【2021年5月21日追記】
5月13日に開始した当プロジェクトですが、皆様の力強い応援のお陰で5月19日にわずか1週間で目標金額である100万円を達成することが出来ました!!
下記「資金の使い途・実施スケジュール」の項目で記載してあるように、今後はひとまわり大きな脱臭装置導入にを目指します。プロジェクト自体は6月15日まで継続しますので、引き続きの応援・シェア・拡散・噂話等々をよろしくお願いいたします。
【以下、本文】
沖縄初のBean to bar専門店 TIMELESS CHOCOLATE にて製造管理をしている野村雄太です。出身は東京都と神奈川県の県境にある「町田市」というベッドタウンです。
2012年頃よりコーヒーの魅力に惹かれ、焙煎の仕事をスタート。その後は東京のカフェなどで経験を積みながら、今日に至るまで通算400トンぐらい焙煎してきました。(一杯のコーヒーは約20gなので、大体2,000万杯分ぐらいです)
・全日本コーヒー商工組合連合会(J.C.Q.A.) 認定 コーヒーインスラクター1級
・CQI(Coffee Quality Institute) 認定 Qアラビカグレーダー
といった公式ライセンスも取得。主だった職務はコーヒーの焙煎とそれに伴う原料の選定、工房や工場のオペレーション構築・コストリダクションといった既存の工程のアップデート、品質管理や安全衛生、機材のメンテナンスなどに従事してきました。
自他ともに認める筋金入りのコーヒーマンです。
沖縄に来たのは2020年4月。職場が沖縄市のパークアベニューにあったので、住居も沖縄市に決めました。初めてコザに来た時からどこか親近感を抱いたのは今でも覚えており、後になって沖縄市と地元の町田市が姉妹都市だと知りました。
移住してからは前職までのキャリアを活かし、ビーントゥーバーチョコレートの製造・品質管理といった業務をしておりました。しかしながらこの度、お世話になったTIMELESS CHOCOLATEから独立し、
自分の納得のいくコーヒーを提供するため、またコザの街でコーヒーを飲める環境づくりのためにプロジェクトを始動させることとなりました。
僕が暮らす沖縄市は、沖縄本島中部に位置し、沖縄県では那覇市に次ぐ人口約14万人の第2の都市で、以前は那覇を凌ぐ繁華街だったそうです。しかし現在では、シャッターを閉めているお店も多々見受けられ、昔の賑わいを連想させる商店街のシャッターは少し寂しく感じます。
沖縄市や有志の方々の協力もあり、IターンやUターン事例も徐々に増え、ここ数年の間に街の中は少しずつ賑わいを見せ始めています。
とは言ったものの、市の中央で一番人の多いパークアベニューやゲート通り近辺には、昔ながらの喫茶店こそ僅かに点在するものの、世の中にこれだけ沢山存在する「コーヒー専門店」は1軒も存在しません。
私をはじめ、街で仕事をしている人たちはコーヒーを飲むこともままならない現状です。
ふとした時に「コーヒーが飲みたいなぁ」と思ってもなかなかコーヒーが無いこの街で、自身が思った小さな不満を端に発し、コーヒー屋を開こうと思い、今回のプロジェクトに至ります。
僕が作りたいお店のコンセプトは前提として「美味しいコーヒーが飲めるお店」であり、この街の明日をより良くする為の中継地点として機能する「コーヒーハウス」です。
コーヒーハウスとは17世紀中頃にイギリスをはじめとする欧州諸国で栄えたコーヒー店。多くの人が集まり、情報交換の場所として、政治や経済、文学や芸術などの議論も活発に行われてきました。
今回、僕が借りる物件は沖縄市の中央。アーケードの一番街の中の物件。
元々はアーケード内の散髪屋だった物件ですが、「コーヒーを飲める環境に整えられるのではないか」と思い、コーヒー「ハウス」とは名ばかりの12坪の小さなテナントに決めました。
初めのうちは街の小さなコーヒーショップでもいい。どなたにとってもリラックスしてコーヒーを飲めるお店作りを目指しつつ、色んな方が交わる場所をこれから作っていきたいと思います。
学生時代は音楽やストリートカルチャーに没頭して過ごす。20代半ばで「美味しいコーヒー」を求めてブラジルへ行くものの、「美味しいコーヒーは先進国への輸出品」と現地人に教えられてカルチャーショックを受ける。
「この人たちにも美味しいコーヒーを飲んでもらいたい。」
気づけばコーヒーの虜になっており、27歳の時にuccグループの工場で約3年半、焙煎部署の責任者としてひたすらにコーヒーを焙煎。その後、自身の焙煎したコーヒーを手土産に2度目のブラジルへ。
退職後は「お客様と近い距離で仕事をしてみたい」と思い、小規模のロースタリーや自家焙煎コーヒー店にて都内を中心に勤務する傍、アジアのコーヒー生産国を訪問。
CAFERES(カフェ・喫茶ショー)やSCAJなどの展示会にも出展、カフェのコンサル業務などを経験し、2020年に来沖。TIMELESS CHOCOLATEにてチョコレートを1から学ぶ。
結果として「やはりコーヒーが好き」と再確認。現在は自身の店をコザでオープンする為に奔走する日々を、楽しく、忙しなく、充実しながら過ごしています。
1983年生まれ、青森県出身の元バンドマン(Dr)。
20代前半よりバンド活動の傍、uccグループでバイトを始めコーヒーの人としてキャリアをスタート。大企業から個人オーナーのカフェなどを渡り歩き、ひたすらにコーヒーを淹れ続けた生粋の抽出人。兎に角、抽出におけるひとつひとつの所作が綺麗な「ドリップマスター」。
敢えて時流に流されない抽出メソッドで大会に参加したり、所謂「いぶし銀」なスタイルが最大の魅力。
ふとしたきっかけから2018年に野村と出会い(割愛)、意気投合。計らずもしばしば苦楽を共にする。
国内でも数少ないSCAJ(日本スペシャルティコーヒー協会)認定アドバンスド・コーヒーマイスター取得者でもあり、野村の良き理解者でもあり、悪友でもある。
2021年8月のAMBER HOLIC.オープン迄に沖縄に移住予定?!
<資金の使い道>
・脱臭装置
コーヒーを焙煎すると大量の煙が出ます。少量だと大した問題にならないのですが、たくさんコーヒーを焙煎すると。。。
今回の出店はテナントや住居が密集する地域、近隣の方にご迷惑をかけずに長く続ける為にも脱臭装置はマストアイテムとなりました。
この手の機械はどうやらピンキリの様ですが、喫煙所に置いてある脱臭装置が20万円ほどする事を鑑みますと、「今回導入する装置は100万円以上はかかるだろう」という結論に達しました。
上記画像の大きな脱臭装置は150万円、ワンサイズ落とすと100万円。
今回のクラウドファンディングの資金の使い道としまして
達成率100%未満:約100万円の脱臭装置
達成率150%以上:約150万円の脱臭装置
皆様のお力添えで脱臭装置を導入させて下さい!!
※余剰資金が出た場合は、改装費用に充させて頂きます。
<実施スケジュール>
・5月:解体・片付け
・6月:工事開始
・7月:什器、設備等導入←脱臭装置導入予定!!
・8月:オープン!!
<リターン品のご紹介>
今回ご用意しましたリターン品の一部をご紹介します。
「応援パック」:¥1,000
ただただ応援したい方向けのリターンです。私たちからメールで感謝の気持ちとお店がオープンするまでの活動報告ブログのパスワードをお送りいたします。
「松野さんスマイルサービス券」:¥2,000
普段あまり感情を顔に出さない「いぶし銀」こと松野さんが、満面のスマイルでコーヒーを提供してくれます。0円スマイルより、グッドコーヒースマイルより、コザの昼間に松野スマイル。
※店舗利用のみとなります。
「COFFEE GIFT(A)」:¥4,000
「コーヒーメーカーで淹れたって美味しい」AMBER HOLIC.オリジナルブレンドを200g、ミューラリストKOMESENNIN9が手掛けた店舗ロゴのステッカーと応援パック付!!
「COFFEE & CHOCOLATE GIFT」: ¥7,000
レモンティーの様な不思議な風味。既存のプロセスと異なるシングルオリジン「BRAZIL FAZENDA GUARIROBA / YELLOW CATUCAI 200g」と、野村のタイムレス卒業制作こと「TIMELESS CHOCOLATE BRAZIL 76.1%/AMAZONAS×AGUNI PURE BLACK」のブラジルコンビネーション。
※ステッカー、応援パック付
「あなただけのブレンド作ります」:¥50,000
有資格者の2人(野村・松野)が、あなたの好みをヒアリング。世界で1つだけのあなたのブレンドを一緒に作ってみませんか。もしかしたら期間限定でAMBER HOLIC.で販売されるかも?!
※以下、リターン品の一覧になります。
AMBER HOLIC.を立ち上げるにあたり、協力して頂いたアーティストをご紹介します。
KOMESENNIN9(AMBER HOLIC.ロゴ製作)
とある日本の海と山のある街で育ち、2003年からスプレー缶を握り始める。
音楽やストリートカルチャーといった環境の中で培った間のバランスと、自然がくれるヒントに加え、現場の空気を混ぜていく。 DNAの螺旋をベースに、相対的ものを一つにまとめ独自の流れと空間を作り出し、調和を目指す。
国内外で活躍するgraffiti writerとのエキシビジョンや、陶芸家とのコラボ、都市のデッドスペースの新たな価値付けを目標にしたアートプロジェクト「BCTION」への参加など精力的に活動。その後はアメリカ、ヨーロッパに渡り、海外でのミューラル制作が評価され、数々のプロジェクトに参加。
現在も壁画制作を軸にアーティスト、百貨店、アパレルメーカーや映画へのデザイン提供など活動の幅を広げている。
岩永 和久(オリジナルカップ製作)
1981年 佐賀県有田町生まれ
大学卒業後、実家の窯元・伯父山入社。
有田窯業大学校で焼き物づくりを学び、有田でも数少ない『石膏型職人』として活躍中。
第113回 有田国際陶磁展にて「有田焼創業400年記念 佐賀県知事特別賞」を受賞。
スペシャルティコーヒー専門誌「Standart」10号"Meet Your Guest"にインタビュー掲載。
『伝統の技法や文化を守るのはもちろんですが、これからに繋がる新しい事に挑戦していくのも伝統に繋がると思ってます』
「カップ」という形でコーヒーに携わる職人であり、本人もまた無頼のコーヒー好き。
「最後の最後に」
ここまで読んでいただき、ありがとうございました。
今回のクラウドファンディング立案も、お店作りも、沢山の人に支えられて進んでいます。
コーヒーの歴史は古く、時を遡り6世紀から9世紀のいずれかの日に、エチオピアの山奥で見つかった赤い実の種を焙煎したもの。とても不思議な飲み物で、いつの時代でも人々を魅了し、文化の発展に大きく貢献してきました。
遠い海の向こうに想いを馳せながら、「誰にでも身近な中継地(ハブ)として大好きな街に根付く文化を作っていきたい。」と日に日に思うようになりました。
僕自身、コザの街に新しいコーヒーハウスが出来る事を誰よりも楽しみにしています。
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