援者の皆様にはガラスの音楽会をご鑑賞いただきました。心配しておりましたライブ配信も問題なく実施でき、多くの皆様にガラスの楽器での演奏をお楽しみいただくことができました。世界初のガラスの楽器で関西初の音楽家を開催することが出来たことは、ひとえにご支援者のみん様のおかげです。この場をお借りして改めてみなさまに心より感謝申し上げます。3月27日には一般の皆様に向けてリニューアルオープンをさせていただきました。同時に大抽選会などのイベントも開催しておりますので、お時間ございましたらまたぜひご来場くださいませ。 もっと見る

  • 120年の時を経て黒壁ガラス館が長寿命化工事を終えようとしています。長らくお待たせしましたが、3月27日にグランドオープンを予定していますので、どうぞお楽しみに!3月26日の内覧会ではクラウドファンディング限定のガラスの音楽会開催です。世界でも類を見ないガラスのクラッシック楽器による演奏を、黒壁ガラス館の中で鑑賞することが出来るまたとない機会です。こちらも是非! もっと見る

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