こんにちは!青徒です!
大変長くかかってしまいましたが、
シーザノケ第4話(episode.2『転』)の原稿制作を完了いたしました!
ここから先は、製本編集期間に入ります!
前回・前々回と同じく、特典たっぷりの紙本をつくるつもりです!
元来の予定では製本編集期間を2カ月ほどとしておりましたが…、皆様をかなりお待たせしておりますので、何とか1カ月くらいで編集完了できるよう頑張ってみようと思っています…!!!
製本完了の後、リターン品発送を開始するのですが…
今回は皆さんへ紙本リターンをお届けするタイミングを出来るだけまとめて合わせる方向で考えています。
前回までは、リターンの種類ごとに皆さんにお届けするタイミングのズレが大きく、紙本が届いていない支援者様がリターン期間の話題に入りにくい(Twitter等での到着報告やネタバレ等の関係など)…という事があったかと思います。
それを少し改善したく思いますので、リターン品の準備を出来るだけ一度にまとめて、皆様に紙本が届くタイミングを可能な限り合わせようと考えています。(リターン品制作にどうしても時間がかかる方は遅れる事もあると思います。すみません。)
また、完成した第4話は皆様に紙本が届くくらいのタイミングでTwitterにて先行公開しようと思っています!
紙本リターンを選択していない方や、クラウドファンディングには参加していない方も、同じタイミングで最新話を見ていただき、出来るだけ多くの方が同時期に盛り上がってもらえるようにしよう…というのが理由です。
第4話の電子書籍も、先行公開後このリターン期間中にリリースしようと思っています!
このような感じで、以後の製本編集とリターン期間に入っていきます。
紙本以外のリターン品の準備もありますので、リターン発送開始は11月下旬~12月上旬くらいになるかと思います。
状況は随時こちらの活動報告やTwitterでお知らせしていきます!
◆ここからは少し、原稿制作の振り返りを
この度の第4話(epi.2『転』)制作期間は、認知症介護に加え、人生初の長期休暇やバイトの退職、神経痛の悪化等、原稿制作以外で様々な事がありました。
よって皆様には沢山のご心配もおかけしてしまいましたし、大変長くお待たせをしてしまいました。
ただ、そんな中でも「原稿制作そのものの進化」は少しづつながら出来たかなと思っています。
以下のデータは、第2話(epi.2『起』)、第3話(epi.2『承』)、第4話(epi.2『転』)それぞれの原稿制作時間を1ページ平均で算出したものです。
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■■■第2話『起』■■■
1P平均 40.9時間
・作画アシスタント無し
■■■第3話『承』■■■
1P平均 30.4時間
・作画アシスタント有り
■■■第4話『転』■■■
1P平均 26.1時間
・作画アシスタント無し
===========
第3話制作では作画アシスタントにお手伝いいただいて30.4時間/1Pでしたが、今回の第4話制作では全て1人で描いて26.1時間/1Pでした。
また、今回の第4話制作では、1人で描き上げられる速度の限界までだいたいやり切れたかなと思っています。フルデジタル作画に移行もしましたが、コマを越えたシーンの構図作成や独自の視線誘導作画、伏線・整合性に合わせた背景の描写等、作者自身と人の手でしか描けない部分が多く、デジタルの機能やコピー&ペーストでこれ以上制作速度を上げられる作品ではないので、1人で描ける速度の限界値はこの辺りだろう…と。
という訳で、次の第5話(epi.2『結』)制作からは、本格的に作画アシスタントさんに入っていただく事を考えています。
僕自身の将来的な目標として、3カ月に1話を更新するペースで描きたいと思っていて、1カ月に10~12ページは進めるスピードが必要だと思っています。
それをやる為に1ページ平均20時間の実現を目標としているので、次の第5話『結』制作では作画アシスタントに入ってもらいながら20.0時間/1Pを目指して進化しようと思っています。
今でこそ1話製作ごとにクラウドファンディングが必要なので、1話進めるのにプロジェクトごと1年以上かかりますが、
やはり将来的には3カ月に1話更新、1年~1年半ごとに200ページくらいの単行本を刊行していくのが目標なので、そこに照準を合わせた進化を続けていきたく思っております。
まだまだ今は踏ん張り時。軌道に乗せるその瞬間まで、粘り強く頑張ります!
こちらは8月に描いたカラーのしざのけ。ノケが珍しくショートです。
最後にもう1つ。
自身への覚え書きのようなものでもありますが…
近いうちに、第1話の冒頭に4ページほど新規追加ページを描こうと思っています。
これまでの冒頭ページであるこれ↓の前に、
その4ページを追加する予定です。
理由は、「やはり今のままでは1話としての訴求力が弱いこと」です。
この第1話というのは、コマ割り革新の本プロジェクト(episode.2)を考案するより6年ほど前に描いたもので、短編1話用に構成した為に、2話以降への引きとなる設定情報を意図的に省いています。
また、当時23歳という事もあり、実力不足にて冒頭ページでの訴求力が足りておりません。
その2点については、本プロジェクトを始める前から自身の弱点として認識していて、活動を続けていく上での足かせになるだろうという事はわかっていました。
(それでもここまで支援し、支えてくれる方がこんなにも居てくださる事は本当に奇跡的だと思っておりますし、本当に感謝に堪えません。)
本当にスマートにシーザノケプロジェクトを運んでいくなら、第1話を描き直す所から始めた方が良かったと思います。
しかし、【得たもの42】を読んでくださった方や、昔から応援してくれている方はご存じかと思いますが、スマートに漫画を描き直すほどの余裕は僕の人生にはありませんでした。
常にその時その時をギリギリで生き繋いでここまで来たので、1話の弱さを取り返す事が出来ない悔しさと葛藤をずーーーっと心に抱えたまま、今日まで日々の制作ライフを過ごしています。
Twitterにはメディアエンゲージメントがわかる機能が付いています。最初の4ページだけ読まれて、5ページ以降が読まれていない、いわゆる「離脱率」も、メディアエンゲージメントでよくわかります。
電子書籍の方も、第2話への続巻購買率が低い。
この先シーザノケは第5話、第6話と更に面白くなっていくのに、第1話が弱いせいでそれを知ってもらえない…というのが、とても苦しい。
…という訳で、ずっと苦しんで来た第1話の葛藤を、次のクラウドファンディングを始める前に解消しておくべきだ…と思い至りました。
冒頭4ページを強引に差し込むだけなので、完全に解消できる訳では無いですが、せめてそのぐらいはしておきたい。
ですので、近々第1話の追加ページを描こうと思っております。
追加で描いたページはTwitterや無料版が読めるサイトの方で載せます。
また、いずれ第1話~第5話をまとめた単行本を出したく思っているので、そこにも載せます。
電子書籍の方も、ページの追加や差し替え自体は可能なようなので、「冒頭4ページ追加」という形が許容範囲なのであれば、改訂版が出せると思います。既に購入済の方には、買い直していただく必要が無い形で(「更新」という形になると思います)ページ追加したいと考えております。(現在調査中なので、もしできなかったらごめんなさい。情報が確定次第、また報告します。)
右往左往で、なかなかスマートな創作活動が出来ない漫画Artist青徒愬良ですが、「この作品を絶対にどうにかする!」という点では誰にも負けずに活動しているつもりです。
一生を捧ぐに値するテーマを、この作品には載せておりますから。
長くなりましたが、これにて第4話の原稿完成報告と、直近の予定・直近の作者の思考の報告を終了したく思います!
引き続き活動報告や青徒Twitterにて、進捗を更新して参りますので、よろしくお願い致します!
それではまた!m(_ _)m
P.S.良い空に出会ったので、皆様にも。