私たちは、業界シェアNo.1の業務用飲料提供機器(いわゆるビールサーバーやウォーターサーバー)の製造元として、30年以上にわたって消費者の皆様に美味しい・旨いお飲み物を提供して参りました。しかし、昨今の新型コロナウイルスの感染拡大により、飲食店の営業時間短縮、各種イベントの中止等が相次ぎ、消費者の皆様の外食する機会が大きく減った結果、私たちの仕事は大幅に減少してしまいました。
「ビールサーバーがダメならば!ビールサーバー調の何か目新しいものを作ろう!」と空いた時間が出来たことを前向きに考え、消毒液のポンプに手を触れず噴射できる足踏み式消毒液ディスペンサーを開発しました。コンセプトは、「 店頭で目を惹き、つい踏みたくなるオシャレなディスペンサー 」です。同じ埼玉県川口市の中小企業で協力し、ディスペンサー用のオリジナルスタンドも開発しました。ありそうでなかったオシャレな足踏み式消毒液ディスペンサーを活用し、感染拡大防止に貢献することが出来れば幸いです。
◆足踏みボタンを踏むだけで、手を触れず消毒液を噴射できる!
◆ビールサーバーのような高級感のあるデザインで、設置場所のインテリアや雰囲気を損ねない!
◆駆動部は足踏みのみ!電池を使わないので、故障の可能性が極めて低い!
※真鍮は銅を含むため、使用していると緑青が生じる可能性が御座います。市販のサンドペーパー(紙やすり)で軽く擦れば、本来の光沢に戻すことができます。
卓上アクリル台や、アルコールポンプカバーも製作しました。カウンターに設置してご使用頂けます。
こだわり・特徴
このプロダクトには3つのこだわりがあります。
①デザイン(意匠性)
今までの消毒液スタンドになかったビールサーバー調のデザイン。店頭等でご使用になる方の目を惹くことでしょう。
②消毒液噴射機構
ペダルを踏んで押し出された空気だけを駆動力に、ボトル内の消毒液を吸い上げ、手元に適量を噴射するというオリジナルの機構を開発しました。特許出願済みです。
➂材質と製作
本製品は全て日本で製造し、組立てしています。金属部分の材質は、銅を60%以上含有する真鍮(しんちゅう)材を使用しています。また、スタンドは錆びないステンレスを使用し、高級感を演出するためヘアライン仕上を施しています。
※当社の真鍮材について
当社の製品は快削黄銅(C3604)を使用しており、銅が約65%含まれています。
スケジュール
2021年3~4月 クラウドファンディング開始・先行製造開始
5月 クラウドファンディング終了
6月上旬 量産開始・先行製造分リターン発送開始
8月下旬 リターン発送開始
おまけ・・プロダクト誕生までのお話
冒頭でご挨拶させて頂きましたように、新型コロナウイルスの感染拡大により、飲食店様は非常に厳しい状態になっていると思います。私たちも、飲食店様が使用される業務用の機器を製造しているため、ちょうど1年くらい前から、売上げが減りかなり厳しい状態です。私たちがこの危機を脱するためには、飲食店様に元気になってもらわなければなりません。飲食店様が元気になるためには、接触感染する確率を少しでも減らし、お客様にお店に来て頂く環境を作らなければならないはず。そのためには、手指の消毒を徹底して行って頂けるような仕組みを作らなければならないのではないか。お店に入った途端、つい目を惹き、踏みたくなってしまうような仕組み・・この仕組みが出来れば、飲食店様に限らず、色々な場所で活用できるのではないか。そんな思いから、「足踏み式消毒液ディスペンサー」の開発に着手しました。
世の中にある足踏み式消毒液ディスペンサーや消毒液スタンドは、ご存じの通りペダルを踏むと樹脂製ボトルが上下したり、ノズル部分を押したりすることで消毒液が噴射されるというものがほとんどです。既にお持ちのボトルが使え、スタンド自体も安価なものが多いため、総じてコストメリットは高いと言えます。しかし、目を惹くのかというと、疑問です。なぜなら、樹脂製のボトルが使用者に丸見えの状態のため見栄えが良くなかったり、スタンド自体はスッキリとしたデザインのものが増えてきましたが、結局ボトルが見えてしまったり・・・店頭に設置するならば、オシャレなデザインのディスペンサーが良いはずなのに、市販のものではなかなか見当たりませんでした。
私たちはビールサーバーの部品メーカーですので、「折角ならサーバーのようなデザインのものを作ろう」とノズル部分の設計から始め、次に足で踏んで消毒液が出る機構について検討を始めました。「ペダルを足で踏むと、ボトルの中の消毒液が押し出され、手元に噴射される」という簡単な仕組みですが、やってみると意外と難しい!全く噴射されなかったり、噴射はされても量が少なかったり、または消毒液が出続けて止まらくなってしまったり、消毒液が逆流してペダル部分が水浸しになったり・・・100回以上の試行錯誤の末、ペダルを踏むと消毒液が適量出るという仕組みを作ることができ、特許出願もすることができました。
仕事が減り時間ができたことで始まった本プロジェクトですが、社員全員で意見を出し合い、一つの形に出来たという達成感は、今後別の製品開発にもきっと活かせると思います。ただの自己満足で終わらず、皆様に使用頂き、社会貢献出来たら幸いです。
<All-in方式の場合>
本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。
コメント
もっと見る