クラウドファンディングによる皆様の順調なご支援のおかげで、8枡(マス)のハスの植替え準備に入ることができました! (下の写真でマルのついた大賀蓮は、先日無事に植替えることができたものです。)
植替え作業に入ったハスは以下の8品種です。
立田蓮、検見川蓮、極楽寺蓮、浄台蓮、舞妃蓮、大酒錦、通糸蓮、紅黄蝶
ハス品種見本園で植替えを行うときの作業工程は、主に6つです。
1.水抜き
2.泥の掻き出しと蓮根の取り出し
3.客土の搬入
4.水張り
5.肥料の搬入
6.蓮根の植つけ
下の写真は、極楽寺蓮の水抜きの様子です。
泥の掻き出しには、まず重機で枡の中心の泥をすくい出します。
すくい出した泥は、どんどんトラックで見本園のそばの穴に持ち出します。
次に、数人がかりで枡に入って蓮根を取り出します。
蓮根は枡の内壁に沿ってグルグルと巻きながら成長します。長い蓮根を壊さず、傷つけないよう取り出すのは、気を使う作業です。
植替えに使える蓮根を選別します。例えば、手前のオレンジがかった蓮根は古くて使えません。
大型のハスの蓮根はやはり大きいですね。
立田蓮の蓮根です。系統保存のためにも、ラベルをつけてまとめておきます。
新しい土と肥料を入れて、水を張りながら重機で土を混ぜました。
今回は肥料として「普通化成: 窒素8-リン酸8-カリ8」を使いました。
ここまでの準備作業で、朝9時から夕方5時までかかりました。近日中に実際の植えつけ作業を行う予定です!
なかには、今回10年ぶりに植替えられるハスもあります。ヘドロがたまり、蓮根が腐っていたハスもこれで復活しますように。引き続き、皆様の温かいご支援をよろしくお願いします!