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新しい日本の伝統工芸をみんなでつくる。現代の金唐革プロジェクト

現在の支援総額

153,900

153%

目標金額は100,000円

支援者数

23

募集終了まで残り

終了

このプロジェクトは、2012/09/03に募集を開始し、 23人の支援により 153,900円の資金を集め、 2012/10/02に募集を終了しました

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新しい日本の伝統工芸をみんなでつくる。現代の金唐革プロジェクト

現在の支援総額

153,900

153%達成

終了

目標金額100,000

支援者数23

このプロジェクトは、2012/09/03に募集を開始し、 23人の支援により 153,900円の資金を集め、 2012/10/02に募集を終了しました

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■まずは、自己紹介!

みなさんはじめまして。河本 静香と申します。
量産品にはない手仕事ならではの繊細な味わいを大切にしたブランド
sunao(ハンドメイドバッグと手仕事の品々 スナオ)http://www.sunaobag.com
を運営しています。

デザインのためのスケッチ。革の裁断。工業用ミシンや手縫いによる縫製。
すべての工程を自ら手がけて、ひとつひとつ作品をつくっています。
手を動かしてものをつくることが、ずっと昔から大好きです。

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■新たな皮革工芸の伝統をつくりたい

現代の金唐革(きんからかわ)プロジェクトは、失われゆく手仕事や日本の皮革工芸の伝統を、SNSの力で盛り上げることを目的としたプロジェクトです。

金唐革とは、15世紀ルネッサンスのイタリアで生まれた箔工芸の粋ともいえる皮革芸術です。日本には17世紀・江戸時代に伝わり、煙草入れなどの小物に仕立てられ大流行。幕府が金唐革の輸入を規制するようになると、国内でも金唐革が制作されるようになり、日本独自の発展を遂げます。
明治時代の廃刀令により、武士が刀を持てなくなると、腰回りに刀の代わりに金唐革の煙草入れを身につけたそうです。金唐革は日本刀に代わるステイタスシンボルだったんですね。

300年以上前の技法・意匠による金唐革は、今でも数少ない作家の手により復元・伝承されていますが、このプロジェクトでは、手仕事ならではの味わいを大切にしながら、新たな素材や現代の技法の優れた部分は取り入れ、制作工程を再構成しています。

いにしえの技法の復元を超えて、現代のモードへと昇華。
新たな伝統となりうる皮革工芸の美の創作と共有を目指しています。

○ オリジナルプロダクトの開発
○ ワークショップの開催

このたびの「CAMPFIRE」での発表を皮切りに、SNSの力で失われゆく日本の手仕事を広め、つくり手・つかい手の輪を広げていこうと考えています。

■手仕事の粋 オリジナル金唐革

こちらが、オリジナル金唐革「Vintage Coins」です。

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金、錆金、銀、銅、錆銅、の五種類の箔を使い、時代を経た金属の風合いを表現しています。
従来の金唐革の伝統技法では、一種の箔しか使うことができません。
改良を加えたこのプロジェクトの技法では、数種類の箔を同時に使うことができるので、表現の幅が大きく広がりました。

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型を押したタンニンなめしの国産牛革に接着剤を塗り、乾き具合を確かめながら、そっと箔を置いていきます。

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そして、余分な箔を筆でやさしく払った後、やすりで箔を部分的に剥がし、古びたコインの風合いを表現します。

そして、最後にコーティング剤を塗り、完成です。

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まるで、画家が絵を描くように。
独特の味わいは丁寧な手仕事から生まれています。

このオリジナル金唐革は、フランスのギルディング(箔工芸)デザイナー、ガボー・ウルヴィツキ氏、株式会社五十崎社中のご協力をもとに、私がデザイン・制作しています。
東洋と西洋の伝統的な製法、現代の進化した皮革技術、様々な時代や分野の技術の融合により生み出された皮革芸術です。

■オリジナル金唐革プロダクト:ブックカバー

文庫用と新書用、サイズ二種類をご用意いたしました。
同じサイズの手帳カバーとしてもお使いいただくのもおすすめです。

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贅沢な一枚革ならではの味わいを生かした、シンプルなつくり。
こちらのブックカバーは、すべて自分の手で制作縫製しています。

■オリジナル金唐革プロダクト:長財布

男性も女性もお使いいただける、シンプルなデザインの長財布。
表面は、オリジナル金唐革。内面は東京墨田区の一流タンナー・山口産業株式会社の国産ピッグスキンを使用しています。

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この長財布は、岩田屋工具店の精密な抜型をつかって、東京・両国の革小物専門の工房、株式会社グレイスジャパンが縫製しています。

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精緻な革財布製作には欠かせない、岩田屋工具店の革を裁断するための刃型。

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株式会社グレイスジャパンの高橋社長と。清々しく誠実な話し振りから、職人としての誇りが伝わってきます。私が心より尊敬する「縫製の匠」です。

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ミシン縫製中の高橋さんは、この道50年の熟練職人さん。

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皮革を裁断中なのは西村さん。革目を読みながら一枚一枚丁寧に作業をすすめます。

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昭和二年創業の老舗・岩田屋工具店の三代目岩田直一さん(左)と谷口新市さん(右)。多くの職人から、厚い信頼を寄せられる「工具の匠」。

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鋼をグラインダーで研磨する作業。コンマ数ミリの精度を生み出すのは、長年の作業で培われた手の感覚。

ジャパンレザーの匠による制作現場の様子は、
現代の金唐革プロジェクト公式サイトhttp://www.kinkarakawa.com
で、よりくわしくご紹介しています。匠たちの経験に裏打ちされた手の動きは本当に美しく、日本のものづくりの底力が伝わってきます。

■現代の金唐革ワークショップ

色とりどりの箔や革など、美しい素材に囲まれて、時を忘れ一心に筆を動かす。
そんな手仕事ならではの楽しさを、たくさんの方々と共有できればと思い、ワークショップを開催することにいたしました。

素材の取り扱い方や作業のコツはサポートいたしますが、箔の色や塗り方など、表現は各自で自由に考えていただくワークショップです。
自分の手で、世界に一つの金唐革カードケースを制作してみませんか?

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レザークラフトがはじめての方も、経験者の方も、いっしょに楽しんでいただけるワークショップにしたいと思っています。
小学5年生以上なら制作に参加できます。小さなお子様を連れてのご参加も大丈夫です。

開催日時:
11月17日(土)13:30~(制作時間は約一時間半を予定しています)

 

開催場所:
富田興業株式会社2階http://www.tomita.co.jp/
(東京都台東区今戸1-3-12/東武線・銀座線 浅草駅下車、徒歩10分)

富田興業株式会社は日本の皮革産業のメッカ、東京・浅草でも指折りの革問屋さん。
国内外の数多くの一流ブランドが富田興業さんの皮革を採用しています。

普段は一般の方は入ることのできない場所なのですが、このワークショップのために、特別に場所を提供していただきました。知られざるレザーアパレル業界の空気を感じていただける、スペシャルなワークショップです。

■現代の金唐革カードケース制作キット

東京でのワークショップに参加できない方のために、金唐革カードケースの制作キットもご用意しました。
数本の筆をご用意していただければ、ご自宅で金唐革の世界を体験することができます。

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キット内容
○カードケース
○ 箔(金、銀、銅、錆金、錆銅の五種類)
○ 接着剤
○ コーティング剤
○ やすり
○ 説明書

ご自宅で制作する場合は、実際にお会いしていっしょにつくるワークショップとは違って、わかりにくいこともでてくるかと思います。
メールでお問い合わせを受け付けますので、どんな小さなことでも、わからないことがあれば気軽に質問していただければうれしいです。

新しい日本の伝統工芸をみんなでつくる「現代の金唐革プロジェクト」。
このプロジェクトを通してうまれる新たな出会いに、とてもワクワクしています。

応援よろしくお願いいたします!

最新の活動報告

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  • パトロンのみなさまへ、久々の活動報告です! 6月20日より1ヶ月間、東京・南青山骨董通りのセレクトショップ・CIRCLEにて、金唐革作品を展示させていただくことになりました。 国内外で注目を集めている金工作家・秋濱克大さんとコラボ制作させていただいた新作の長財布「Fenice」を中心に、バリエーション豊かな作品をごらんいただくことができます。 CIRCLEには丁寧に品定めされた美しいもの、美味しいものが揃っています。 初夏の青山の散策の折りにお立ち寄りいただければ、とても嬉しく思います。 もっと見る

  • 大変ご無沙汰しております。河本です。 前回の活動報告から間が空いてしまいましたが、現代の金唐革プロジェクト、久しぶりに活動報告させていただきます! おかげさまで、プロジェクトの輪は大きな広がりを見せています。 ○日本橋三越本店(2013.9) 1階中央ホールでのイベント「日本橋ガール」に参加、作品の展示販売とワークショップを開催させていただきました。 デンマーク王室に認められた国産ブランド「アンデルセンバッグ」、彫金作家・秋濱克大氏との金唐革コラボバッグ・長財布を限定販売いたしました。 ○銀座・ゆう画廊(2013.10) 女性作家4人によるグループ展「いとより展」に参加、作品の展示販売をさせていただきました。はじめての銀座でのイベントに緊張気味でしたが、他の出展者のみなさまに支えていただき、そしてお客様との素敵な出会いに恵まれ、とても思い出深いグループ展となりました。 ○浅草ものづくり工房施設公開+小さい秋ラウンド(2013.11) クリエイターのインキュベーションアトリエ「浅草ものづくり工房」初の施設公開イベントに参加、作品の展示販売とワークショップを開催させていただきました。新デザインのカードケースのワークショップ+キット販売がとても好評でした! ちなみに、冒頭の写真はカードケース制作キット。この秋より薬剤の配合を変え、デザインを見直した新バージョン。オンライン販売はこちらです。 ○銀座・ART FOR THOUGHT(ただいま開催中〜12月7日) 会場は銀座のカフェバー・ART FOR THOUGHT。着物スタイリストMasami Akiyoshiさんがセレクトした「和」をテーマにした合同展示会です(詳細はこちらのブログをごらんください)。気軽に入っていただけるカジュアルな雰囲気ですが、本珊瑚や国内外のアンティークパーツを使用した一点もののアクセサリー、フランス大統領夫人に献上されたスカーフなど、凄い作品が揃いぶみ。これは必見ですっ☆ ○東急ハンズ渋谷店(12月16日開催予定) 7Fのカフェスペースで、ワークショップを開催させていただきます。詳細はこちらです。東急ハンズさんのご厚意により、この価格でドリンクまでついてくるのはかなりお得!平日の昼間の開催ですがオススメです。当日はキットも販売いたします。 ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ 活動がこれだけの人気を集めることができたのも、昨年このプロジェクトを応援していただいたみなさま一人一人のおかげだと思っています。 もう一度改めて、本当にありがとうございます。 もっと見る

  • 3月も半ばを過ぎました。 みなさまいかがお過ごしでしょうか? 制作の合間に聞こえてくる風の音に、新しい季節の兆しを感じます。 さてさて、先日のブログでもお知らせしましたように、先週の土曜日に東京・奥原宿「ギャラリーキッチン」にて、革のてしごと・金唐革(きんからかわ)のワークショップを開催いたしました。 型押しの模様や箔の色、塗り方を考えて、自分好みにカスタマイズ。 自分自身の手で、世界にひとつのアイテムを制作していただくワークショップ。おかげさまで満員御礼の大好評! 「またぜひ」との声を受けて、来月にも開催させていただくことになりました。 ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ 革のてしごと・金唐革(きんからかわ)のワークショップ 2013. 4/14(日) 13:00~17:00 @東京・奥原宿「ギャラリーキッチン」2F 〒150-0001 東京都渋谷区神宮前2-19-2 ※今月末にはアンリアレイジの展示会も開催される、ファッショニスタの隠れ家的ギャラリーです。 ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ 自分好みの箔や革を選んでカスタマイズ。箔や革など工芸の美しい素材にふれながら、自分のオリジナル、世界にひとつだけの革小物を制作します。制作していただいた作品は、当日お持ち帰りいただけます。 ワークショップの詳細はこちらのブログをごらんください! Facebookイベントページにも、このワークショップの情報を随時アップしています。 聞きたいことがあれば、質問も気軽にお寄せくださいね☆ みなさまとお会いできるのを楽しみにしています。 もっと見る

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