はじめまして。 一般社団法人NO YOUTH NO JAPANのメンバーで、千葉県知事選の投票率を上げるためのプロジェクト・VOTE FOR CHIBAのリーダーをしている瀧澤千花です。
私は、大学3年生の時のデンマーク留学をきっかけに、2019年7月にNO YOUTH NO JAPANを友人たちと立ち上げ、そこから若い世代の政治参加を促進するために活動をしてきました。
デンマーク留学で見たのは、若い世代の投票率が80%を超える国の、「自分が社会を作っている」という感覚。一人ひとりのその感覚や社会の空気感が、世の中を良い方向へと導いていくことを実感しました。
現在私が取り組んでいるのが、 2021年3月21日投票日の千葉県知事選の投票率をあげるプロジェクト「VOTE FOR CHIBA」です。
目標は、U30の投票率を60%にすること。
前回の千葉県知事選挙でのU30(18〜29歳)の投票率は、約18%でした(全体は31%)。5人に1人も投票に行かない生まれ育ってきた千葉の投票率の低さに、愕然としました。投票率60%のためには、U30世代約46.5万人が投票に行く必要があります。一方で、千葉県の58〜69歳人口のうち、前回の千葉県知事選挙で投票した人数を推計すると、約45万人です。
「若い人は投票に行かない」と言われる続ける社会の中で、U30世代の投票数が58〜69歳の投票数を超える世界を、見てみたくないですか?
私は県立千葉中学校・千葉高校の授業や学生生活を通し、千葉へのアイデンティティのみならず、留学や現在の活動に至るベースとなる社会への問題意識を持つようになっていました。
今回の選挙は12年ぶりに新しいリーダーが誕生するタイミング。
生まれ育った地元千葉の投票率の低さに対して問題意識を持つ私が何らかのアクションを起こさなければ、せっかくのタイミングが過ぎ去ってしまう、このまま同世代の政治参加は盛り上がらず、千葉県のみならず社会全体として「わたしたちが生きている社会を自分たちが決める」という若い世代が社会参画をしていく空気感が生まれないと思いました。
VOTE FOR CHIBAプロジェクトでは、約30人の千葉県にゆかりのある高校生〜社会人を中心に約30名で活動しています。「投票は大事だとは思っているけど、どうしたらいいかわからない」そんな仲間たちと、まずは自分たちが選挙を身近にするところからスタートしています。
①選挙をわかりやすくする・情報発信
「わからないから行かないを無くす」Instagramの運営
とにかく、選挙をわかりやすく。これさえ見れば投票に行ける千葉県知事選挙専用のInstagramアカウントを運営しています。ジャンダーや環境問題などU30世代が気になるトピックに関する千葉県の情報、今回の選挙の争点や候補者比較などをインフォグラフィックでまとめています。
「男女共同参画条例が唯一ない県」「医療や教育費が最低ランク」など、調べていくうちにこれまで知らなかった千葉県の課題が明らかになってきました。
「上から目線の啓発ではない」パンフレットの作成・配布
内容もデザインも全て自分たちで考え、5市の成人式や、県内の高校、千葉県の店舗を中心にパンフレットを配布しています。少しでも千葉県知事選挙に関心を持つきっかけを作りたい、私たち若い世代が取り組みをしていることが、同世代の中に広がってほしいという思いで作成しています。
②選挙をワクワクするイベントに
「選挙割」の実施
選挙って、どうしてもダサいものであったり、意識高いものと思われがち。でも選挙って、そんなに特別なことではないと思うんです。
そこで私たちは、「選挙割」というキャンペーンも始めました。投票済証明書の掲示やVOTE FOR CHIBAのInstagramフォロー提示で割引や特典を受けられるというものです。
私たちがどうして選挙割を選んだのか。それは、「日常から選挙に触れ、ワクワクしたい!」という思いからです。
好きなお店で選挙があることを知る、日常的に利用しているお店が「若い世代が社会に関心を持って欲しい!」と思っていることがメッセージとなり、私たちにとっての勇気になる、「選挙割」を通じて、若い世代だけでなく地域の人と一緒に若い世代の投票率向上に取り組みたいと思い、オフラインでの施策を実施しました。現在、約20店舗以上に協力をいただいております。(3月12日現在)
(このポスターが目印)
アポなしの訪問や突然のInstagramのDMにもかかわらず、20を超える店舗(3/11現在)に協力していただきました。VOTE FOR CHIBAのHPやInstagramのストーリーで紹介しています!
また、株式会社ヒューマンフォーラムが運営する「SPINNS(スピンズ)」との若者の投票率を上げるプロジェクトも実施させていただいております。
SPINNSららぽーとTOKYO-BAY店にて選挙割を実施、お買い物いただいたお客様にはオリジナルVOTED (投票済)ステッカーの配布や、店内での「わたしの生きたい社会」ボードの設置などを行わせていただきました。
リリースはこちら(https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000628.000009612.html)
本当に多くの方々にご協力いただきながら、少しずつプロジェクトの周知やU30世代の投票率向上のために取り組んでいます。
③その他
その他にも、私立高校での出張授業の実施やオンラインイベントの実施など、このプロジェクトを多くの人に知ってもらい、千葉県知事選挙について一緒に考えていきたいという気持ちで様々な取り組みを進めています。
大学生を中心に約30名が活動するこのプロジェクト。これまではこのプロジェクトを実施するために、協賛を獲得したいと動いていました。しかし、全てを賄うほどには上手くはいきませんでした。
これまでの活動と今後この活動を進めていく上で、「15万円」が必要となります。
内訳は以下のとおりです。
ー印刷代(投票啓発ポスター)1000部/10,000円
ー印刷代(選挙割チラシ)200部/5,000円
ー印刷代(三つ折りパンフレット)6000部/約110,000円(※今後も増える可能性あり)
ー予備費(郵送費、交通費、リターンの送料や増刷など) 25,000円
ささやかながら、クラウドファンディングを支援していただいた方には、以下のリターンを用意させていただきます。
クラウドファンディングの結果や、集めることのできた資金の使途、そして投票率向上の行方、私たちの活動報告に関しましてはすべての方にご報告させていただきます。
※ステッカー・ポストカードはデザインが多少変更になる場合があります。
「投票することは、生きたい社会を選ぶこと」
私たちは約5ヶ月間、千葉県知事選挙でU30の投票率を上げるために何をしたらいいか、何が効果的なのか、悩みながら進んできました。
投票率はただの一つの指標に過ぎません。でも、「私たちがここに住んでいるよ」「私たちは、社会に関心を持っているよ」という存在感を示すことはできます。ただでさえ若い世代の人数が少ないこの世の中でわたしたちが生きたい社会を作っていくために、投票することは、大切で一番簡単なアクションだと思います。
4年に一度の千葉県知事選挙。この結果は、十数年の未来をも作っていきます。
自分たちが大人になった時、「私が社会を作っている」という感覚を自分たちも、そしてその下の世代とも一緒に持てるようになりたい。そうすれば、私たちが生きる社会は、もっともっと良くなっていくのではないでしょうか。
「私も何かやりたい」と募ってくれた30人のメンバー、そして協力していただいた選挙割協力店舗や協賛いただいた方・お世話になった中高の先生方、その他多くの方々にとてもお世話になりました。千葉県を良くしようと活躍される多くの方々にも出会うことができ、本当に感謝しています。
投票率を上げる方法に正解はありません。
でも、あともう少し、みんなと一緒にもがいていきたい。どうかご支援をお願いいたします。
Instagram・Twitter・HPにて、随時情報を更新しています!ぜひ、ご覧ください。
NHK(3月3日)・朝日新聞(3月7日)・日経新聞(3月6日)・My Funa.netに取り上げていただきました。
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