小林一雅と申します。私が「農業をしよう!」と思ったきっかけは農薬や肥料を使わずに育てたお米を食べた時の感動が忘れられず、「これからの世の中にはこんなお米が必要だ!」、そんな思いからこの世界に入りました。
今回は脱酸素処理した自慢の米ぬかを使った“米ぬか石鹸”にチャレンジします。そしてクラウドファンディングという新たなジャンルにもチャレンジします。ぜひ最後までページを見て頂ければと思います。
大学を卒業し高校の教師として、教育というやり甲斐のある仕事と、人間の健康・生命の基本である農業を両立し、平成18年姫路市林田町で農薬、肥料を使わないお米作りを始めました。
こばふぁーむは農薬、肥料を使わず作物を栽培しています。それゆえ手作業での除草、機械除草を何度も繰り返すため、一般の栽培法に比べ格段に手間ひまがかかります。その反面、肥料を使わず育てることにより硝酸態窒素が及ぼす人体への悪影響がないため、安心・安全でおいしい!農作物ができます。しかし、私たちが実施している秀明自然農法は健康にいい作物を作るだけではありません。
(雑草取りが大変です!)
多すぎる肥料は土壌の生態系を狂わせ、タガメやトンボなど多くの生物を激減させています。また農薬は川を通じて海に流れ込み、海の生態系を破壊しています。農薬や肥料を使わないことで本来あるべき健全な状態の土壌が作られそれらの養分は川から流れ出て海の生物を育みます。私たちは秀明自然農法通じて、田んぼや畑から自然環境を蘇らせる手助けをしています。
私たちの田んぼや畑にはタガメや車軸藻など絶滅危惧種が返ってきました。農薬や肥料を使わない農業を行うことで作物や生き物たちにとって心地よい環境が自然と作られるのです。
この取り組みが評価され平成26年には『環境保全型農業推進コンクール近畿農政局長賞』をいただきました。
農薬や肥料を使わない農業を行うことで、おいしいお米が収穫できてもお客様にお届けするまでには、精米などいくつもの工程があります。私たちは、その工程で品質が劣化しないように精米所にもこだわります。
【低温精米機】
ファンがまわり、お米の温度が上がらないように精米できます。精米時にお米の温度があがると食味が落ちます。よりおいしく食べていただきたいので、こだわっています。
【穀粒精選機】
精米で割れたお米を2.0mmの網でふるって取り除きます。小米や割れたお米がありますとご飯の炊きあがりが悪く、お米がべちゃつきます。砕米抜きで割れたお米を取り除くことで、お米の粒ぞろいがよくなり、炊き上がり抜群のとても美味しいご飯に炊きあがります。
【研米機】
精米したお米には、「ぬか」がついております。研米機でお米をブラッシングし、ぬかを取り除いてあげます。冷めてもおいしいご飯になります。
【色彩選別機】
精米、玄米とも2回色彩選別機をかけて、異物を除去します。玄米の場合は、色彩選別機からの工程になります。
【計量器】
計量器でしっかり計量し、最後にパック詰めを行います。炭酸ガスを充てんし、脱酸素パックで、品質維持に努めております。パック詰めの後は、契約している低温倉庫にて年間13度の温度管理の元、こばふぁーむの貴重な秀明自然農法米を保管し、皆様の元へお届けさせていただきます。
私たちは米のほかに麦、大豆、黒大豆を生産しています。
(黒豆の収穫です)
(大きく実った麦の穂です)
精米して残る米ぬかは低温倉庫で在庫となっている状態で経費ばかり掛かっていました。
今回その米ぬかを使い、“米ぬか石鹸”にチャレンジします。そのきっかけは香寺ハーブ・ガーデンの福岡社長とイベント会場で出店ブースは隣り合わせになりました。
(香寺ハーブガーデン福岡社長)
その場で在庫の米ぬかの話になり、福岡社長から「米ぬかは肌にいいし、石鹸を作ってみませんか!」と提案がありました。香寺ハーブ・ガーデンは薬草などから成分を抽出する技術は日本ではトップクラスだと知り遣り甲斐のある仕事になりそうな予感を感じました。
やるからにはより良い商品を作りたい!私は米ぬかを脱酸素処理で品質を保持することにしました。
そして3月末、待望の米ぬか石鹸の試作が上がってきました。
香料、保存剤など化学物質を一切使わない植物性100%。米ぬかで肌にやさしい自慢できる石鹸を期待してください。
【支援金の使い道】
・米ぬか石鹼開発、試作費 10万円
・ラベル製作、印刷費 5万円
・米ぬか石鹼製造(50個) 10万円
・PR費、雑費、手数料 10万円 /の一部として使用させていただきます。
【最後に】
農家は生命に向き合っています。大地の声を聴き、大地から教えてもらいながら、命をつなげていく。それが農家の役割だと考えています。
今回のプロジェクトは、この考えに基づいた新たな試みです。皆様のご支援よろしくお願いします。
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