2021/03/18 17:30

みなさんこんにちは。

石畳の栗農家・山田家の

次男、山田史郎と申します。

 

山田家は、兄夫婦と両親が完熟石畳栗を栽培しています。

私は現在、(株)石畳つなぐプロジェクトの寶泉社長の前職と同じ、

内子町役場に勤務しています。

県外の大学を卒業して以来、

地元のアツイ地域づくり活動にすっかり魅了されて

私も石畳で暮らすことを選びました。

母屋のすぐ近くに住んでいて、

栗の繁忙期にはプライベートで手伝いをしています。

 

30年以上続く石畳の「村並み保存運動」は、

住民が主体となって、

水車小屋や屋根付き橋など

石畳らしい田舎の暮らしの風景を残していく取り組みです。

決してお金になる活動ではありませんが、

地域内外からその取り組みは高く評価され、

そのことが石畳住民の大きな自信となりました。

 

この経験が、

「地域のために自分ができることを」という

石畳住民の「共同体意識」の原点であるような気がしています。


現在、石畳は急激な人口減少に立ち向かうため

これまでの景観保全活動に加えて、

それを維持継続していくために必要な経済活動を展開しています。

「ひとつ守る、ひとつ変える」をキーワードに、

厳しい状況にあっても、

事業に取り組む大人たちの前向きな姿が、とても印象的です。

 

ふるさとのために、自分には何ができるのか――

私も、この石畳の未来にワクワクしてならない1人です。