2021/03/22 09:00

斎藤哲也さんへの思い

 斎藤さんとの出会いは、かれこれ7〜8年前になると思います。アンナガーデン近くで、珈琲楓舎の店主をされていた時でした。決して派手ではないけれど、お洒落な出立ちに穏やかな表情と語り口で、コーヒーに関する味わいのある話を毎回してくれていました。コーヒー豆はもちろんのこと、お店に置かれた道具の一つ一つを分かりやすく説明してくれました。その姿に魅了され、コーヒー豆を買っては家で挽き、斎藤さんに少しでも近づきたいと憧れていました。  いつしかカフェ巡りが趣味となり、斎藤さんが焙煎されたコーヒーを頂く機会も増えました。その頃から、斎藤さんが焙煎している場所にも興味を持っていました。そのため、SEKIYA COFFEE&GOOD TIMESの店舗を造っているという話を聞き、何かしら関わらせてもらいたいと思ってDIYイベントに参加しました。完成後も、斎藤さんが淹れてくれたコーヒーを飲みながら、店舗入口の足場をみる度に、自然とニヤけている自分がいました。店舗の一部に関わった事で、この場所は斎藤さんの店だけれど、斎藤さんの多くのファンが愛情を注いだ建物だと感じました。  そんな思いの詰まった店舗が火事に遭い、さぞかし悲しい思いをされているだろうと心配して伺うと、毅然と振る舞ういつもの斎藤さんがいました。普段と変わらないからこそ、どう声をかけていいのか分かりませんでした。数日後のブログに、思いっきり泣いて気持ちが晴れたと書かれてあり、少しホッとした気持ちでいました。  火事の直後から、市内・県内の珈琲店が募金活動をされ、SAKAMOTO COFFEEさんは青空コーヒースタンドを実施。さらには、MOTO COFFEEさんが焙煎した豆で、RIVER BEACH COFFEEさんとのコラボ企画もされました。シナモンボーイ達也君は、思いの詰まった本を自費出版。多くの人が様々な形で支援に乗り出したのも、斎藤さんの人柄によるものだと感じています。  今回のクラウドファンディングにも、きっと多く人が関心を寄せ、大きなうねりになることでしょう。  斎藤さんの新たなスタートを、より多くの人に知ってもらい、斎藤さんとファンの人たちにとって、より良いコーヒーライフの再スタートとなる事を願っています。 

斎藤哲也さんのファンの一人、荒木健夫



荒木健夫さんへの返信コメント

荒木さんの人に接する際の優しい気遣い、その深さに感動しています。

年上年下や男女の区別なく、誰にでも同じように接しているのだろうなと。

店舗作りWSでもご活躍いただき、大切な思い出になっています。

店舗再建になったら、様々な仲間と共に素敵な思い出を作っていきましょう。