9/1(水曜日)午後2:30 モールの駐車場でよれよれになりながらも、頑張って生きてきた猫が、旅立ちました。前々から体が茶色に汚れながらも、いつもご飯をがんばって食べてくれていたにゃんこが、ここのところ一週間前から、ふらついていたので心配していました。お水をたっぷり入れたご飯をあげると急いでお水を飲み、少し具合が良くなったりを繰り返していました、8月の末にボランティアさんが一度病院に連れていってくれた後、そのおうちで過ごしていたのですが、様子を見に行った時にはどんどん弱っているのがわかりました。身体も震えています。 朝が来るのを待って、動物病院の予約を取り先生に診てもらうと、”この子はがんが出来ていて、食べたものを消化できない位になっており、辛い思いをしています。天国に行かせてあげるのが、一番この子のためです”という診断でした。 にゃんこの本当の気持ちが、会話できないまま私の判断で、天国に送ってあげるという事はどうなのだろう…。本当にそれでいいのか? 答えはありません。 私に出来る事は、モールで野良猫として生きて来た子、誰かに飼われていてごはんの心配もない子、どんな子も天国に行く時には、誰かがそばにいてその最後を見届けてあげる事。怖い思いや、悔しい思いを一人で抱えて天国に行って欲しくない。ただそれだけです。 この猫は、推定12歳以上だそうです。歯も抜けてしまって、そのせいで自分の身体を身づくろいできず、いつも汚れていたのだそうです。厳しい環境で12年以上、よく頑張ってきたと思います。最後も、何も言わずにひっそりと旅立ちましたが、立派に生き抜いてきた事を褒めてあげました。よく頑張ったね、立派な人生でした。
前回ご報告しましたが、オレンジのママには4匹の子猫が残されていました。オレンジのママは私に子猫を託すように子猫達を外に呼び寄せていたかのようでした。まず、二匹を保護した後、もう一人のボランティアさんが一匹を保護、最後の女の子の子猫は、ごみの収集の車の下に隠れていて、声はするのですが姿が見つからず、翌日にようやく収集車の下にいるところを保護する事が出来ました。上の写真は、その末っ子の子猫の様子です。 ごみの車の下なので、相当劣悪な環境だった為か、この最後の子猫は両目とも真っ黒なタールで覆われていて、目が全く見えない状態でした。ナタリアさんという猫に詳しいボランティアさんが、慎重にタールを拭いてくれてようやく目を開ける事が出来たのです。(収集車から助け出された時の状態、目のタールを少しづつ取り去った後の写真)この子猫達は、まだミルクを飲んでいる状態でした。私は子猫にミルクをあげるボトルフィーディングの経験がないので、ナタリアさんにお願いしました。 皆様に支援していただいたお金の中から、この4匹に毎日4時間おきにミルクをあげてくれているボランティアのナタリアさんに、お礼と諸経費(ミルク代等)を含めて100ドルを送りました。 ナタリアさん曰く、最後に保護された目がタールに覆われていた子は、オレンジ色の猫には珍しい女の子なので、里親探しも少し楽なのでは?と言うことでした。4匹それぞれ幸せに生きていって欲しい。 それが亡くなったオレンジのママの願いであり、私たちボランティアの願いです…!
以前からここに、子供がいるグレーのママさん猫がいるから、保護して避妊をした方がいいと報告がありトラップを仕掛けたところ、この日にカゴに入ってくれたのはこのオレンジの子でした。少し垂れ目で、いつもご飯をもりもり食べる可愛い女の子の猫でした。目的のグレーの子は諦めて、このオレンジの猫を翌日避妊手術に連れて行き、様子を見ているとご飯も食べて元気そうです。 しかし翌日、ここにいつもご飯を持ってきているボランティアさんからそのオレンジの子は最近出産したばかりだから、早く連れて帰ってあげないと子猫がミルクがないと思いますと連絡があり、翌日ママを連れて帰って放した時に、後ろ足が麻痺している様子。急いで捕まえようとしましたが、子猫のいるゴミの回収の車に潜り込み、保護できませんでした。それから二日間、このママを探していたら、ようやく見つかり保護。でもやはり足が動かない様子です。 近くに小さな子猫2匹が泣いていたので、その子猫も同時に保護しました。オレンジのママを病院に連れて行くと、避妊の時の手術で神経にダメージを受けています…なので今自分では、排泄することが出来ない状況です。手当をしてもきっと、ずっと排泄は自力では無理です。それにどんどん身体の中に溜まって行くと辛い思いをするだけですので、天国に行かせてあげるのが一番いいと思いますとの診断でした。オレンジのママはきっと残して来た子猫が心配でたまらなかったと思います。あのままあそこで子猫と暮らしていた方が良かったのに。私がまだ小さい子猫を抱えていると気づけていたらこんな事にはならなかったと言う自責の念でいっぱいでした。 オレンジのママには、残っている子猫は必ず保護して里親さんを探すからと約束して、ママさんを天国に送りました…。やはり猫を天国に送らないといけない時が一番、悲しいです。
8/6(Friday)子猫を捕まえるケージセッティングして2時間待ちましたが、子猫は警戒して出てきてくれませんでした。残念です。(2匹いるはずで、1匹は先日保護してフォスターさんのおうちに預けられたので、兄妹のもう1匹も捕まえたいところなのですが) また来週頑張ってみます!